おすすめの本(2)『統計学が最強の学問である』

2020/06/09


おすすめの本(2)『統計学が最強の学問である』

統計学からの挑戦状

今回も前回に続いておすすめの本を紹介させていただきます。
タイトルは『統計学が最強の学問である』と、その続編の【実践編】です。
著者は西内啓さんという東大出身の方です。
この本は、この種の本としては異例の売れ行きで、非常に話題を呼びました。
あまりに売れたためか、あるいはその挑戦的なタイトルのせいか、毀誉褒貶の激しい本でもあります。




上の写真の左側、つまり最初に出された本において、「あえて断言しよう。あらゆる学問のなかで統計学が最強の学問であると」と著者は挑発的に書いています。いわば統計学からの挑戦状です。
こんなことを言われたら、そりゃ、他の学問が黙っているわけないですよね(笑)
「統計学が学問の中で最強?ふざけるな!」「統計学は学問としてはもう発展の余地はない」「統計学なんか、そもそも学問ですらない」「こんな本では実践の役に立たない」等々、否定的な声がこの本に対して寄せられました。
それに対する反論として出されたのが、右側の【実践編】なのです。
皆さん、まんまとやられましたね(笑)。
そう、恐らく著者は、こういう声が寄せられることを予想していたのです。いや、むしろ、そういう声が出るように書いていたのでしょう。最初から【実践編】という続編を出すという計画のもとに。
うまい売り方ですね。
物を売る全ての人にとって非常に参考になると思います。

なぜ「最強」なのか

では、なぜ統計学が「最強」なのでしょうか?
ネタバレとなってしまいますので、詳細はここでは書けませんが、【実践編】で書かれていることを要約すると、統計学は、「あわて者」と「ぼんやり者」の間にある「最善」の道を探し続けるから「最強」であるということです。
私なりの言葉で言い換えれば、自ら最強となるよう動機づけられ宿命づけられている学問領域であるということになると思います。

現在、新型コロナによって世界中が大変な状況ですが、人類がこのような未知の感染症と戦う上で強力な武器となるのも統計学です。
怖がり過ぎず、油断もし過ぎない、ちょうど良い怖がり方を模索して行くために、統計学が非常に有効なのです。
そして、もちろん、我々にとってのリスクは感染症だけではありません。
新型コロナによってお仕事に非常なダメージを受けておられる方も多いでしょうし、それ以外にも、不況や災害や病気や怪我等で生活が厳しくなる可能性も当然あります。
これらに対しても、ちょうど良い、賢い怖がり方をすることが、リスクへの正しい対処法であると私は考えます。
そのためには、日頃から、正しく数字を読み取る力を身につけておくことが必要となります。
それこそが、統計学の根源的な意義だと思います。つまり、統計学とは、人が生き残って行くための知恵であり、いわばサバイバルのための武器なのです。
だから、必然的に最強であらねばならないのです。

さらなる続編もありますが...

実は、この後にさらなる続編として、【ビジネス編】と【数学編】も出されています。
そちらも併せて読むと、より統計学への、いや、世界への理解が深まり、文字通り最強の人となるかもしれません。
でも、一般的な活用のためには、この2冊で十分と思います。
この2冊どころか1冊ですら読むのはしんどいという方も、どうぞご安心ください。
私がこのシリーズや他の統計学の本を読んだり実践した内容に基づき、皆さんの生活防衛(お小遣い稼ぎもその一環です)のために「これだけは」という必要最低限の情報を折に触れてお伝えして行きますから。
今日は、統計学が諸学の中で最強と言えるぐらいにすごい威力があるものだということだけ覚えて帰ってくだされば結構です。
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