災害もウイルスにも備える物流をしよう④

2020/12/30

「備える物流その2」
「ノータッチ物流」①

ユニットロードで動かす

物流の最初の授業で学ぶことが、ユニットロード
10トントラックに手積みで200ケース積んだら2時間はかかる
降ろす時同様に2時間かかる

これを1パレットに10ケースづつ、20枚のパレットをフォークで積んだら、20分で完了する

もちろん、パレットの回収方法、パレット分の積載効率の悪さなどが問題になり、推進が思うように出来なかった

ところが2020年コロナに見舞われた、コロナは人人感染の他に、人モノ感染、モノ人感染がある
つまり手摘み手降ろしは200回の感染危機になるが、フォークでの積込積降なら感染危険度は極端に低くなる

コロナの教訓でセンター内に感染が確認されたら、2週間入出荷できなくなった
近距離(100Km以内)でもカゴ車や台車などのユニットロードを活用する
やむを得ず手積み手降ろしは、手袋着用

フォークリフトやクレーン操作時も手袋着用で感染防止
中距離(100~500Km)でもパレットを使った、ユニットロードが出来るように、パレットレンタル拠点を整備する
長距離(500Km以上)は海上コンテナの活用(主に20Ft,40Ft)
この場合でも貨物ターミナルを全国的に120カ所から5倍の600カ所位まで増加させ、少なくともその半分のターミナルで40Ftの荷扱いが出来るように整備計画をする
これはLRに依存していたら、民間企業なので投資優先順位は下がってします
そこでこれは国と自治体が共同でターミナル整備を行う

また40Ft 背高コンテナが通過できないレールが多いようだが、これも低床車両(アメリカではほぼこの低床貨車になっている)の整備も併せて行わないとならない

このように全国の物流網を計画的につくりなおすことで、人手不足、Co2削減、コスト削減、京浜地区の地震BCP対策にもなる