三浦さんのお話を伺っていると、全体像から戦略を策定されていることが分かります。特定の分野や手法に特化するのではなく、ミッション、ビジョン、バリューを基に戦略を立て、その上で適切な施策を選びながら進んでいくという流れが印象的です。このアプローチなら、一つのやり方に縛られることなく戦略を立ててから自分に合った施策を柔軟に選択できる、と感じました。
もともと当社はミッション、ビジョン、バリューを持っておりましたが、それを具体的な戦略や計画に落とし込む方法が分かりませんでした。これまで学ぶ機会もなかったため、どう進めればいいのか手探りの状態だったのですが、塾で学び、その流れが理解できるようになりました。
今ではミッションやビジョンを戦略に落とし込み、それを計画に反映させて実行していけば、最終的に目標を達成できるというイメージが持てるようになり、着実に前進している実感があります。
私は認定NPO法人を運営しながら、同時に、上場企業の社外取締役も務めています。こうした役職を通じて、自分の力不足を痛感する場面がありました。また、三浦さんには認定NPO法人の監事をプロボノでお願いしています。
経営のスキルをさらに磨き、より成長したいと考えていたところ、ちょうど三浦さんが経営者を育成する塾を立ち上げると伺いました。詳細を聞く前から、三浦さんが開く塾ならぜひ受講したいと思い、第1期生として申し込んだのを覚えています。
特に、自分が運営する認定NPO法人については、立ち上げから10年間取り組んできたこともあり、私はプレイヤーとしての役割が強くなりがちでした。しかし、プレイヤーでありながら経営者でもある立場では、どうしても短期的な視点に偏り、現場目線が優先されてしまいます。
三浦さんの塾に通うことで、経営をより俯瞰的に捉え、どのような社会をつくりたいのか、という長期的なゴールから逆算して、組織の戦略を考える重要性を学びました。その結果、自然と視点が高まり、物事を多角的に見る力が身についたと感じています。
さらに、三浦さんは非常に熱い想いを持ち真摯に経営と向き合う方です。企業が強くなることが日本全体のためになるという信念のもと、この塾を立ち上げられたと伺っています。その姿勢には大きな安心感があり、どんな相談にも親身にのってくださるので、とても頼りになる存在です。
三浦先生はまるでパーソナルトレーナーやドクターストレッチのように、私たちの成長を後押ししてくださる存在です。方法や手順は頭では理解していても、実際には感情的な部分や「面倒くさい」という気持ち、自分の怠惰や弱みに邪魔されて前に進めないことがよくありますよね。そんなとき、こうすると良いですよ、と具体的なアドバイスをくださったり、行動を後押ししてくださるおかげで、スムーズに次のステップへと進めます。まさに、私の背中を押してくれる“伴走者”といった存在です。
さらに、私が部下に同じことを伝えても、なかなか理解が得られないときには、それならこういう言い方はどうでしょう、と別のアプローチを提案してくださるので、組織全体が動きやすい環境を整えられます。こうしたサポートのおかげで、チームのモチベーションも自然と高まります。
特に印象に残っているのは、公認会計士三浦真塾の第3講です。この回では、ChatGPTを活用してクロスSWOT分析を行い、経営戦略を策定しました。経営戦略の作成には時間がかかるイメージがありましたが、AIを活用することで、短時間で論理的な分析を進められることに驚きました。そのプロセスが非常に印象的でした。
経営は自由度が高く、何でもできるように思えますが、実際には適切な判断を下すために、多くの情報を整理し、意思決定を行う必要があります。
講義では、「自社はどのように進むべきか」「外部環境の変化はどう影響するのか」「内部の強みをどう活かすべきか」といった要素を整理し、それを基に具体的な戦略を描いていくプロセスを学びました。データに基づいた明確なフレームワークとして理解できるようになり、大きな学びになりました。こうした新しい手法を知ることができたのはとても貴重な経験でした。