現行のELSシリーズのエレクトーンは機能満載です。ひと昔前のエレクトーンであれば、音色についても機能についても、足らない点も多く見られたわけですが、ELS-01、ELS-02と続くELSシリーズには、音色も機能も、ほぼ出尽くした感さえあるほど、完成の域に達しています。逆に機能が多すぎて活用しきれていないこともあるのではないでしょうか?
例えば、MDRの機能。大量のレジストを格納できることはもちろん、それだけではもったいない!リズムとアカンパニメントを使うだけでも相当に豪華な演奏はできるのですが、やはり、サポート演奏にはかなわないところもあります。また、そのサポート演奏をアカンパニメントに押し込むことができたら、MDRの再生をしなくとも、リアルタイムで演奏ができてしまうのです。何の話か分かりますか?
USBメモリで取り出せるデータを実際に見たことがあるでしょうか?パソコンにつなげば見ることは可能です(鍵付きのソングデータを除きます)。そう、パソコンを使用することで、比較的簡単にサポート演奏を作ることもでき、一歩進んでアカンパニメントやリズムをパソコンで作り出すこともできます。そんなことはヤマハでは教えてくれませんが…それができると、1パートをサポート演奏に任せたり、あるいはオーケストラレベルの楽譜をサポート演奏に埋め込んでしまえば、それこそ、一人オーケストラの完成です。
エレクトーンはそれだけで簡潔できる機能も多く備えています。もちろん、それだけでも十分な機能性はあるのですが、MDRとパソコンを駆使することで可能性が圧倒的に高くなるのです。そこまで難しいことはないのですが、実際に全て自学でやろうとするとつまづくことも多かったので、オンラインサロンというかたちで、多くの方に情報を提供できればと思っています。
その先には、エレクトーンがもっとメジャーな楽器にしたいという思いはあります。
演奏技術を磨くことはもちろん必要です。それとともに、演奏をサポートできる機能を学んでこそ、エレクトーンを活用する幅が格段に広くなります!