情報を伝えるためのデザインを勉強できる本
2020/07/01
おすすめの本
伝わるデザインの基本 よい資料を作るためのレイアウトのルール
こんな人に読んでほしい
・プレゼン資料を綺麗に作りたい人
・情報レイアウトを学びたい人
・プレゼン資料を綺麗に作りたい人
・情報レイアウトを学びたい人
今回は前回に引き続きWebデザインの勉強を始めるにあたっておすすめされた本のご紹介です。
非デザイナーのための教科書
こちらはデザイナーでない社会人や教育者、学生、研究者向けのデザインの教科書として実用的なデザインの基本知識をまとめています。非デザイナーの方が資料を作るさいに陥りがちな見た目ハデハデのわかりにくい資料をセンスではなく「書体・文章配置・図とグラフ・レイアウトと配色」の4つの観点から見出したルールを使うことで「読みやすく、見やすく、魅力的な資料」に作り変えることができます。あくまでセンスではなくルールを守って作れるようにしてくれますのでどなたでもいい資料作成が出来るようになりますよ。
また、本書では資料作りとありますがWEB上の資料という意味ではHPやLPの作成にも当てはまる内容がたくさんです。
具体例も豊富
デザインルールのレクチャーだけでなくPowerPoint・Word・Excelなどで具体的な設定方法や作成方法なども要所々々で紹介されていいます。
最後の章では複数のケーススタディーとして、BeforeとAfterという形で残念だった資料を紹介し、どこが?どのように?残念なのかを説明してくれます。そしてルールを適用した時にどのように変化するかも載っていて分かりやすいです。
目次も分かりやすく項目ごとに分かれていますが、それとは別に巻末には索引ページもあります。自分の気になるキーワードからも調べられるようになっております。資料作りの際の辞書として手元に置いておくといいかと思います。
また著者による「伝わるデザインの基本」というWEBサイトもございますのでそちら参考になるとおもいます。ただ、私個人的には本のほうがきれいにまとめられているので買って読まれることをおすすめします。
非デザイナーのための教科書
こちらはデザイナーでない社会人や教育者、学生、研究者向けのデザインの教科書として実用的なデザインの基本知識をまとめています。非デザイナーの方が資料を作るさいに陥りがちな見た目ハデハデのわかりにくい資料をセンスではなく「書体・文章配置・図とグラフ・レイアウトと配色」の4つの観点から見出したルールを使うことで「読みやすく、見やすく、魅力的な資料」に作り変えることができます。あくまでセンスではなくルールを守って作れるようにしてくれますのでどなたでもいい資料作成が出来るようになりますよ。
また、本書では資料作りとありますがWEB上の資料という意味ではHPやLPの作成にも当てはまる内容がたくさんです。
具体例も豊富
デザインルールのレクチャーだけでなくPowerPoint・Word・Excelなどで具体的な設定方法や作成方法なども要所々々で紹介されていいます。
最後の章では複数のケーススタディーとして、BeforeとAfterという形で残念だった資料を紹介し、どこが?どのように?残念なのかを説明してくれます。そしてルールを適用した時にどのように変化するかも載っていて分かりやすいです。
資料を作りながら読みたい
この本では基本知識と謳っていますが、けっこう細かいことも書かれています。正直、ただ読むだけでは退屈になるかもしれません。どちらかというと何かの資料を作りながら本書に書かれていることを参考にするのがいいかと思います。目次も分かりやすく項目ごとに分かれていますが、それとは別に巻末には索引ページもあります。自分の気になるキーワードからも調べられるようになっております。資料作りの際の辞書として手元に置いておくといいかと思います。
また著者による「伝わるデザインの基本」というWEBサイトもございますのでそちら参考になるとおもいます。ただ、私個人的には本のほうがきれいにまとめられているので買って読まれることをおすすめします。
内容を少しご紹介
第1章 書体と文字の法則
まずはなんと言っても書体ですよね。たくさんの種類があるのも知ってるけど、どれがいいの??って思う方も多いのでは?私もそうでした(笑)
大きなくくりとしては和文・欧文でそれぞれ4っに分けられます。
それぞれ状況に合わせて使い分ける必要がありますが。ビジネス等で考えると明朝体とゴシック体が基本となります。その中でも著者のおすすめがこちら!!
大きなくくりとしては和文・欧文でそれぞれ4っに分けられます。
それぞれ状況に合わせて使い分ける必要がありますが。ビジネス等で考えると明朝体とゴシック体が基本となります。その中でも著者のおすすめがこちら!!
それぞれ状況に合わせて使い分ける必要がありますが。ビジネス等で考えると明朝体とゴシック体が基本となります。その中でも著者のおすすめが右にあげてますメイリオにヒラノギ角ゴシックそして游ゴシックです。個人的には游ゴシックが好きですね~。
※伝わるデザインより引用(https://tsutawarudesign.com)
第2章 文章と箇条書きの法則
意外に出来ていない文章の配置や箇条書きの書き方が丁寧に紹介されています。文章はほぼ一緒なのですが文字に強弱をつけるだけでここまですっきりして読みやすくなることが紹介されます。フォントサイズだけでなく、行間や余白をきれいにとることでまとまりも分かりやすいですね。
※伝わるデザインより引用(https://tsutawarudesign.com)
第3章 図とグラフ・表の法則
時には文章で説明するより図やグラフを用意することで直観的に情報を発信できます。ですがせっかくの図も、ただExcelで作成したものを張り付けたりしているものが多く結果として見にくくなってしまっていることを指摘しています。
表だけでなくグラフなどもExcelの初期設定のものは色がきつかったり、立体になってたりとあまり読み手にとっては親切でないものが多いので是非自分の手で作りなおしてみましょ~。こちらも下のようBefore After形式で紹介してくれてますので真似がしやすいですね。
表だけでなくグラフなどもExcelの初期設定のものは色がきつかったり、立体になってたりとあまり読み手にとっては親切でないものが多いので是非自分の手で作りなおしてみましょ~。こちらも下のようBefore After形式で紹介してくれてますので真似がしやすいですね。
※伝わるデザインより引用(https://tsutawarudesign.com)
第4章 レイアウトと配色の法則
どの章も重要ですが、私がここが一番大切かな~と思いました。もちろん本のタイトルにも”レイアウト”と述べてますからね。ここでは情報の整理しながら、情報の構造や情報同同士の関係を明確にすることが読み手に情報が伝わりやすくする方法であることを紹介しています。具体的にはレイアウトの5つの法則 「余白を取る・揃える・グループ化する・強弱をつける・繰り返す」を守ることで無造作に配置するのではなく計算された配置が可能になります。
<余白の取り方>
見本はただ余白があるかないかだけの違いです。ですがこの余白をきっちりとることで圧迫感がなくなりましたね。文字数も同じなのにまるで少なくなって簡素化されたようにすら見えませんか?
<余白の取り方>
見本はただ余白があるかないかだけの違いです。ですがこの余白をきっちりとることで圧迫感がなくなりましたね。文字数も同じなのにまるで少なくなって簡素化されたようにすら見えませんか?
※伝わるデザインより引用(https://tsutawarudesign.com)
今度はグループ化の例です。
小見出しと本文を相対的に接近させたり、関連の強い分と図を接近させたしてグループ化することで枠でくくったりしなくても対応関係を直観的に表せます。左の図では写真が何のためにあるのかもいまいちわからないですね・・・。一報右側は関連性がでて分かりやすくなってますね。
小見出しと本文を相対的に接近させたり、関連の強い分と図を接近させたしてグループ化することで枠でくくったりしなくても対応関係を直観的に表せます。左の図では写真が何のためにあるのかもいまいちわからないですね・・・。一報右側は関連性がでて分かりやすくなってますね。
※伝わるデザインより引用(https://tsutawarudesign.com)
第5章 実践
この最終章ではとにかく実践としてここまであげてきたルールを守ることの重要性を説明してくれています。プレゼン用の資料、企画書、発表用のポスター、文章メインの書類、プレスリリース、英字のレポート、学校便り、掲示物、チラシ、イベント告知ポスター、三つ折パンフレットなどたくさんの実例を取り上げています。それらを全て Before After の形で紹介してくれていますので見比べることが出来ます。またビジュアル面だけでなくどの部分をなぜ修正したのかも文章でも説明してくれているのでこれまたわかりやすくなってます。