ストアコンパリゾン
 
・停滞企業や没落企業の共通点は常に現場を自社、他社共に全く見ていないこと。

・ストコンをすれば地味にでも着実に定石を抑えらて徐々に伸びる方法が見えてくるようになるし、急激に成長している企業がどの点で優位に立っているのかがわかるようになる。

・経営におけるマクロ情報:

→景況、政府の施策や法規の変更、金利、地価、求人倍率、為替相場、産業の基本動向、流通業界内のニューフォーマット作りや他社との合併・提携、ナショナルブランドメーカーの営業政策の変更 etc...

・経営におけるミクロ情報:

→我が社や有力他社についての経営効率、新店動向、業種やフォーマットや店の改廃傾向、品揃えや売り場作りや組織運営の変化、我が社の細部にわたる計画と実績の数値や社内の不平・不満・苦情の内容、人事評価の状況 etc...

・情報は種類、量が多いことが絶対条件であり、それらを取捨選択できる能力の高さもまた並立条件である

・情報の取捨選択において最も大事なことは、その鑑定能力は、絶えず磨き続けなければ、たちまち腐敗してしまうと言うこと

・売上高とは、商略や販促といった、あの手この手で大きくなるものではない。売上高の大小格差は総売場面積で左右されるもの。

・同一フォーマットにおける坪効率は最大でも4対1程度に収まるが、総売場面積は100倍になることもある。

・適切な投資:

→営業が客数と売上高と利益高の三つの数値を楽に上げることが可能

・下手な投資:

→会社が潰れるその日まで関係者全員を苦しめ、経営効率や成長の足を引っ張り続ける。

投資対象=大部分が店作り、SC作りをするかで決まる
コンピューターシステム、運搬機器などの整備、商品管理センター(トランスファーセンター、ディストリビューションセンター、プロセスセンター、コミッサリー)への投資額は総投資額の3分の1から5分の1で収まる。

・経営戦略=時流に乗ること

・渥美先生=年間80日はアメリカ、年間90日は国内のストコンをしていた
【見学のテーマ】
・Aグループ:

→短時間しかないのであればこれだけやれば良い、一挙にたくさんの店を見て回るときはこの項目についてストコンする。

・Bグループ:

→技術的な項目。Aグループのお値打ちはこのBグループの内容で変わってくる。Aグループの活動で対象店舗を数か所に絞ってからより深く調べるテーマがBグループの項目。

Cグループ:

→Aグループ、Bグループを陰で支えている仕組み。

1:基礎的な論理知識を身につけ
2:現時点での最優先に技術情報を入手しており
3:現場で見える範囲の状況から、背後にあるシステムの内容と水準を推定できる能力が必要になる

Dグループ:

→入手方法させ分かればすぐに手に入る。

Eグループ:



第一資料:企業が直接発行している資料

→有価証券取引書、上々目論見書、(政府刊行物サービスセンターや金融庁のシステム「EDINET」、企業のホームページにて入手可能)会社案内(ベンダー向けや求人用)、求人案内、社内報、株主への定期配布物。

第二資料:一般に販売されている資料

→経営あるいはその業界の専門雑誌、新聞、マスコミの刊行物、その企業の単行本、四季報。

第三資料:経営コンサルティングが発行する特別な資料

→井崎先生やペガサスクラブ。
【経営効率公式】
用意すべき資料1:

→経営効率公式の中の我が社の悪い項目とその原因と推定できる要素を簡略数表に落とし込む。ついでその効率項目ごとに我が社の事業部門や店単位でより良いものと悪いものをとの実例も付け加える。

用意すべき資料2:

→それらの原因を実際に我が社の現場で現物や当事者に対して実地調査し、原因となった事実と事情とを確かめる。それで我が社の制度や仕組みのどこに問題があるのかを判断する。

用意すべき資料3:

→まずい部分を形成している実際の店舗の図形。

1:我が社店舗の分布図を地図上に書き込んだもの。当然に、競合店の全てが同じ地図に記入されていること。開業または改造年月と、面積と、推定年商と、投資額も記入する。

2:敷地ごとの建物分布図(正確には敷地利用状況図)さらに、

3:SCならキイ・テナントとサブ・テナントの店名・社名・フォーマット・面積一覧表も記入する。

4:我が社の店舗レイアウト図(なるべく後方レイアウトも)を記入。

5:我が社の問題とすべき部門の品種ごとの商品構成グラフと、

6:品種ごとの品揃え特性(文章表記ではなくてマトリックス型の図形表現)表。

・20年〜15年前に完成した店、10年〜5年前に完成した店、新店を全て確認する。

 →どの部分がオーソドックスな、我々がそっくりそのまま真似すべきところなのか、新店だけでは長年見続けてきた人間にしかそのストアの全ては掴めない。

・開業方法を確認するなら:

→開業の一週間前、二日前、前日、当日、そして二日目、三日目、五日目と計画的にマークする。本当であれば1年前から3ヶ月ごとに、工事と開業との進め方を現地で調べるべき。(渥美さんは開業の2年前から半年ごとに覗いていた)

・新店は開業〜半年以後に「改善され尽くした店舗」を参考にするようにする。

・開業して10年間経っても継続して行われている内容こそ対象店舗の本命の技なので参考になる。

・流通業の場合スーパーストア化(面積の拡大)が進行中なので、古くても面積の大きいところだけを参考にすべき。

・品揃えを見に行く場合は「小型店」と「大型店」を比較して小型店で採用されている商品が核(ベーシック)の商品だとわかるので良い。

他社資料:

1:企業のフォーマットと規模(店数・年商)だけでなく、規模の拡大経過(成長実績)と最近の経営効率が絶対に必要。

※業界内の大規模企業ほど収益性において低迷業績となっている可能性が高いし、業界で話題になっている新興企業ほど、在庫高増大、商品回転率低下による資金繰り圧迫、無理な販促、坪当たり投資額過大による新店の総資本回転率下落中などの要因が起こりやすい。

2:物件そのものについての資料。一年以上前の開発物件に関しては「有価証券報告書」に詳細が記載されている。手っ取り早いのは業界紙に記載された店やSCについてのレポート。




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