災害もウイルスにも備える物流をしよう⑨

2021/01/05

「備える物流その7」
「物流をなくせ」③

長距離物流の陸送をなくせ

大陸間輸送は鉄道と決まっている
シベリア鉄道も昨年、富山からロッテルダムまで18日間で輸送できた
アメリカ東海岸の輸出は、西海岸の港で上げて、大陸横断する事で西海岸経由の東海岸行きの物量が倍以上に増えた
その分東海岸直送コンテナ船が減っている

振り返って日本、南北(島から島)2800Km、東西(島から島)3100Km
陸続きの北海道から鹿児島まででも3000Kmはあると思います

今この距離を90%トラック輸送しています
これを鉄道輸送か内航船輸送に切り替えるのです(二酸化炭素排出は85%は削減できます)
トラックドライバーも不要です

鮮度が必要な商品はごく一部です(これは空輸すればよい)

便利だからトラック輸送を選択するのであった、逆の言い方をすれば不便だから鉄道輸送しない
これを不便でないようにすればよい
今、全国の貨物ターミナルはわずか128カ所(このうち、40Ftコンテナを取り扱えるターミナルは20カ所)

こんな不便な鉄道輸送を誰がしますか
これを数年かけて5倍以上の拠点にする、もちろん民間ではできない、国と自治体がインフラを整備していかなければならないのに、その計画すらない

南北2本(東海岸線と西海岸線)、東西数本の貨物ターミナルをつくれば、雇用の安定にもつながる、Co2削減にもなる、ドライバー不足解消にもなる

500Km以上の陸送は高額の税金をかけて、その収入を鉄道網整備に充てる
これならノータッチ物流もできる

 写真は【日本最長26両編成・新品コンテナ積載!!】 #貨物列車 1050レ