【最新版】PCR検査ってコロナには意味がない!?

2020/07/09
ついに東京のコロナウイルス陽性者数が、200人を超えましたね。
第2波到来も、目前に迫っていますね。

それもあってか最近、何事につけてもPCR検査が叫ばれています。
そもそも「PCR検査」とは何なのでしょうか?
今回は、そんなPCR検査を紹介しようと思います。

 

PCR検査とは?

ではPCR検査とは何なのでしょうか。

PCRとはPolymerase Chain Reaction(ポリメラーゼ連鎖反応)の略です。
といわれても、意味がわからないと思います。
簡単に申し上げますと、ウイルスは「ウイルス独自の遺伝子」を持っていて、その遺伝子を増幅して見つける検査のことです。
すなわち、PCRでコロナウイルスの遺伝子が見つかれば、ほぼ確実に「コロナウイルスに感染している」ということができます。

だいたい3~4時間で結果が出る検査でその日のうちに分かります。

ところで皆さんは、だれが検査をするか知っていますか?
ニュースなどで取り沙汰されているので知っている方も多いと思いますが、
実は「医者」ではないんです。
もちろん鼻に綿棒を突っ込むのは医者がするのですが、検査自体は「臨床検査技師」が一例一例します。
そのため、少し前に日本で騒がれていた「一日の検査の数が少ない」というのは仕方ない部分もあります。なぜなら、すべて人力で、限られた人数でしているからですね。


現在日本では、陽性の可能性がある人(37.5℃以上の熱が4日以上続いている人など)を対象にして検査しています。 

なぜ、陽性の可能性がある人だけに絞って、検査を実施するのでしょうか?

後程申し上げますが、臨床検査技師の人数はかぎられているうえ、一人一人の時間がかなりかかってしまいます。
また、医学的、統計的な見地からいうと、誰にでも検査をしてよいわけではないんです。

PCR検査は何に使うの?

ではPCR検査は、今回も含め何の病気に使われるのでしょうか?

PCR検査とは、その病原体(特にウイルス)がいるかどうかを判断する検査でしたね。
では、インフルエンザウイルスや、風邪(ウイルスによるもの)のときにも行うのでしょうか?

答えはNOです。
なぜなら、インフルエンザの時は「迅速診断キット」という迅速にインフルエンザの抗体を調べる検査があるからです。
風邪の時は、特に検査しませんよね。
それは、風邪に典型的な症状しかないときか、医者が怠慢であるときのどちらかです。

しかし、すべてのウイルスの病気に対して、PCR検査が有効です。

では、なぜすべてに対してしないのでしょうか?
理由はいくらかあります。
①. お金がかかりすぎる。
②. 検査数を多くすると、時間がかかりすぎる。
③. わざわざ面倒な検査をしなくても、時間をかけると治る病気である。

などなどです。

上記の理由で、もともと日本でもPCR検査はあまり行われていませんでした。

では、今回のコロナウイルスはなぜPCR検査をするのでしょうか?

大きな要因としては、今回のコロナウイルスに対する、他の検査方法が見つかっていないからです。
今後、コロナウイルスに対するワクチンや治療薬などができると、迅速に外来でも診察できるようになるため、落ち着くのかもしれませんね。 

まとめると、PCR検査はすべてのウイルス感染症に有効ですが、様々な問題から新しい、または見つけるのが難しい病気に対して用いられます。

鵜呑みにしてはいけません!

では、PCR検査というのはお金はかかりますが、万能な検査なのでしょうか?

答えは全く持ってNOです。


先ほども言いましたが、今回のコロナウイルスに対してはまだPCR検査が有用であるため 、現在PCR検査が行われています。

しかし、PCR検査というのは「コロナにかかっていない」と証明することには向いておりません。
それには様々な理由がありますが、いくつかあげますと、
①. 採取する部位が悪く、陰性と出てしまう
②. 増幅方法が悪く、陰性と出てしまう         
③. コロナウイルスにかかってから、時間があまり経過していない
などです。

①について、PCR検査というのは「人間の医者」の手によって行われます。
方法は、被験者の鼻の中に綿棒を突っ込んでぐりぐりするものです。
インフルエンザの時にされるものですね。
人間がする以上、やはりミスが出てきてしまいます。
綿棒の突込みが甘かったり、被験者が嫌がってきちんと採取できなかったり、、などなどですね。

②について、最初の「PCR検査とは?」でも述べた通り、PCR検査はウイルスの遺伝子を増幅させて検査します。
よって、その過程(増幅過程)で何らかのミスがあると、まったく検出されません。

③について、ウイルスにかかってからあまり時間がたっていないと、ウイルスが体内でまだ増え切っていないので検出できません。
なんと、感染初日(ウイルスにはかかっているけれど、症状は出ていないとき)には、陽性率は0%なんです。
感染5日目くらいでようやく、陽性と検出できるようになります。
つまり検査はそれ以降が望ましいということです。

完璧と思われているPCR検査ですが、まったくそんなことはありませんね。
もちろん「陽性」と出た場合、99%本当にウイルスにかかっています。
しかし、仮に「陰性」と出た場合でも、ウイルスにかかっている可能性は大いにあるのです。

世間での評判は、あてになりませんね(笑)

PCR検査はこんな人にすべき

先ほどは、「PCR検査」は万能ではないと申し上げましたが、どういう人にするのがよいのでしょうか。

①. 発熱(37.5℃以上)が4日以上続いていること
②. コロナウイルス感染者と濃厚接触した or 二週間以内に海外渡航歴がある or 肺炎の症状がある
を両方満たす人が検査されます。

なぜ、このような基準があるのでしょうか?
理由は様々ありますが、一つとして「検査前確率を上げること」、もう一つとして「ほかの感染症の可能性のほうが圧倒的に多いこと」です。

前者の「検査前確率」とは何なのでしょうか?
その名の通り、検査する前の確率のことです。

もう少し詳しく説明しますね。
皆さんは「ずっと家にいた、発熱もしていない人」と「外出の多かった、発熱をしている人」だと、どちらの方が、コロナウイルスにかかっていると思いますか?
これは圧倒的に後者を選んだ人が多いと思います。
これを検査前確率といいます。

検査する前から、コロナウイルスにかかってそうな人だけを選別して検査することで、より発見しやすくします。

そんなんなら、全員検査してもいいだろと思われた方も多いと思います。
しかし、前の「鵜呑みにしてはいけません!」で述べた通り、「陰性」という証明はできないのです。
そのため、一日にこなせる検査の量が決まっている以上、選別して検査する方がいいですよね!
これが「検査前確率」をあげるメリットなのです。

もちろんデメリットもあります。

若者は症状が出にくいので、発熱が4日も出にくいんです。
つまり、コロナウイルスだったとしても、検査できないのです。

しかし、それよりも検査前確率を上げて、感染者を一刻も早く隔離、治療した方がよいですね。

もう一つ「ほかの感染症の可能性のほうが圧倒的に多い」についてです。

今回上記のように検査前確率を上げて、検査していますが、陽性者数は検査人数のどのくらいか知っていますか?

なんと6~10%の間です。つまり、10~16人に1人しかコロナウイルス感染症ではないのです。

つまり、残りの90%以上の人は、異なる病気なのです。
もちろん、陰性という証明はできないので、コロナである可能性は否定はできないですが何度も検査するので、その可能性は低くなってきます。

すなわち、上記のことからPCR検査は


①. 発熱(37.5℃以上)が4日以上続いていること
②. コロナウイルス感染者と濃厚接触した or 二週間以内に海外渡航歴がある or 肺炎の症状がある
を両方満たす人に施行すると良いですね!
まとめ
①. PCR検査は、ウイルスの存在を証明する検査である。
②. PCR検査はウイルス感染症に用いられるが、時間とお金がかかる。
③. PCR検査は「陰性証明」にはならない。
④. PCR検査は特定の人にすべき
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