ポータブル電源情報のまとめ

初心者向け Jackery ポータブル電源の選び方はどうする?

2025/01/07
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初心者向け Jackery ポータブル電源の選び方を解説【全機種比較】というテーマ以下のような動画が出ています。

 
この動画内容をベースとして、初心者の方に向けて、Jackeryポータブル電源の選び方についてわかりやすく解説します。どの機種を選べばいいのか迷っている方に、機種ごとの特徴や性能の違いをしっかりと説明していきます。この記事を読めば、自分に最適なJackeryポータブル電源が見つかるはずです。
 

ポータブル電源を選ぶ前に知っておくべきポイント


Jackeryのポータブル電源には現在11種類のラインナップがあり、それぞれに特徴があります。選び方のポイントを理解することで、自分に合った機種を見つけやすくなります。

バッテリー容量、定格出力、搭載されているポートの種類と数、価格、サイズと重量が主な選択のポイントになります。それぞれの要素について詳しく見ていきましょう。


バッテリー容量で何ができる?


ポータブル電源の容量は「Wh(ワットアワー)」という単位で表されます。この数値が大きいほど、より多くの電力を蓄えることができ、電化製品を長時間使用できるようになります。

たとえば、容量が400Whの機種であれば、スマートフォンなら約22回のフル充電が可能です。また、扇風機を弱運転で使用する場合は約20時間の連続運転ができます。1000Whになると、スマートフォンのフル充電回数は約54回まで増え、車載用冷蔵庫なら51時間ほど連続で使用できます。

ただし、バッテリー容量が大きくなるほど本体の重量も増加し、価格も高くなっていきます。そのため、実際の使用シーンを想定しながら、必要な容量を見極めることが大切です。


定格出力の重要性


定格出力とは、電化製品を動かすために必要なパワーを表す数値です。バッテリー容量と混同しやすいポイントですが、両者は全く異なる性能を示しています。

定格出力が200Wの機種では、消費電力が600Wの炊飯器など、高出力を必要とする電化製品は使用できません。これは家庭でブレーカーが落ちるのと同じような状態です。スマートフォンの充電には問題ありませんが、電気ケトルやドライヤーなど、熱を発生させる家電製品を使用したい場合は、より高い定格出力が必要になります。

具体的な目安として、500W以上の定格出力があれば、コーヒーメーカーやプロジェクターが使えるようになります。1000W以上になると、電子レンジや小型の炊飯器も使用可能です。2000W以上の機種であれば、ほとんどの家電製品に対応できます。


ポートの種類と数で広がる使い方


Jackeryのポータブル電源には、主にACコンセント、USB-A、USB-C、シガーソケットの4種類のポートが搭載されています。ACコンセントは一般的な家電製品を使用する際に必要で、最も重要なポートと言えます。

エントリーモデルのJackery 240では、USB-Aが2つ、シガーソケットが1つ、ACコンセントが1つという構成になっています。これにより、スマートフォンを2台同時に充電しながら、扇風機などの家電製品を1台使用することができます。

上位機種になるにつれてポート数は増加し、Jackery 1000以降のモデルではACコンセントが3口以上搭載され、USB-CポートやLEDライトなども追加されています。これにより、より多くの電化製品を同時に使用できるようになります。

使用したい電化製品の数や種類に応じて、必要なポートの数と種類を確認することが重要です。特にACコンセントの数は、複数の家電製品を同時に使用したい場合の重要な選択ポイントとなります。


Jackeryの入門機種を徹底解説


まずは、Jackeryの入門機種について詳しく見ていきましょう。価格を抑えながらも十分な性能を備えた機種から、人気の中堅機まで、それぞれの特徴を解説します。


Jackery 240の特徴と性能

Jackery 240は、29,800円という手頃な価格が魅力の入門モデルです。サイズは230×133×167ミリ、重量はわずか3.1kgと、Jackeryシリーズの中で最も軽量コンパクトな設計となっています。

バッテリー容量は241.9Whで、スマートフォンなら約14回、ノートPCなら約3回のフル充電が可能です。定格出力は200Wで、車載冷蔵庫や液晶テレビといった消費電力の少ない家電製品を使用することができます。

ポート構成はUSB-A×2、シガーソケット×1、ACコンセント×1となっており、スマートフォンを2台充電しながら、扇風機などの家電製品を1台使用できます。

容量は小さめですが、スマートフォンやノートPCの充電、夜間の照明確保など、基本的な電源需要には十分対応できます。ただし、調理家電など消費電力の大きい製品は使用できないため、使用目的をしっかりと確認する必要があります。


Jackery 400で広がる使い方


Jackery 400は、49,300円でJackery 240とほぼ同じ外観を持ちながら、バッテリー容量が400Whに増強されたモデルです。サイズは230×153.2×167.3mm、重量は4.1kgと、持ち運びのしやすさを維持しています。

バッテリー容量が増えたことで、スマートフォンなら約22回、ノートPCなら約5.5回のフル充電が可能になりました。定格出力は200Wで、車載冷蔵庫や電気毛布などの使用に対応しています。

ポート構成はJackery 240と同様ですが、バッテリー容量が大きくなったことで使用時間が大幅に延長されています。特に冬のキャンプで重宝する電気毛布を一晩中使用しても、バッテリーに余裕があるのが特徴です。

コンパクトさを保ちながら長時間使用できる点で、ポータブル電源として非常に使いやすい機種となっています。金銭的に余裕がある方には、Jackery 240よりもこちらがおすすめです。

 

人気の中堅機Jackery 708

Jackery 708は、84,500円とやや高価格帯ですが、Jackeryのポータブル電源の中で最も人気のあるバランスの取れたモデルです。サイズは299.7×192.9×191.5mm、重量は6.3kgと、2Lのペットボトル3本分ほどの重さになります。

バッテリー容量は708Whで、スマートフォンなら約40回、ノートPCなら約9回のフル充電が可能です。この容量があれば、さまざまな家電製品を容量不足を心配せずに使用できます。

定格出力は500Wまでパワーアップしており、コーヒーミルやプロジェクターなども使用可能です。ただし、多くの調理家電は500Wを超える消費電力を必要とするため、使用できない製品もあることに注意が必要です。

ポート構成はUSB-A×2、USB-C×1、シガーソケット×1、ACコンセント×2と充実しており、より多くの機器を同時に使用できます。PS4などの大型ゲーム機や液晶テレビもキャンプで楽しむことができます。

家族連れなど大人数での1泊キャンプであれば、十分な性能を発揮できる機種です。Jackery 240や400と比べて価格やサイズは大きくなりますが、使用できる機器の幅が大きく広がることから、ヘビーユーザー向けの機種として人気を集めています。


上位機種の実力を比較


より高性能な電源を求める方のために、Jackeryの上位機種について詳しく解説していきます。同じシリーズ内でも性能や特徴が異なるため、それぞれの違いを理解することが重要です。


Jackery 1000シリーズの違い


Jackery 1000シリーズには、標準モデルのJackery 1000、高速充電に対応したJackery 1000Pro、さらに高出力のJackery 1000+の3種類があります。価格は順に139,800円、149,800円、168,000円です。

標準モデルのサイズは332×233×243mm、重量は10.6kgです。1000Proは340×262×255mm、重量約11.5kg、1000+は356×260×283mm、重量14.5kgとなっています。いずれも10kg超えのため、持ち運びには少し力が必要です。

バッテリー容量は1000シリーズ共通で約1000Wh前後。スマートフォンなら約54回のフル充電が可能で、車載冷蔵庫も3日以上連続で使用できます。

最大の違いは定格出力と充電時間です。標準モデルと1000Proは1000Wの定格出力ですが、1000+は2000Wまでパワーアップしています。また、充電時間は標準モデルが約7.5時間かかるのに対し、ProとPlusは約1.8時間で充電が完了します。

さらに1000+はリン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、毎日使用しても10年間の長寿命化を実現しています。電子レンジやホットプレートなどの高出力家電も使用でき、家庭での使用に近い環境を作り出すことができます。


Jackery 1500/1500Proの実力


Jackery 1500は179,800円、1500Proは199,800円で、より多くのバッテリー容量とより高い電源出力を実現したハイパワーモデルです。1500は355×253×265mm、重量16kg、1500Proは384×269×307mm、重量17kgと、かなりの重量になっています。

バッテリー容量は両機種とも約1500Whで、スマートフォンのフル充電が約54回可能です。定格出力は1800Wまでパワーアップし、電子レンジなどの高出力家電製品もほぼ制限なく使用できます。

ポート構成はUSB-A×2、USB-C×2、シガーソケット×1、ACコンセント×3で、1500ProにはさらにLEDライトが搭載されています。これだけのポート数があれば、調理家電や扇風機を使いながら、スピーカーで音楽を楽しむこともできます。

大きな違いは充電時間で、1500は約7.5時間かかるのに対し、1500Proは約2時間で充電が完了します。また、1500ProはPD対応でパソコンへの急速充電が可能になっています。


最上位機種2000/3000Proの性能


Jackery 2000Pro/2000+は285,000円、3000Proは419,000円と、最上位に位置する製品です。2000Proは384×269×307.5mm、重量19.5kg、2000+は473×359×373mm、重量27.9kg、3000Proも同サイズで重量29kgと非常に重いため、車輪付きの設計となっています。

バッテリー容量は2000Proが2160Wh、2000+が2042Wh、3000Proは3024Whです。スマートフォンのフル充電が200回以上可能で、車載冷蔵庫は約120時間の連続使用ができます。

定格出力は2000Proが2200W、2000+と3000Proは3000Wで、ほぼすべての家電製品を使用可能です。ポート構成もACコンセントが5個まで増え、まさに家庭用電源と同等の性能を発揮します。

充電時間は2時間でフル充電が可能で、この容量クラスとしては驚異的な充電速度を実現しています。災害時の備えや、野外での業務用途など、プロフェッショナルな使用を想定した製品といえます。

これらの機種は個人使用ではオーバースペックになる可能性が高いものの、電気のやりくりを考えることなく、ほぼすべての電化製品を使用できる安心感があります。キャンプや災害時の備えとして、究極の選択肢となるでしょう。


用途別おすすめモデル


Jackeryのポータブル電源は用途によって最適な機種が異なります。ここでは具体的な使用シーンに応じて、おすすめのモデルを詳しく解説していきます。


デイキャンプ・1泊向けの機種


デイキャンプや1泊程度のキャンプでは、Jackery 240や400がおすすめです。これらの機種は3~4kgと軽量で持ち運びが簡単なため、気軽なアウトドア活動に最適です。

Jackery 240は29,800円と手頃な価格で、スマートフォンやタブレットの充電に特化した使い方ができます。容量は241.9Whとコンパクトですが、スマートフォンなら約14回の充電が可能で、1日程度の使用なら十分な性能を発揮します。

より余裕を持って使いたい方には、49,300円のJackery 400がおすすめです。バッテリー容量が400Whに増加し、スマートフォンの充電回数が約22回に増えます。さらに、電気毛布や車載冷蔵庫といった小型の電化製品も余裕を持って使用できます。冬キャンプでも電気毛布を一晩中使用できるため、快適に過ごすことができます。

 

長期キャンプ・家族向けの機種

2泊以上のキャンプや、家族での使用を考えている方には、Jackery 708や1000+がおすすめです。これらの機種は複数の電化製品を同時に使用できる性能を備えています。

Jackery 708は84,500円で、708Whの容量と500Wの定格出力を備えています。スマートフォンの充電はもちろん、プロジェクターやコーヒーメーカーなども使用可能です。ACコンセントが2つ搭載されているため、複数の家電製品を同時に使用できます。

より本格的な電源確保を考えている方には、168,000円のJackery 1000+がおすすめです。2000Wの定格出力があるため、電子レンジやホットプレートといった調理家電も使用可能です。また、リン酸鉄リチウムイオン電池の採用により長寿命化を実現し、約1.8時間という短時間での充電も可能です。

災害対策・業務用途向けの機種


災害対策や業務用途として使用する場合は、Jackery 2000Pro以上の上位機種がおすすめです。これらの機種は家庭用電源に近い性能を持ち、ほぼすべての電化製品を使用することができます。

Jackery 2000Proは285,000円で、2160Whの大容量バッテリーと2200Wの定格出力を備えています。車載冷蔵庫なら約120時間の連続使用が可能で、電子レンジやドライヤーなども余裕を持って使用できます。

さらに高性能な電源が必要な場合は、419,000円のJackery 3000Proがおすすめです。3024Whの超大容量バッテリーと3000Wの定格出力により、ほぼすべての家電製品を通常通りに使用できます。ACコンセントも5口搭載されており、複数の電化製品を同時に使用できます。

これらの上位機種は20kg以上と重量がありますが、車輪付きの設計により移動が容易になっています。災害時の備えとして、あるいは野外での業務用電源として、十分な性能を発揮します。ただし、一般的な個人使用ではオーバースペックになる可能性が高いため、実際の使用シーンをよく検討する必要があります。

いずれの機種を選ぶ場合も、バッテリー容量、定格出力、重量、価格のバランスを考慮し、自分の用途に最適なモデルを選択することが重要です。使用頻度や必要な電力量を見極めることで、より効果的な選択が可能になるでしょう。

 

まとめ


ここまでJackeryポータブル電源の選び方について詳しく解説してきました。Jackeryの機種選びで重要なポイントは、バッテリー容量、定格出力、ポートの種類と数、価格、そしてサイズと重量です。

初めてポータブル電源を購入する方は、まずは使用目的をしっかりと定めることが大切です。デイキャンプや1泊程度の使用であれば、軽量で扱いやすいJackery 240や400が最適です。スマートフォンやタブレットの充電を中心とした使い方なら、これらのエントリーモデルで十分な性能を発揮できます。

家族でのキャンプや複数の電化製品を使用したい場合は、Jackery 708や1000+がおすすめです。特に1000+は2000Wの定格出力により、電子レンジなどの調理家電も使用可能で、より快適なアウトドアライフを実現できます。

災害対策や業務用途として使用する場合は、2000Pro以上の上位機種を検討するとよいでしょう。これらの機種は家庭用電源に匹敵する性能を持ち、ほぼすべての電化製品を使用できます。ただし、重量が20kgを超えるため、持ち運びには注意が必要です。

価格は3万円から40万円以上まで幅広く、高性能になるほど高価格になります。そのため、実際の使用シーンを想定しながら、必要十分な性能の機種を選ぶことが賢明です。バッテリー容量と定格出力のバランス、持ち運びのしやすさ、予算を考慮しながら、自分に最適なモデルを選んでください。