関西で数十年も弁護士として活動していらっしゃる西中さんの本。
弁護士なのに「裁判はできるだけ避けてください」という主旨になっています。
なぜなら…裁判に勝っても負けても、おたがい「運が悪くなるから」。
裁判前はニュースや新聞で話題になっても、その後の顛末を書く人はほぼいません。そのひどい結末を見続けた作者が訴えているのですから、まさに一読の価値があります。
そして逆に裁判を避けて開運につながった実例も合わせて紹介。
人の生は、まさに「徳」で良くなるということです。
著者:西中 務
出版社:東洋経済新報社