第7回 論語の教えをビジネスに生かす
2020/06/22
第7回 論語の教えをビジネスに生かす
アドバイスの「選り好み」はしない
【豊かな心で楽しく生きる方法 242】
[賢い人の考え方、愚かな人の考え方]②
上からの教えには、素直に耳を傾ける。
そういうまっすぐな心を持った人は必ず伸びる。
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アドバイスの「選り好み」はしない
教えられたことをどんどん吸収して力を伸ばしていく様を例えて「真綿が水を吸うように」などということがある。
真綿は、水を選り好みすることはない。
泥水であれ、綺麗な清水であれ、どんな水でも吸収し、その水分でどんどん身を大きくしていく。
この場合の「真綿」は「素直な心」と捉えるといい。
例えば上司から何か教えられた時、どんな内容であれ、とにかく受け入れてみることが肝要だ。
「お言葉ですが、私はこう考えます」とか
「どうしてそんなことをしなければいけない
のか、意味が分かりません」といった受け答えをしてはダメ。
「はい、わかりました!」と素直に聞き入れ
教え通りにやるのみ、である。
もちろん、すべての教えが有効であるとは限らないが、うまく行かないとわかることもまた収穫なのだ。
「野球選手に理屈は不要。素直な心ですべてを吸収しようとする選手ほど伸びる。
コーチのし甲斐がある」
巨人軍でV9時代を築いた川上哲治監督の
名言である。
名言である。