おすすめ図書(七里様推薦)
2020/06/05
□おすすめ図書□
おすすめ図書
「やくざの実戦心理術」なぜ彼らのいいなりになってしまうのか
著者:向谷匡史
著者:向谷匡史
本書は七里様の数ある中のおすすめ図書の中の1冊です。
なぜこれを選んだかというと私自身、小学生の頃、親がヤクザから借金をして取り立てに何度も家に数人で押しかけて来たことに由来します。ヤクザは子供の私には優しくておこずかいまでくれました。
しかしあとで親父にはこっぴどく怒られました。なぜヤクザから金を受け取るのだと。
子供心にヤクザの好意を無にすることができなかったのですがヤクザも所詮は人の子、私を目の前にして不憫に思ったのかも?しれません。
それから20代の頃、東京時代にはチンピラに絡まれて戦い、警察沙汰になりましたが結果としてチンピラのほうから示談にしてくれと泣きつかれて応じましたが警察からは文句を言われました。
なにしろ相手は前科持ちでしたから警察としては逮捕したかったようです。今振り返ってみてあれで良かったのかなと思うこともありますがチンピラの弁解が私の同情をかうような内容でした。(彼の弁解が嘘かホントかは今でも分からないが)
それは自分には幼い子がいて自分が逮捕されると子供が可哀そうだからなんとか示談にして欲しいと泣きついてきて当時のお金で3万円を渡されました。
この本を読むと私自身の過去の経験からヤクザあるいはチンピラの考え方や行動に納得する部分が多くありました。
一言で言うと彼らは本にも書いているように「心理学のプロフェッショナル」ということです。
学者がしたり顔で解説する机上の心理学ではないそれこそ実戦の心理学なのです。
彼らは粗暴なアウトローと考えるのは間違いであり彼らこそ言葉を武器とするパフォーマンスの天才達なのです。
ヤクザには表社会の一般人にも良い意味で学ぶところは大いにあると思います。
ちなみに私の子供の頃に出会ったヤクザの親分は社会貢献活動で多額の寄付をし新聞にも顔写真付きで紹介されました。
そして風の噂で聞きましたが親分の息子はなんと弁護士になったそうです。
この本は面白くて退屈することなく一気に読める内容です。
是非あなたも読んでみてください。きっと何かを得るはずです。
本を紹介して頂いた七里様には感謝申し上げます。
ありがとうございます。