小さな一歩で人生は激変する
15年前の桜のつぼみがちらほら出てきた頃、2人の若者が同じ大学を卒業しました。
彼女らには共通点が多くありました。どちらも若い女性で、学生時代の成績は中の上、気さくな人柄でした。それに2人ともー大学を卒業する若者のほとんどがそうであるようにー将来に幸せな夢を描いていました。
この2人が最近、卒業15周年記念の同窓会に出席するために母校を訪れました。
彼女らには、今でも共通点が多くありました。どちらも幸せな結婚をしていて、子どもがいました。そして、蓋を開けてみれば、どちらも卒業後にはメーカーに就職をして、今もその会社で働き続けていました。
ただし、異なる点が1つだけありました。2人のうち1人は、「自分はこの程度」「人生こんなもの」と、なんとなく予想される型にハマって自分をちょっと騙しながらなだめながら日々を過ごし、もう1人は「人生すごく楽しい♪」「本当に毎日が彩り豊かでありがたい」と感じながら、大好きな人たちと新しいチャレンジや面白い遊びなど、生き生きと毎日を送っていました。
「なぜこのような差が、人々の人生には生まれるのだろう?」
そんなふうに思われたことはありませんか?
生まれつきの知性や才能、努力が常にその要因とは限りません。一方が周りに恵まれて、もう一方がそうでなかったわけでもありません。
その違いは、どんな世界を見て、どんな気づきを得て、自分になにを許可するかにあるのです。
それらを、様々な形でみなさまと共有し活かしていく、自分を生きる実験場として「ハナココロ」が存在します。