需要 供給 ニーズとリソース
リサーチを終えたら、リソースと照らし合わせを行なっていきます。

何度も言っていますが、『顧客の総体としての市場』『自己の提供できるリソース』が重なって初めてビジネスが誕生しますので。 

リサーチによってある程度決まった「勝ちやすい市場」「ニーズが強い商品」それらのコンセプトや切り口などを掴んだら、最初にリサーチした自己のリソースと照らし合わせ〝バチッ〟と重なるところを見つけてください。

もしピンポイントのものがなかったとしたら、近いものや応用できそうなものを考えてみましょう。

心理学が得意ならば、『恋愛』『マーケティング』『営業』などに結びつけて商品化できますし、サッカーで本気でやっていたならば『メンタル』『疲労回復』などに結びつければ商品化できます。

応用に関しては、要素の掛け合わせや組み合わせを意識してみてください。コンテンツビジネスの場合、組み合わせによって独自の経済圏を作ることも可能なので。

基本的にリサーチをしっかり行えていれば、確実にリソースとニーズの交差点が見つかっているはずなんですよね。

いくらスキルや知識などを持っていても、お客さんとの交差点がなければそれを届けることはできません。

なので、ここで見つからないのであれば再度ブレインダンプなどを行なって
『リソースを再度洗い出すか』『新たに足らない部分を仕入れるか』この方向で進めましょう。

ただここまできてもダメならば、リサーチによって見つけ出したジャンルや稼ぎやすいコンセプトなどに合わせてリソースを洗い出すことです。

①リソースから市場のニーズに擦り合わせる
②市場のニーズに対しリソースを擦り合わせる


僕が最初にお伝えしたのは『リソース→市場のニーズ』でした。

どちらからでも良いのですが、リソースを洗い出してからの方が自分の強みとかを理解しているので、熱を注ぎやすかったり情報が見えやすくなると思います。

なので、『リソースから市場のニーズに擦り合わせる』というような言い方をしました。

あくまでリソースとニーズの交差点を見つけるための手段でしかないので。

これらの方法で、交差点を見つけることができたら、そのジャンルをなるべく細分化していくのが良いです。(属性ではなくニーズによるセグメンテーションだと思ってください)

最初は広くリーチすると失敗しますし、細分化していくつか分けておけば、随時軌道修正できるようになりますからね。

営業に関するコンテンツを作るならば、『女性脳を刺激する営業テクニック』『営業成績を上げるためのデータ取りと内省の仕方』こんな感じです。


細分化(セグメンテーション)すればするほど、この後のターゲティングがしやすくなりますし、コンセプトも響きやすいものを作れるようになるので、ここの部分に関しては、できるだけ多く細分化することをオススメします。

そして細分化した中で、最も稼ぎやすい・勝ちやすそうなジャンルは熱を注ぎやすいものはどれかという選択肢が多いと、軌道修正もできますし、How部分が圧倒的に有利になります。

 
以上が第2章になりますが、基本的に1つ前のステップ『リサーチ』をしっかり行なっていれば、リソースとニーズの交差点を見つけられるのは簡単なはずです。

あなたのリソースを最大限活かし、勝ちやすい〝奇跡の交差点〟を見つけてみてください。