~奇跡は自分で起こすもの~
MiracleWonderland
沖縄大自然写真家MiracleKayokoです。
最近、ちょっと気になる
著書のご紹介です。
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『GIVE & TAKE』
「与える人」こそ成功する時代
著者:アダム・グランド 三笠書房
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この著書では、
『成功する与え方』が学べます。
いい事をすると自分に返ってきますよ。
だから人にいい事をすると成功するよ。
そう言われていますね。だけど、本当かな?
なんだか信じきれない自分もいます。
その疑問に応えてくれる著書が
アダム・グランドさん著書『GIVE and TAKE』です。
この本を読むと、これからどうしたら本当に成功するのか、
はっきり分かります。
その方法を理解する為に、先ず初めに、
世の中の人間の3つのタイプについて説明しています。
①ギバー:与える派(利他)25%
②テイカ―:奪う派(利己)19%
③マッチャー:バランス派(調整)56%
ギバーとテイカ―は、
ビジネスセミナーでも良く言われていますから、
聞き覚えがありますね。
誰かに何かしてあげたい行動原理が『利他的なギバー』
反対に誰かに何かして貰おうという行動原理が『利己的なテイカ―』
そして、この著書では、三つ目の存在が居る。と言っています。
なになに?とても興味深い話しです。
『マッチャー』とは、
ギブとテイクを調整するバランス派です。
例えば、何かをしてあげたらそのお返しに何かが欲しいなぁと思う。
また、何かして貰ったら何かお返ししなきゃと思う。
え?これって普通の人じゃないですか?
実は、殆どの人がこれに当てはまると言っています。
そんなにして貰ったらお返し出来ないから。
無意識にそう言ってることがありませんか。
何かして貰ったらなにをお返ししようかなって
プレッシャーに感じる。アルアルですね。
さらには、何かあげたのに
あれ?お返しあの人くれなかったなぁ。て不機嫌になる。
あの時あんなにしてやったのに、まだ何もかえしてこないよね。
なんて、言ってしまうこと。ありませんか。
それがマッチャーだそうです。
あ。わたしのことだ!><
全体のパーセンテージは、
①ギバー:25%
②テイカ―:19%
③マッチャー:56%非常に多い
ということだそうです。意外ですね。
普通に考えたら、②テイカーが50%位かと思いますね。
①ギバーが少ない、③マッチャーもそこそこ居る、
殆どがテイカ―なんだと思う人が多いそうです。
まとめると、
世の中には三種類の人が居て、
マッチャーが最も多く。テイカ―は最も少ない。
ギバーはテイカ―よりは居る。
じゃあ、結局、その上で、
だれが一番失敗するの?誰が一番成功するの?
この順位がまた面白いトコロです。
<成功の順位>
1位:①成功するギバー
2位:③マッチャー
3位:②テイカ―
4位:①失敗するギバー
社会で最も虐げられているのが、
なんと、第4位ギバーなんです。
ギバーは与える派だから、搾取されちゃうんです。
いい人であるが故に、与えようと思うが故に、
頼みごとを断れず与えて与えて搾取されてしまう。
ボロボロになって燃え尽きてしまう。
自分のことをやる時間も無くて、結果が出せない。
でもいいんだ。誰かの為になるなら、なんて言ってしまう。
あいつ、いい人なんだけどね。
いい人過ぎてどんどん出世から縁遠い人になってしまう。
あんなにやってあげたのに、その人のミス失敗をあいつのせいにされて、
挙句の果てに誹謗中傷まで浴びしまう、
でもあいつ言い返さなかったらしいよ。
なんて可愛そうな奴。って、そう言う人、居る居る。
これって、結構、
身に覚えのある人も多いかもしれません。
私にもありました。あなたもありませんか。
ギバーが失敗する第4位だなんて。
それって、どういうこと?
*
この本では、
ギバーは、ボロ勝ちするか?ボロ負けするか?
極端に分かれると言っています。
じゃあ、ボロ勝ちするギバーになろう。
そう思っても、ギバーはもしかしたら
失敗する第4位になってしまうかもしれないってこと?
失敗するギバーと成功するギバーの違いがはっきり分かったら、
素直に『成功するギバー』になりたいと思いますね。
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<成功するギバーとは?>
達成型であれ:相手を助ける上で自分にもメリットがある、という人を助ける。
計画的であれ:時間を区切ってまとめて助ける(毎日助けるはNG・週2時間以内)
自主的であれ:助けたい人を自分で選んでいる
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『ヘルパーズハイ』って、
聞いたことがありますか?
誰かを助けてあげてる実感。
この実感が、自己肯定感に繋がり、
より自分の活動を前向きに出来る、
エネルギーが湧いてくる。
ボランティア活動とか、
人間には、誰かを助ける行動というものは
ものすごいエネルギーを貰えてくれる、
すごいエンジンになる、と言われている。
お金持ちだから寄付してるんでしょ。
って、思うでしょ。だけど、実は逆なんだよ。
寄付するマインドの人だからお金持ちになっているんだよ。
それが心理学的にいうと『ヘルパーズハイ』です。
どういうことか、と言うと。
その人がなにかあげているんだというマインドが
その人の自己肯定感を増して、
それで成功のマインドがもっと高まるという。
心理学的にいう『ヘルパーハイ』。
倫理的満足感のことだそうです。
ただ、やりすぎに注意です。
それにはちょっとしたコツがあります。
「〇〇やっておいてね」
「これお願いね」「〇〇たのむね」
「あ、はい」「あ、はい」「あ、はい」
ポンと声掛けられて引き受けてしまう。
ちょこちょこちょこちょことやってしまう。
あなたにも、
心当たりがないでしょうか。
頼まれたら断れない。
NOと言えないから与え続けてしまう。
なかなか自分のことが出来ない。だんだん不満になって来る。
それでは疲弊していつか爆発してしまいます。
では、
どうしたらいいでのしょう?
その方法を、この著書が教えてくれています。
どれ位まで引き受けたらいいのか分からないから、
ぜ~んぶ引き受けちゃうんです。
だから、やめときなさいね。
まとめてやる。時間を区切る。
それだけでも随分改善できます。
その上で重要なことは『自主的』かどうか?
自分がこの人を助けたいと思っている、
その時に得られる効果が大きいとのことです。
誰かに言われてやってる?強制させられてる?
それではなかなか効果が上がらない。
その上で断れるかどうかが、とても大事なことです。
それはやる、それはやらない、決断するが大事。
自分にギブの主導権があることで、
自分にとって効果が得られることが出来ます。
達成型。計画的。自主的。
この三つがないギバーが失敗ギバーなんです。
同じジャンルのギバーでも、全く真逆の人物像です。
例えば、
成功ギバーは『エンジェル投資家タイプ』
つまり、自分より困っている人、
自分よりまだ成功していない人。
この人は自分にもメリットを与えてくれるな、
という人を選ぶ計画性がある。
自主的に計画的にやっている。
生徒会長になりそうなタイプの人っていますね。
失敗ギバーはシンプルに断れない『いい人タイプ』
みんなにあれやっとけ、これやっとけ、
と言われてパニックになりながら
みんなの分まで荷物を運んじゃうタイプ。
利他でいきなさい。与えて与えて与えまくれ、
と、さんざん言われてきましたが。
成功するためには、ギブするだけでは
不十分だったんですね。
1位になる成功するギバーか?
2位の失敗するギバーか?
クッキリと分けて考えて行動できるかどうか。
これで世界の見方が変わってきます。
ここ、最重要ポイントですね。
これは、目からウロコの大発見ですね。
モヤモヤが飛んで自分の思考だいぶ整理されました。
計画的に自主的に目標を達成していきたいですね。
~行動を変えれば、信念も動機もあとからついてくる~
自分の行動が先ず先。
自分が成功ギバーになると決める。
そして、その方法論をしっかり自分の中に落とし込んで行動に出る。
すると、自分の信念や動機がちょっとづつ変わっていく。
気付いたら、あなたは本物の成功ギバーになっています。
自らの選択で、そうなりたいと思ったらなれます。
さぁ、あなたはどう思いますか。
まだ良く分かりませんが、私も、
成功ギバーになれるように励みます。
~奇跡は自分で起こすもの~
MiracleWonderland
沖縄大自然・写真家MiracleKayokoでした♪
* <参考:YouTube動画>
■中田敦彦のYouTube大学■
【エクストリーム現代社会】GIVE and TAKE編
https://youtu.be/qTW80vS7_BQ
※こちらから引用させていただきました!
<秘話>
これは、ローマ帝国の『五賢帝王時代』に
既に、鉄人帝王ローマ帝王マルクス・アウレリウスが発見していたこと。
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ある人々は、誰かに良くしてやると、
お返しをしてもらおうと常に期待している。
また、ある人々は良くしてやった事を意識していて
相手は自分に返すべき恩義があると思っている。
しかし、第3の人々はそんな事など考えもしない。
彼らは、葡萄の木のようなもので
何の見返りも期待しないで葡萄の実を付ける。
だから、誰かを助けたら、あとは他の事に取り掛かるのだ。
私たちはその様な人間でなくてはならない。
『ローマの五賢皇帝』
マルクス・アウレリウス・アントニヌス:第16代ローマ帝王
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目指すことは、第3の人になること。
誰かを助けたら次のことをやる。
頼まれたことを全部引き受けるのではなく、
葡萄の木の様に、誰かに恵みを授けたうえで
また違うことをやる。という強いマインドのこと。
マルクス・アウレリウス第16代ローマ皇帝はその様な人を礼讃していた。
<おしまいに>
今回の著書『GIVE and TAKE』で
ご紹介している『成功する与え方』は、
実は、自然界の摂理でもあります。
何故かというと。
花は、ただそこに咲いているだけ。
誰に褒められたいからでもなく。
ただ、そこに咲いているだけ。
現在、沖縄県本島北部~亜熱帯の森やんばるでは、
『やんばるワンダーランド』を主宰しています。
『森林ふぉとツアー』の案内の時に、そんな風に
参加者さんにそうお伝えすることがあります。
花々は見返りを求めていません。
自らの命の限り咲き誇っています。
小鳥や蜜蜂、蝶など昆虫が花の蜜を吸いにやってきます。
花粉を足に付けて花から花へと飛び回る内に、
受粉してお陰で結実して子孫を残すことができます。
『自然回帰』
私たち人間も自然の一部と言われることがあります。
自然の流れ自然界の摂理にたち戻ることが
大切なのかもしれませんね。
あなたは、どう思いますか。