高校2年生のとき、
私は同じクラスで同じ部活のH子という女子に
片思いをしていました。
そんな彼女と私は、1年生のときから同じソフトテニス部で、さらに2年生では同じクラスになり、私は他の誰よりも彼女と話せる機会がありました。
しかし、死ぬほど奥手だった私は、その2年間で
ただの一度も話しかけることができず、
さらには「おはよう」の一言も言えなかったのです。
それほど当時の私は、
まさに正真正銘の「ビビり」でした。
自分に自信がない・・・
絶対に嫌われたくない・・・
好きなことがバレたくない・・・
こんなことばかり考えてしまって、
もしものときに傷つくのが怖かったんです。
こうやって話しかけられない言い訳を作っていた私は
毎日同じ教室で常に近くにいるのに、
毎日同じテニスコートで朝練も部活も一緒にしているのに、
ただの一度も声をかけることができませんでした。
なので、当然そんな状態では恋愛に発展するはずがないことは自分でも薄々感じていました。
でも、分かっていても奥手な性格はそう簡単に直せるものではなくて、何もできずにただただ時間だけが過ぎていく・・・
そこで私は、話しかけることはできなくても
彼女から気にかけてもらおう!と思って、
少しでも目立とうと一生懸命部活を頑張ったり、
文化祭ではクラスの代表として女装コンテストに出たりしました。
その甲斐あって、大会で優勝した姿を見せられたり、
女装コンテストで2位になったおかげでクラスで話題になったりしました。
また、彼女の気を引こうと意識して色々頑張るようになってから、同学年の女友達2人から告白されたりもしました。