災害もウイルスにも備える物流をしよう⑤

2020/12/31

「備える物流その3」
「逃げる物流」①

災害やウイルスから逃げてでも、物流を寸断する事はできない

物流用語でKY(危険予知)がある
これは事故を起こす前に危ないところを、察知して事前に対策しようと言う観点

このKYを拡大解釈すれば、災害が起きそうなとき、ウイルスに感染しそうな時にどんな行動を起こせば、被害は最小限に抑えられるのか
被害を最小限に抑えて一番喜ぶのは、荷主企業
その荷主企業の顧客ではないか

写真は2019年の長野市の千曲川の堤防決壊で、新幹線車両センターが浸水した時の写真
この時なぜ新幹線車両を高台に逃がさなかったのか、罵声を浴びる記事も多数読んだ
そして教訓として逃がす方法を模索するようになった

こうした反省から、同社では車庫を2メートルかさあげしたほか、入り口には止水板を取り付けた。それでも、担当者は「どうしようもないときもある」と話す。

この時に比べて気象情報や危険情報の精度やタイミングは格段に進歩してきている
つまり、物理的に逃がす場所を探しておいて、そこまで逃がす

この備える物流は以下のように考えよう

 
車両在庫をなくすこと(MaaSでシュミレーション、最適台数で運営)
社内の入出時のシャワー洗浄、換気などで触っても、感染しない
そして災害の時は車両を高台まで逃がす、そこは線路上でも良い

この3つ(物流をなくす、ノータッチ物流、逃がす物流)が今後の見方・考え方になるであろう