XP-Pen Artist13.3proのレビュー!3Dモデラーコスパ最強の液タブ?

キャラクターなどをモデリングする3Dキャラモデラーにとって、もっと作業を効率的に、直感的に行いたい!そう思っている人も多いのではないでしょうか?

 

そこで今回はXP-Pen社のArtist13.3Proのレビューをしたいと思います。

 

XP-Pen社は液タブや板タブに力を入れている中国メーカーで、Artist13.3Proもコスパが高いということで人気が高いです。

 

13.3インチの液タブで、画面サイズがA4サイズに近いということでサイズ感的にも扱いやすいのも特徴で、スカルプト機能を使ってモデリングする3DCGモデラーにおすすめの機種です。

 

ということで、実機を使って3Dモデラーとしても機能が十分なのか?Artist13.3Proの良い点、悪い点含めて詳細をレビューしていきますので是非参考にしていただければと思います。

 

XP-Pen社の人気液タブにArtist12セカンドもあります。Artist13.3Proと比べ一回り小さいタイプでこちらも気になっている方も多いと思います。
 

Artist12セカンドのレビューは以下の記事を参考にしていただければと思います。

 

XP-Pen Artist13.3proレビューの結論

Artist13.3proの総合評価

今回はArtist13.3proを①ペンの感度、②画面サイズ、③価格、④操作性、⑤サポート充実度、について評価してみました。
 

評価結果ペンの感度画面サイズ操作性価格色表示サポート充実度


ペンの感度は、視野角が178度、筆圧感度が8192レベル、傾き検知が60°ということで、「〇」。

 

画面サイズは13.3インチということで、A4同等(横幅は同じ、縦が若干短い)ということでに「〇」。

 

操作性は8個のショートカットキーと、リングホイールが付いているので、「◎」としました。

直感的作業が必要な3Dモデラーにバッチリ

液タブというと、2次元のイラスト系に使われるんでしょ?と思われる方もいるかもですが、3Dモデラーにもバッチリ使えますよ。

 

私は3DCGソフトのZbrushBlenderを使うのですが、粘土細工をする感覚で直感的に3Dモデリングするスカルプティングなんかには本当に重宝しています。


 

MAYAも使えますし、3Dモデラーが良く使うテクスチャーソフト(Photoshop)などにも対応していますよ。

 

XP-Pen社はペンタブに強いメーカーで日本国内だとワコム社に次いで2位のシェアを占めています。

XP-Pen Artist13.3pro開封レビュー

それでは早速、Artist13.3proを開封していきましょう。

蓋を開けると以下の通りArtist13.3proの本体が現れます。

Artist13.3pro本体を出すと付属品たちが入っています。

右がスタンド、左がコンセント類です。スタンドが付いているのは嬉しいなー。

スタンドの詳細は後述しますね。

スタンドを出すと真ん中がコード類が入った箱で、右がペンです。ペンは後ほど詳細を!

コード類を出すと以下の通りで、基本は左側のコードを使ってパソコンと繋ぎます。電源もパソコンからもらう感じですね。

電源コードの接続方法などは後述します。

保証書やクイックマニュアル、手袋、クリーニングクロスなどが入っています。

コンセントの差込口は以下のようにグローバルを考えてたくさん入っています。

日本で使う場合は一番下のものですね。

XP-Pen Artist13.3proの特徴

ここからはArtist13.3pro特徴についてご紹介します。

スタンドは放熱やすいデザイン

先に少し触れましたが、Artist13.3proにはスタンドが付いています。

角度は調整はできませんが、無料で付いているならうれしいですよね。

Artist12セカンドには付いていませんでしたので。

横から見るとこんな感じの角度です。

スタンドにArtist13.3プロを載せるとこんな感じです。フィルムが貼ったままですみません。

角度固定ですが、全然問題ないですよ。個人的にベタ置きよりはスタンドである程度角度が付いていた方が助かります。

もし角度調整したい場合は、以下のような角度調整用のスタンドがXP-Pen社から出ていますので、それを購入すると良いですよ。

ペン

Artist13.3proのペンはペンケースに入っていまして、そこから出すと以下の感じです。
以下のように替え芯も8本入っています。
ペンケースの蓋はペン立てにもなりますよ。

Artist13.3 Proのペンは充電、電池レスなので重くて書きづらいなどはなく、軽くて長時間使っていても全然疲れないです。

これは3Dモデラーにとっても嬉しいですよね。

それと以下のように2つのボタンが付いていてペンと消しゴムの切り替え右クリック機能として使えます。

こうゆうのがあるだけでかなり効率が良くなります。

ペンは消耗品なのでもし壊れた場合はアマゾンなどでも買えますよ。

リングホイール

Artist13.3 Proの嬉しいのがリングホイールが付いているところ。

3Dモデラーだと頻繁にモデルの拡大縮小を繰り返すので、これがホイールでできるのは嬉しいです。

いちいち、親指と人差し指使ってやってられないですもんね。

モニター

モニターサイズは13.3インチということで、A4より少し小さめで、一般的に使われているノートパソコンのサイズと同じですね。

 

画面はフルラミネート加工されておりガラス素材とスクリーンがしっかりと密着されているので、視差ストレスフリーな作業環境を提供してくれます。
 

フルHDディスプレイは、88% NTSC(Adobe RGB≧ 91%, sRGB≧123% ) で綺麗すぎるぐらい。
 

液晶はデザイナーに適していると言われているIPS液晶です
 

IPS液晶は 発色が良くて視野角が広く、いろんな角度から見ても色が安定しているのが良いと言われている液晶です。

Artist13.3 ProとArtist12セカンドの比較

Artist13.3 ProとArtist12セカンドのどちらを買うか迷っている方のためにも、Artist13.3 ProとArtist12セカンドで何が違うのかを比較しておきましょう。

 

やはり大きな違いは当たり前ですが画面サイズ(作業エリア)です。

上の写真で上側がArtist12セカンド、下側がArtist13.3 Proです。

 

並べてみると、サイズの差が一目瞭然ですね。

色域は若干Artist13.3 Proの方が劣りますが、視野角、筆圧感度、傾き検知などは同じです。

 

Artist13.3 Proにはリングホイール(写真内の赤丸形状)が付いているのがプロ向けなところです。リングホイールの感度は気持ちいいです!

なので、これらを比較してやはり作業エリアが大きい方が良いという方はArtist13.3 Proを選ぶべきかと思います。

Artist13.3 Proのドライバーインストール

Artist13.3 Proのドライバは以下のXP-Pen社の公式ホームページからダウンロードできます。

Artist13.3 Proのドライバダウンロード

WindowsMacともにドライバーが用意されています。

お使いのパソコンに、もともと何か液タブやペンタブのドライバーが入っている場合はアンインストール、再起動してからインストールしてくださいね。

Artist13.3 Proのケーブルの配線

これは良くご質問があるのですが、あくまでも液タブは入力デバイスなので、単独では使用できません!

OSやソフトもインストールされておらず、PCにつないで初めて使用できるものなのです。

なので、パソコンが不要?パソコンなしでも使える?と期待するかもしれませんが、それは間違いなので注意しましょう。

パソコンとArtist13.3Proとの接続方法は、付属のケーブルを使い、以下の2通りのやり方のどちらかで接続します。

XP-Penの製品は公式サイトで買うのがおすすめ

今回、Artist13.3 Proのレビューを色々としてきましたが、ちなみにXP-Penは公式サイトで買うことをおすすめします。

他のサイトで買うと、保証が1年になるのですが、公式サイトで買う1年半と保証期間が長いです。

また公式サイトで買った人のみ対象の格安キャンペーンなんかもあったりします。

私も公式サイトで購入しました。注文して2日ぐらいで届きましたよ♪

まとめ

以下の記事にも3Dモデリングにおすすめのペンタブレットをまとめてありますので参考にしていただければと思います。