出口治明さんの本

2020/06/25

おすすめ名著
哲学と宗教 インターネット

60歳で起業! 70歳で学長!
出口治明が書いた
世界を見る本

出口 治明さんとは?

日本生命を退職後、戦後初の独立系生命保険会社「ライフネット生命保険株式会社」を創業した方として有名ですね。ビジネス書、生き方に関する書を多く書かれています。

一度講演を聞く機会がありましたが、優しい感じで、やわらかな関西弁まじりの口調で物事の本質がぐいぐいとせまってくる。そんな印象でした。

還暦を経て起業されて10年。すごい方です。

 
さらにすごいと思うのは、70歳になって、大学の学長に就任されたこと。
立命館アジア太平洋大学。

 
大分県の別府にあるこの大学、学生の半数は留学生。世界各国から学生を集めていると言います。

海外からの入学生に、学問を教えるだけでなく起業をさせるカリキュラムも導入したとか。日本でも外国人留学生が企業しやすように国に働きかけを行ってもいるそうです。
専門的な学問だけでなく。リベラルアーツを取り入れています。


 
でも、リベラルアーツって?よくわからないですよね。
言葉はよく聞くようになりましたが、ちゃんとした理解をしている人はどのくらいいるでしょう?

いろいろ聞くに、専門的な勉強だけでなく、世の中の役にたつ、広い教養、見識を持つこと。さらにいろいろな問題にも対処できる対応力を持つこと。
それだけではないようですが・・・本質はもっと深いところにあるのでしょうね。きっと。

その出口さんが、書かれたこの書は、宗教と哲学、歴史を合体させて、世界をまるごと理解しようという内容です。

確かに、人類の歴史は、宗教なくしては語れないことは多いです。宗教の理解の食い違いで戦争になっていることも多々あります。

でも、別々に学ぶことも多かった。

合体させて理解しようという発想が出てきたのもビジネスの世界で生きてきて、今、若い学生を育てる立場にたっている出口さんならではユニークな発想だと思います。
出口さんは「皆さんのビジネスに活かしてほしいと思います」(本書まえがきより)と言っています。
学術書ではありません。今のビジネスに活かせるヒントがここにはあります。

ライフネット生命を作られたときの話を、まえがきから、もう一つ引用させていただくならば、
「生命保険とは何かという根源的な問題でした。
たどり着いた結論は「生命保険料を半分にして、安心して赤ちゃんを産み育てることができる社会を創りたい」というものでした。そして、生命保険料を半分にするためには、インターネットを使うしかないということになり、世界初のインターネット生保が誕生したのです。生命保険に関わる知見や技術的なノウハウなどではなく、人間の生死や種としての存続に関わる哲学的、宗教的な考察がむしろ役に立ったのです。」

というものです。

宗教、哲学、歴史から、インターネットにつながるんですね。ぜひ、ご一読をお勧めします。
『哲学と宗教 全史』著者:出口治明出版社:ダイヤモンド社
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