卑弥呼の早期退職日記【933】

卑弥呼は
39年看護師をしていて


あと3年で
定年だと言うのに


2020年の6月末で
早期退職しました。


まだコロナの正体が
よく解らず


病院の正面玄関の外で
あの頃テレビでよく見かけた
防護服を着て


外から来た人すべて
もちろん医院長も
新聞配達のおじさんも


すべてに
非接触性の体温計で
熱を測って
その場で体調を聞き取りする
仕事を担当していました。


勤めていた職場は
精神科なので


老人ホームに入居する
高齢者で


コロナ感染した人を
治療する病棟が作られ


基礎疾患のない
看護師が配属になり


さらには
他の病院にも
応援に
狩り出されていました。


そのころ
志村けんさんや
岡江久美子さんが
亡くなって


もし
卑弥呼が感染したら
呼吸器疾患があるので
イチコロだと思い

後悔しないために

定年退職後に考えていた
精神疾患を持つ方が入居する
グループホーム設立計画を
前倒しして


シェアハウスに
計画を変更し
設立しました。


グループホームだと
認可の関係で
法人化しなければならないし


スタッフを雇ったり
建物の消防法や
建築法が絡んで
時間もお金もかかるので


卑弥呼ひとりで運営できる
シェアハウスに
変更したわけです。

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