こんにちは。
恋愛コンサルタントという仕事をしております。
相沢蓮也と申します。
この仕事を続けて、もうすぐ12年になります。
自己紹介をしておきながら、いきなりアレな話なのですが、本当のところ、
僕は、この仕事が、あまり好きではありませんでした。
そもそもが、借金を返すためにはじめた仕事でした。
どんな借金かといいますと、
昔はサラリーマンをしていたのですが、
若かった当時、多いときは、1週間に9回くらい合コンをしていました。
9回というのは、打ち間違えではなくて、
月・火・水・木・金・土(昼)・土(夜)・日(昼)・日(夜)
で、9回です。
もともと大人数でわいわいするのが好きな性格ではなかったためか、
ストレスで、よく頭が痛くなり、頭痛薬をビールで流し込みながら、無理やり続けていました。
極度の恋愛コンプレックスと、心の弱さからくる女性への性依存症だったため、
とにかく、毎日、出会った女性をひたすら口説く毎日でした。
当時の僕は、女性のことを、ただの「穴」だと思っていました。
なので、ちょっと、ここで言うのが恥ずかしいくらいに、
女性の経験人数は多い方ではあるのですが、
はっきりいって、抱いた女性の顔も名前も、ほとんど覚えていません。
今から思えば、
「女性の体を使ってオナニーしまくっていた」
だけでした。
そんなクソみたいな生活を続けていたら、
合コンと女性を口説くときのデート代、ホテル代
とかが、これまたびっくり、まさかの、
「チリも積もれば山となる」
ってやつですね、
気が付いたらこれも、けっこうな額の借金になっていて、
口座のお金はいつもゼロ。
でも、合コンの予定があるから、またお金を借りて、
顔を出す、という悪循環。
さすがにこれはやばいぞ…
と思っていたときに、
当時、
「あなたのスキルをお金に変えましょう」
という、インターネットで副業を教えてくれるプログラムと出会い、
「これで少しは、まともになれるかな~」
なんていう、軽い気持ちで、始めてみました。
僕は昔から、どういうわけか、責任感だけは妙に強いところがありまして、
そうそう、
頭痛薬をビールで流し込みながら合コンに行っていた
っていうお話をしましたが、
それも、責任感なんですよ。
当時、合コンチームを運営していた僕は、
「リーダーとして、チームメンバーに迷惑だけはかけられないっ!!」
みたいな、まあこれ、ほんとに謎の責任感ではありますが、
そういうのを、何となくで始めたこの仕事でも
バリバリと発揮してしまいまして、
とにかく、
読者さんやお客さんの期待に少しでも応えなければ…
という、焦りにも似た気持ちで
ひたすらにのめり込んでいるうちに、40歳を超えてしまいました。
…
ところで、僕は本当は、もっと、かっこいい仕事がしたかったのです。
「親のいない子どもを救う」とか、
「シングルマザーの貧困を救う」とか、
なんかこういう、分かりやすい、「社会的な弱者の救済」的なやつ。
いいですよね。
あこがれます。
でも、あるとき、僕が尊敬する人が、
「貧困とか、子どもとか、そういう分かりやすい弱者は
意外とみんな、救ってくれる。
でも、可哀そうなおっさんは誰も救ってくれないんだよね(笑)」
と。
それを聞いたとき、
ずがーーん!!
と、気持ちが打ちのめされまして。
いかにも分かりやすい弱者を救う。
これはこれで、かっこいいと思う。
でも、僕にしかできないことってあるんじゃないだろうか。
この12年間、僕がやってきたことって、どんな意味があったんだろうか。
そんな自分に初めて向き合ってみました。
正直なところ、
僕は、おそらく、ひとよりもかなり、
女性を口説く技術が高いです。
そして、それ以上に、
女性の口説き方を男性に教えることが、得意です。
こんな時代ですので、
「恋愛コンサルタント」
とか
「恋愛マスター」←マスターって(笑)
とか、って名乗って、
多くの、さまざまな人が、恋愛ノウハウらしきものを配信しています。
が、僕が見る限り、99%はニセモノだと感じています。
YahooとかGoogleとかで検索したら、ページの1番目とか2番目とかに
出てくる感じの人たちとか。
だいたいが、マーケティングが上手い
だけで、本人にはたいした知識も経験も無い。
もしくは、
たまたま、生まれ持った才能と勢いでもって、
ひとより少しばかり、女性との性体験を重ねて、
それで調子に乗って、
「女なんてのはさあ…」
なんて、
まるで、居酒屋でモテ自慢を展開する、
うざったい地元の先輩のような
質の低い情報を垂れ流しています。
そこには、
学問的な、統計的な、理論的な根拠が、まったくありません。
理論的『っぽい』だけの彼らの一時的な主観です。
そんなことを、日々、感じるようになりまして。
僕は、「やりたいこと」をやる男ではなく、
恋愛という心の問題、
コミュニケーションの問題で、
本気で悩んでいる人のために、
本当に、困っている人のために、
「自分に出来ること」
そして
「自分が得意なこと」
をやれる男になろう。
大事なのは、
「自分が何をしたいか?」
ではなくて、
悩んでいる人のために、
困っている人のために、
「自分には、何が出来るのか?」
だよね。
かっこう悪くてもいい。
それが、社会貢献ってものじゃあないだろうか。
と、考えるようになりました。