おススメの一冊
2020/06/11
おススメの一冊
「代表的日本人」
キリスト教思想家としてその名を知られる内村鑑三が、明治時代に西欧社会へ向けて英語で著した、“Representative Men of Japan” の和訳本である。西郷隆盛、上杉鷹山(うえすぎようざん)、二宮尊徳、中江藤樹(なかえとうじゅ)の5人の生涯と思想、そして、彼らがいかにして優れた仕事を成し遂げたのかを語る。5人の「代表的日本人」の魅力は、現代においても色あせない。どのような人間性が人を惹きつけるのか。どのような思想をもって社会のなかで生きるべきか。どのようにすれば、人々を率いて事業を成功させられるのか。そうした問いに対する答えを、彼らの生きざまは示している。指導的立場にあるビジネスパーソン必読の1冊だ。