「こずき ひろね」のおすすめ本 その2
2020/06/10
すべては音楽から生まれる
茂木健一郎[著]
茂木健一郎[著]
脳科学者、茂木健一郎氏の著書(2008年)です。
脳科学の観点から古典音楽が人間にどう影響しているのか?
非常に興味をそそられるタイトルに誘われ、即、買っちゃいました。
きっと、脳に特別な刺激を与える音楽について、論理的・数値的に分析していると思いきや、読み進むにつれて著者の音楽に関する哲学的エッセイの様相を帯びてきます。
なんとなく、そんな予感もありましたがちょっと拍子抜けしました。
でも考えてみれば、そりゃそうですよね。
音楽に感動しているさなかの人間の「心」の在り方を機械的に、それも数値化するなんて
不可能に決まってる。
簡単に割り切れないからこそ、人間は魅力的なんです。
著者はそれを踏まえたうえで、音楽に対するリスペクトへの思いを、あえてこの1冊に留めておきたかった・・・そんな気さえします。
著者の音楽に対する熱い思いが、ひしひしと伝わってくる良書でした。
興味のある方は、ぜひ一読を・・・。
脳科学の観点から古典音楽が人間にどう影響しているのか?
非常に興味をそそられるタイトルに誘われ、即、買っちゃいました。
きっと、脳に特別な刺激を与える音楽について、論理的・数値的に分析していると思いきや、読み進むにつれて著者の音楽に関する哲学的エッセイの様相を帯びてきます。
なんとなく、そんな予感もありましたがちょっと拍子抜けしました。
でも考えてみれば、そりゃそうですよね。
音楽に感動しているさなかの人間の「心」の在り方を機械的に、それも数値化するなんて
不可能に決まってる。
簡単に割り切れないからこそ、人間は魅力的なんです。
著者はそれを踏まえたうえで、音楽に対するリスペクトへの思いを、あえてこの1冊に留めておきたかった・・・そんな気さえします。
著者の音楽に対する熱い思いが、ひしひしと伝わってくる良書でした。
興味のある方は、ぜひ一読を・・・。