第31回介福祉試験 第1問
2021/09/18
人間と社会/人間の尊厳と自立
Aさん(82歳、女性、要介護2)は、夫を7年前に看取り、その後は一人暮らしをしている。夜中にトイレに行ったときに転倒し、大腿骨頸部を骨折して3か月入院した。自宅に手すりをつけ、段差をなくす住宅改修をしたのち、退院した。何かにつかまれば、いすからの立ち上がりや歩行ができる。人とと関わるのは苦手なため自宅での生活が中心である。遠方に一人息子が住んでおり、月に1度は様子をみに帰ってくる。週3回、訪問介護(ホームヘルプサービス)の買物代行や部屋の掃除などの生活援助を利用している。
Aさんはできるだけ自分のことは自分で行い、このまま在宅での生活を継続したいと希望している。訪問介護員が訪問したときに、Aさんは一人暮らしを続けることが不安であると告げた。
Aさんに対する訪問介護員の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
Aさんはできるだけ自分のことは自分で行い、このまま在宅での生活を継続したいと希望している。訪問介護員が訪問したときに、Aさんは一人暮らしを続けることが不安であると告げた。
Aさんに対する訪問介護員の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
「訪問介護(ホームヘルプサービス)を毎日利用したらどうですか」
「一人暮らしは大変なので息子さんと同居したらどうですか」
「また転ぶかもしれないと思っているのですか」
「グループホームに入居することを考えたらどうですか」
「手すりをつけたし、段差もなくしたので転びませんよ」
正解は3/一人暮らしに不安を感じる利用者への訪問介護の応答に関する設題。
“Aさんは以前、自宅で転倒して骨折をしたことがあり、また転ぶかもしれないという不安を持っていると思われることから、まずは、Aさんの不安な気持ちに寄り添うことが大切である。”
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