「こんなの広島お好み焼きじゃない!」
お客さまに言われました
いきなりですが問題です! 広島お好み焼きは何種類あるでしょうか?
店長なにいってんの? 広島お好み焼きって1種類でしょ・・・
答え!
地域によって6種類あるのですよ
1. 広島市内で主流、豚肉を使い蒸し麺(ちゃんぽん麺)を使って作るお好み焼き
2. ミンチ肉を使う府中焼き
3. 麺の代わりにお米を使う庄原焼き
4. 鶏モツを入れる三原焼き
5. 砂ズリを入れる尾道焼き
6. 酒粕を使う大人の味竹原焼き
大きく分けて上の6種類なんですよ
では、こんなの広島お好み焼きじゃない!
と言われた当店のお好み焼きはと言いますと
主流の豚肉を使う広島お好み焼きをベースに
店主市山が大好きな下関のソールフード【瓦そば】
の香ばしい麺をヒントに
麺屋さんと開発した特注麺入りの
他店では食べられない
当店でしか食べることができない
オンリーワンのお好み焼きです。
特注麺とは・・・
• 水分量を極限まで減らした低加水中華ストレート麺
• 原料は国産小麦100%、国産小麦は風味が高くポストハーベストなどの残留農薬の心配がありません。
• 生麺をその場で茹で、鉄板焼きます、はじめは160度の低温でじっくり焼き、徐々に温度をあげながら仕上げは高温の220度で焼くので香ばしいパリパリの食感の麺になります。
キャベツは季節によって産地を変えています
冬は地元下関、春秋は阿蘇高原、夏は群馬嬬恋
当店では寒玉キャベツのみを使っています。
なぜかと言いますと、寒玉キャベツは水分量が少なく
旨味が強く特に蒸し焼きにすると甘みが増します、
水分量が少ないので、お好み焼きが水っぽくならいのです。
多くのお店では、お好み焼きをテコで押さえたり
重しをおいたりして焼いています。
たしかに上から押さえたり重しをおいて焼くと
短時間でやけるのですが
当店では形を整える以外は
押さえて焼くことはありません。
なぜならば
短時間で焼ける代わりに、
多くの水分と一緒に栄養素や旨味が
流れ出てしまうからです。
NHKの番組でもやっていましたが。
じっくり蒸し焼きにした方が
キャベツの甘みも増し
栄養もほぼ残るという実験結果がでています。
いくらキャベツを山盛りでいれても、
旨味や栄養素がほとんど流れ出してしまうのでは
本末転倒だと考えているからです。
モヤシは緑豆太もやし
多くの広島お好み焼きの店では
細いモヤシを使っていますが
当店では
パリパリの麺とのバランスを考え
存在感のある太モヤシを使っています。
辛さの後にほどよい甘みが口の中いっぱいに広がる
特性ソース
広島の3大ソースといえば
オタフク、ミツワ、カープなのですが
当店ではカープソースをベースに
さらに6種のスパイスを加えて
スパイシーでほどよい甘みの
特性ソースに仕上げています。
カープソースはお値段が高いのが
たまにきずですが。
甘過ぎないところが
下関の方の舌に一番に合うようです。
ソースの主成分はアミノ酸です。
トマト、デーツなどのおよそ1/4を
占める野菜や果実をはじめ
お酢などなど
約50種類もの原材料が使われいるので
深い味わいになるのです。
正直に話すと
当店のお好み焼き悪い点もあります。
それは野菜は旨味を引き出すための
じっくり蒸し焼き
麺は香ばしくパリパリの食感にするために
じっくり焼くのでとにかく
時間が掛かってしまいます。
混雑時には1時間以上お待たせすることが
度々あります。
ごめんなさい!
ですが・・・
野菜のじっくり蒸し焼きも
麺をじっくり焼くのも
どうしても妥協できない
省けない工程なので
調理時間を短縮することは出来ません。
まだ悪い点もあります
冒頭でもお話しましたが
広島県民の方に
「こんなの広島お好み焼きじゃない!」
と言われました!
広島出身の方には生意気だ!
と思われるかもしれませんが
1993年の創業以来
どうやったら広島のお好み焼きに
近づけるのかではなく
どうやったら地元下関人の
舌に合うか!
を考えてきました。
なぜならば90%以上のお客さまが
下関の方だからです。
味覚は土地土地で違いますよね
ラーメンの発祥が中国だかって
中国人に合うラーメンを作るぞー
なんてラーメン屋さんはいないだろうし
だから
豚骨だったり醤油だったり
味噌だったり塩のスープ
になりました。
うどんだって
麺が太かったり細かったり
スープが
濃かったり薄かったり
味噌で煮込んだり
その土地その土地に合った
形に変化して、進化しています。
90%以上が地元のお客さまの
当店でも
広島出身の方が喜ぶお好み焼きを
目指すのではなく
下関人の人が喜ぶお好み焼きを作りたい
下関人に末永く愛されるお好み焼きを作りたい
どうすればもっと美味しくなるのか?
どうやったらお客さまに笑顔になってもらえるのか!
を考え他店では食べられない
当店でしか食べられない
オンリーワンのお好み焼きを目指してやってきました。
だからこそ
440000人以上のお客様に
来ていただけたのだと思っています。
毎日たくさんのお客さまに来ていただいています。
下関のお客様はもちろん
熊本から4時間かけてやってきて
お好み焼きを食べたら
そのまま熊本に帰って行く
常連さん
広島から下関に
わざわざ食べに来てくれる常連さん
死ぬ前の最後の食事に
なにを食べたいかと聞かれたら
「弘々家のお好み焼き」
と口コミを書いてくれた
広島在住の市大OB
「きょう学校でいじわるされたけど
弘々家のお好み焼きたべたら
元気がでた」
と口コミ書いてくれた小学生
親子三代で27年も通ってくれる
常連さん
沢山のお客様に支えられて今日までやってこれました。
創業以来
美味しい食材があると聞けば全国から取り寄せたり
調理方法、温度、焼き加減など7000回以上の試行錯誤を繰り返し
やっと満足のいくお好み焼きが完成しました。
「ひとくち食べるとね
ソースの香りがぷわ~~と
口の中いっぱいに広がって
麺が香ばしくって パリパリしてて!
キャベツが甘くてジューシーだから
噛めば噛むほど
あああ~~~幸せ。」
と言っていただきました。
嬉しいです!
焼くのに お時間はかかりますが
私の想う最高の好み焼きを食べていただきたいので。
わくわくしながら
お腹を減らしてお待ちください。
きょうも1993年の開店初日の
ドキドキわくわくした気持ちを
忘れずに
あなたのご来店をお待ちしています。
弘々家 店主 市山隆志
【創業1993年】
だし巻き玉子と広島お好み焼きの店
弘々家(こうこうや)
山口県下関市山の田中央町1-13
駐車場14台電話083-254-4654定休日 月曜日(祝日の場合翌火曜日)
ひる 11:30~14:30
よる 17:30~22:00
ホームページ
http://www.hiroshimaokonomiyaki-koukouya.com/