キャンプグッズは高い?安く済ませるにはどうしたらいい?
2025/02/04
初めてキャンプを始めようと考えているけれど、グッズの価格を見てちょっと尻込みしてしまう...そんな経験はありませんか?確かにキャンプ用品は、テントやシュラフ(寝袋)、調理器具など、一式そろえようとすると予算がかさんでしまうものです。
でも、実はキャンプを楽しむのに、必ずしも高額な支出は必要ありません。むしろ、最初から高価な道具をそろえすぎることで、キャンプ自体が続かなくなってしまうケースも少なくないのです。
この記事では、初心者の方でも気軽にキャンプを始められるよう、賢い予算の使い方と、本当に必要な道具の選び方についてご紹介していきます。高額な投資をせずとも、快適で楽しいキャンプライフを送れる方法をお伝えしていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
キャンプ用品、実際にいくらかかるの?
キャンプ用品の相場について、まずは全体像を把握しておきましょう。有名アウトドアブランドの新品をすべて揃えると、2人用の基本セットで15万円から20万円ほどかかることも珍しくありません。テントだけでも3万円から10万円以上、シュラフは1万円から3万円、クッカーセットで5千円から2万円というように、一つ一つの道具がかなりの金額になってしまいます。
ただし、これはあくまでも新品の高級品をすべて揃えた場合の話です。実際には、これほどの予算をかける必要はまったくありません。むしろ、最初から高価な道具を買いそろえることは、初心者の方にはお勧めできません。なぜなら、キャンプスタイルが確立していない段階で高額な投資をしてしまうと、実際の使用感や必要性とのミスマッチが起きやすいからです。
まずは必要最小限の道具から始めて、徐々に自分に合った道具を増やしていく。そうすることで、結果的に無駄な出費を抑えることができます。では、具体的にどのように予算を抑えていけばよいのでしょうか。
まずは借りる選択肢を検討しよう
キャンプ用品を安く済ませる最も確実な方法は、最初は借りることから始めることです。近年では、キャンプ用品のレンタルサービスが充実しており、手軽に利用できるようになっています。テント、シュラフ、テーブル、チェアなどの基本セットを2泊3日でレンタルする場合、1万円前後で済むことが多いです。
レンタルのメリットは、初期投資を抑えられるだけでなく、実際の使用感を確かめられることです。テントの設営のしやすさ、寝心地、収納性など、実際に使ってみないとわからない部分が多々あります。レンタルで経験を積むことで、自分に合った道具を見極めることができます。
また、多くのキャンプ場では、バーベキューセットや調理器具などの基本的な道具をレンタルできるところが増えています。特に初めてのキャンプでは、こうしたレンタルサービスを上手に活用することで、必要最小限の持ち物で済ませることができます。
中古品の活用で大幅な節約が可能に
キャンプ用品を購入する際に、新品にこだわる必要はありません。中古品市場では、状態の良い商品が新品の半額以下で手に入ることも珍しくありません。特に、テントやタープといった大型の道具は、中古品を選ぶことで大きな節約になります。
最近では、メルカリやヤフオク!などのフリマアプリやオークションサイトで、良質な中古キャンプ用品を簡単に見つけることができます。また、実店舗でも中古アウトドア用品を専門に扱う店舗が増えています。これらの店舗では、商品の状態を実際に確認できる上、スタッフのアドバイスも受けられるため、初心者の方でも安心して購入できます。
ただし、中古品を購入する際は、いくつか注意点があります。テントの場合、防水性能や生地の劣化、ポールの状態などをしっかりと確認する必要があります。シュラフは、保管状態によってはカビや臭いの問題が発生することもあります。購入前に商品の状態や使用履歴について、できるだけ詳しい情報を集めることをお勧めします。
本当に必要な道具から優先的に揃えよう
キャンプ用品を揃える際は、優先順位をつけることが重要です。最初から完璧な装備を目指す必要はありません。まずは、安全で快適なキャンプに最低限必要な道具から始めましょう。
最優先で揃えるべきものは、シェルター(テントやタープ)と睡眠用品(シュラフ、マット)です。これらは直接快適性や安全性に関わる重要なアイテムです。次に必要なのは、調理器具の基本セットです。カセットコンロ、クッカー、食器類などが該当します。
一方で、チェアやテーブル、ランタンなどは、あると便利ですが、最初は必ずしも必要ではありません。レジャーシートや100円ショップのLEDライトで代用することも可能です。また、調理器具も最初からキャンプ用の専用品を揃える必要はなく、家庭にある道具を活用することで十分です。
予算を抑えるための具体的な購入戦略
実際の購入に当たっては、計画的な戦略を立てることで、さらに予算を抑えることができます。まず、オフシーズンのセール時期を狙うことをお勧めします。多くのアウトドアショップでは、シーズン終わりの9月下旬から10月、また冬季の1月から2月にかけて大規模なセールを実施します。
また、アウトレットモールのアウトドアショップも、予算を抑える良い選択肢となります。展示品や型落ち品を中心に、新品でありながら通常価格の30〜50%オフで購入できることも珍しくありません。
さらに、ポイント還元率の高いクレジットカードや、キャッシュレス決済を活用することで、実質的な購入価格を下げることができます。大手アウトドアショップの会員カードと組み合わせることで、より大きな節約効果が期待できます。
DIYで作れるキャンプギアを活用しよう
予算を抑える方法として、自作(DIY)という選択肢も検討に値します。テーブルやチェア、収納ボックスなど、比較的単純な構造の道具は、ホームセンターで材料を購入して自作することが可能です。木材やアルミパイプを使って作るキャンプギアは、見た目も味があり、作る楽しみも味わえます。
特に、収納関連のアイテムは自作が向いています。100円ショップの収納ボックスを組み合わせて、キャンプ用のキッチンボックスを作ったり、すのこを使って簡易的なテーブルを作ったりすることができます。インターネット上には、キャンプギアのDIYに関する情報が豊富にあり、初心者でも取り組みやすい作例が多く公開されています。
ただし、安全性が重要な道具(テントやタープなど)は、自作は避けて既製品を選ぶことをお勧めします。また、火気を使う調理器具なども、安全性を考慮して既製品を使用しましょう。
メンテナンスで長く使える道具に
キャンプ用品を長く使い続けることも、結果的なコスト削減につながります。適切なメンテナンスを行うことで、道具の寿命を大幅に延ばすことができます。特にテントやタープは、使用後の乾燥と清掃を丁寧に行うことが重要です。
シュラフや衣類は、使用後に十分な干し時間を確保し、収納前に完全に乾燥させることで、カビの発生を防ぐことができます。金属製の調理器具は、使用後の洗浄と乾燥を徹底し、必要に応じて油を塗布することで、錆びの発生を防ぐことができます。
また、収納時は温度や湿度の変化が少ない場所を選び、直射日光を避けることで、素材の劣化を防ぐことができます。これらのメンテナンスは、特別な道具や技術を必要としません。日常的な手入れを習慣づけることで、道具を長く使い続けることができます。
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まとめ
キャンプ用品は確かに高額になりがちですが、賢い選び方と使い方次第で、予算を大幅に抑えることが可能です。最初からすべての道具を新品で揃える必要はなく、レンタルや中古品の活用、優先順位をつけた段階的な購入など、さまざまな方法で初期投資を抑えることができます。
特に初心者の方は、まずは必要最小限の道具から始めて、キャンプの経験を重ねながら徐々に装備を充実させていくことをお勧めします。それぞれの道具の必要性を実際の使用経験から判断することで、無駄な出費を避けることができます。
また、適切なメンテナンスを行うことで道具を長く使い続けることができ、長期的な視点でも経済的です。キャンプは確かにある程度の投資が必要なアウトドアアクティビティですが、決して高額な趣味である必要はありません。この記事で紹介した方法を参考に、あなたも賢くキャンプを始めてみてはいかがでしょうか。