最初に挙げるべきは、「自由な働き方をするつもりはなかったのに、いつの間にか自由になっていた」という話だろう。そういうことなどない。

これはただ単に、「何の努力もせずにお金持ちになる方法がある」と言った方が大衆にウケるので、作り話が上手い人がいるというだけの話である。上辺をとりつくろおうが、ねこを被ろうが、自由を手にした人の全員が、”自分の意思で状況を変えるために決断し、行動した”という事実は変えられない。

突然リストラにあったとしても、それは単なるキッカケに過ぎない。いつの間にか自由な働き方に”なってしまった”など、ありえないのだ。だから、自由な働き方をしたければ、誰かが自由にしてくれたり、あなたを金持ちにしてくれるのを期待して待つのではなく、とにかく頭を使い、手を動かすべきだ。

最後にもうひとつ。「あなたはタイミングが良かったからいいかもしれない。でも、今からやっても遅いし、同じことはできない。」という迷信。

確かに、私とまったく同じことをやろうとしてもできないだろう。だが、勘違いしないで欲しい。これからやるのは”マンツーマン講座”だ。

「まったく同じことをやれ」というなら、わざわざマンツーマンにする必要はない。ネットにその方法を書き記せば良いのだから。そうではなく、時代に左右されない本質を教えながらも、あなただけの道しるべを見つけていくことが目的だ。

自由になるのは無理だと考え、その考えにずっととらわれていれば、奴隷のような生き方から抜け出すのは難しい。私がまわりよりも頭ひとつ抜けていることがあるとするなら、どんな状況でも自分は「自由になる」と信じて、あきらめなかったことだ。そうでなければ、自由な働き方など絶対にできなかったと思う。

さて、前置きはこのくらいにして、「自由な働き方」の具体的なレッスンをしていくとしよう。