ポータブル電源情報のまとめ

買ってよかったポータブル電源とは?YouTuberの感想を調べるとどう?

2025/01/08
PR

ポータブル電源、どれを選べばいいか迷っていませんか?性能や価格帯が異なる製品が数多く登場し、選択肢が広がる一方で選びづらくなっているのが現状です。

そこで今回は、ポータブル電源のレビューで人気のYouTuberが実際に使用した経験から「本当に買ってよかった機種」と「失敗した機種」を詳しくご紹介します。容量別の特徴や使い勝手、意外な注意点まで、購入前に知っておきたい情報をお伝えしていきます。

車中泊やアウトドア、防災用など、用途に合わせた選び方も解説していますので、ポータブル電源選びの参考にしていただければと思います。実機を使った正直な感想と共に、おすすめモデルをご紹介していきましょう。


本記事は以下動画の内容を参考にして作成いたしました。

300W以下の小型ポータブル電源の選び方


小型ポータブル電源は、手軽に持ち運べる利点がある一方で、性能や用途をしっかり見極める必要があります。特に300W以下のクラスでは、ACコンセントの必要性や充電性能、バッテリー容量のバランスが重要なポイントとなってきます。

実際の使用シーンを考えると、このクラスではスマートフォンやタブレット、カメラなどの充電がメインとなります。そのため、必ずしもAC出力は必要ないケースも多く、むしろDCやUSB出力の性能を重視した方が実用的です。


買ってよかった機種:Jackery 100 Plus


Jackery 100 Plusは、モバイルバッテリーとポータブル電源の良いとこ取りを実現した優れた製品です。AC出力は搭載していませんが、その分コンパクトで使いやすい設計となっています。

主な特徴として以下が挙げられます。
* バッテリー容量は31,000mAh(約13Whのスマートフォンを2.8回充電可能)
* USB-A(18W)1ポート、USB-C(最大110W)2ポートを搭載
* リン酸鉄リチウムバッテリーを採用し、高い安全性を確保
* 手のひらサイズで重量も軽く、バッグに入れての持ち運びが容易

特筆すべきは安全性の高さです。一般的なモバイルバッテリーで使用される三元系バッテリーと比べ、リン酸鉄リチウムバッテリーは発火リスクが大幅に低減されています。

実際の使用感としては、車中泊やアウトドアでメインの大容量ポータブル電源と併用することで、効率的な電力運用が可能です。デバイスの充電はJackery 100 Plusで行い、AC電源が必要な機器は大容量ポータブル電源を使用するという使い分けが有効です。


失敗した機種:Anker SOLIX C300(AC搭載版)


Anker SOLIX C300(AC搭載版)は、スペック面では申し分のない製品です。容量288Wh、AC出力定格300W(最大500W)、重量約4.1kgと、この価格帯では十分な性能を備えています。

しかし、実際の使用において以下のような課題が見えてきました。

* ショルダーストラップは付属するものの、4.1kgの重量では実用的とは言えない
* AC出力を搭載しているが、容量的に大きな電力を必要とする機器の使用には不向き
* DC版と比較すると、サイズ・重量面でのデメリットが大きい

特に300W以下のクラスでは、AC出力の必要性を慎重に検討する必要があります。このクラスでAC出力を使用する場合、容量不足に陥りやすく、結果として使用時間が極めて限られてしまいます。

むしろこのクラスでは、LED照明や充電式扇風機、ポータブル冷蔵庫など、DC駆動の機器を選択する方が効率的です。AC出力からDC変換する際の電力ロスもなく、より長時間の使用が可能となります。

以上の経験から、300W以下のクラスを選ぶ際は、AC出力の必要性を見極め、できるだけコンパクトで携帯性の高いモデルを選択することをお勧めします。実際の使用シーンを想定し、必要最小限の機能に絞ることで、より使いやすい製品選びが可能となります。


400W~800Wクラスの中容量ポータブル電源


400W~800Wクラスのポータブル電源は、アウトドアや車中泊での実用性が高く、家電製品の使用も視野に入れやすい容量帯です。小型モデルと大容量モデルの中間に位置し、携帯性と実用性のバランスが取れているのが特徴です。

このクラスでは、電気ケトルやミニ調理家電なども使用可能で、短時間であれば消費電力の大きな家電も動作させることができます。また、重量も10kg前後に抑えられているものが多く、車での運搬も比較的容易です。


おすすめ機種:BLUETTI AC50B


BLUETTI AC50Bは、中容量クラスでありながら、高出力を実現した注目モデルです。主なスペックと特徴を見ていきましょう。

* 容量:448Wh
* 定格出力:700W(最大1000W)
* 出力ポート:AC2口、USB-A(15W)1口、USB-C(65W)2口、シガーソケット1口
* サイズ:このクラスで最小クラスを実現
* 最新のAI-BMSによる待機電力の最小化
* IP20防塵構造による高い耐久性

実際の使用感として、特筆すべき点が複数あります。まず、操作性の高さです。電源ボタンや液晶パネルが中央にまとめられており、直感的な操作が可能です。ボタンの押し心地や、操作時のフィードバックも絶妙です。

また、家電製品との相性も良好です。電気ケトルやIH調理器具なども問題なく使用でき、自宅で使用している1200WクラスのIHも短時間であれば動作可能です。これは、容量に対して出力が高めに設定されているためで、緊急時やアウトドアでの選択肢が広がります。

価格面でも魅力的で、セール時には39,800円程度で購入可能です。この価格帯での高いコストパフォーマンスは、特筆に値します。


高性能モデル:Anker SOLIX C800 Plus


Anker SOLIX C800 Plusは、キャンプライトと伸縮ポールを搭載した革新的なモデルです。主な特徴を見ていきましょう。

* 容量:768Wh
* AC出力:1200W
* 重量:約10.5kg
* 出力ポート:AC/USB合計10ポート(USB-C 100W & 30W対応)
* 独自のキャンプライト機能
* 上面収納スペースの活用

このモデルの最大の特徴は、統合されたキャンプライト機能です。一見すると特徴的すぎて使い勝手を懸念する声もありましたが、実際の使用では非常に便利です。

キャンプライトは自動充電機能を備えており、本体に収納するだけで充電が開始されます。これにより、従来の充電式LEDランタンのような充電忘れの心配がなく、常に満充電状態で使用できます。

また、照明の用途も豊富です。
* スポット照明としての使用
* 周辺の柔らかな明るさ確保
* 磁石・フック対応の多様な設置方法
* 最大1mまで伸縮可能なポール付属

緊急時の備えとしても優れており、停電時にすぐに使用できる照明として重宝します。従来の懐中電灯のような電池切れの心配もありません。

出力性能も申し分なく、USB-C出力は100Wに対応しており、最新のノートパソコンなども急速充電が可能です。AC出力も1200Wと十分な性能を確保しています。

このクラスのポータブル電源を選ぶ際は、使用目的に応じて、BLUETTI AC50Bのような高出力コンパクトモデルか、Anker SOLIX C800 Plusのような多機能モデルかを検討することをお勧めします。どちらも十分な性能を備えており、用途に合わせた選択が可能です。


1000Wクラスの大容量ポータブル電源の実力


1000Wクラスは最も人気の高い容量帯で、車中泊やアウトドア、防災用途まで幅広く対応できる万能タイプです。家電製品の使用にも十分な容量があり、拡張性や機能性も充実しているのが特徴です。ただし、機種選びによって使い勝手が大きく変わってくるため、慎重な選択が必要です。


高性能おすすめ:EcoFlow DELTA 3シリーズ


EcoFlow DELTA 3シリーズは、DELTA 3とDELTA 3 Plusの2モデルが展開されており、どちらも高い完成度を誇ります。

DELTA 3 Plusの主な特徴
* 高速なUPS切り替え速度(10ms)
* NASサーバー対応
* USB出力最大140W対応
* リン酸鉄リチウムバッテリー採用による長寿命設計
* 直感的で使いやすいアプリ連携
* 静音設計の充電システム

特にDELTA 3 Plusは将来性を考慮した設計となっており、140WのUSB出力は今後登場する高出力デバイスへの対応も見据えています。また、NASサーバーへの電源供給が可能なため、自宅のデータストレージシステムのバックアップ電源としても活用できます。

DELTA 3(無印)は、コストパフォーマンスに優れたモデルとして人気があります。拡張バッテリー対応や基本性能は共通で、USB出力が100Wまでという違いはありますが、一般的な用途では十分な性能を備えています。

両モデルとも、従来のDELTAシリーズの課題を改善しており、特にAC出力が前面に配置されたことで使い勝手が向上しています。また、拡張バッテリー用の接続コードも柔軟性が向上し、設置の自由度が増しています。


コンパクト設計:Jackery 1000


Jackery 1000は、1000Wクラスでありながら驚異的なコンパクト設計を実現しました。主な特徴は以下の通りです:

* 容量:1070Wh
* 定格出力:1500W
* 同クラス最小・最軽量デザイン
* 収納式ハンドル採用
* シンプルな機能設計

特筆すべきは、Anker SOLIX C800/C800 Plusよりもコンパクトなボディサイズを実現している点です。機能を必要最小限に絞ることで、極限までの小型化に成功しています。

バッテリー拡張機能やソーラー入力は400Wまでと制限されていますが、これらの制限が逆に携帯性の向上につながっています。DIYや屋外作業での使用に特に適しており、粉塵対策されたACポート設計も実用的です。


残念だった機種:BLUETTI AC180T


BLUETTI AC180Tは、着脱式バッテリーという革新的なコンセプトを採用しましたが、実際の使用では課題が目立ちました。

* 着脱式バッテリー(716Wh×2)の重量感
* 大きすぎる本体サイズ
* バッテリー単体での充電不可
* 着脱の煩雑さ

専用ポータブル冷蔵庫との連携も想定された設計でしたが、両製品ともサイズが大きく、実用性に欠ける結果となりました。結果として、ポータブル冷蔵庫も含めて従来型の小型製品の方が使い勝手が良いという結論に至っています。

アイデアとしては画期的で、将来的に小型化やバッテリーの軽量化が進めば、再評価される可能性はあります。しかし現状では、一般的な使用シーンでの実用性に課題が残る製品といえます。

このクラスでの選び方として、拡張性や高機能を求めるならDELTA 3シリーズ、携帯性を重視するならJackery 1000という棲み分けが明確になっています。用途や使用環境に応じて、これらの特徴を踏まえた選択をお勧めします。


超大容量2000W以上のポータブル電源


2000W以上のポータブル電源は、その大容量と高出力により、より本格的な電源利用が可能となります。従来は大きすぎて実用性に欠けるとされてきたこのクラスですが、近年の技術革新により、よりコンパクトで使いやすい製品が登場してきています。

 

小型化を実現:BLUETTI ELITE 200 V2


BLUETTI ELITE 200 V2は、2000Wクラスの常識を覆す画期的な製品として注目を集めています。主な特徴を詳しく見ていきましょう。

* 容量:2000Wh超
* 定格出力:2200W
* 合計サイズ:923mm(同クラス平均1000mm超)
* 重量:24.2kg
* ソーラー入力:最大1000W
* 充実した出力ポート:AC4口、USB-C 2口、USB-A 2口、シガーソケット1口

特筆すべきは、このクラスでは異例のコンパクトさです。従来の2000Wクラス製品は合計サイズが1000mmを超えるのが一般的でしたが、ELITE 200 V2は923mmまで小型化を実現しています。

また、1000Wものソーラー入力に対応している点も大きな特徴です。そのため、太陽光発電との組み合わせで効率的な運用が可能となり、長期的な電力確保にも対応できます。

実際の使用感としても、ポート配置やボタン類の使いやすさ、液晶パネルの視認性など、細部まで使い勝手が考慮されています。


実用的なユースケースと選び方


2000Wクラスのポータブル電源の活用シーンは、以下のような場合に特に威力を発揮します。

* 長期の車中泊や本格的なキャンプ
* 季節家電(エアコン、ヒーター等)の使用
* 家庭用バックアップ電源としての運用
* ソーラーパネルと組み合わせた日常的な節電対策

選び方のポイントとしては、以下の要素を重視することをお勧めします。

1. 移動頻度と設置場所
* 頻繁に移動する場合は、ELITE 200 V2のような小型モデルが有利
* 固定での使用が主な場合は、拡張性を重視した選択も検討

2. 使用する家電製品
* 使用予定の家電の消費電力を確認
* 同時使用する機器の総消費電力も考慮

3. 充電方法
* ソーラーパネルでの充電を予定する場合、入力容量に注意
* 車での充電も考慮する場合は対応状況を確認

4. 将来的な拡張性
* バッテリー追加の可能性
* 新しいデバイスへの対応性

特に注目すべきは、このクラスではソーラー入力容量が重要な選択基準となることです。将来的なソーラーパネルの追加を考慮する場合、ELITE 200 V2の1000W入力は大きなアドバンテージとなります。

また、2000Wクラスを選ぶ際は、単に大容量というだけでなく、実際の使用シーンを具体的にイメージすることが重要です。季節家電の使用や、長期的な電力確保の手段として検討する場合は、特に充実した機能を持つこのクラスの製品が活きてきます。

結論として、2000Wクラスを検討する場合は、単なる大容量・高出力だけでなく、実用性とのバランスを重視した選択が推奨されます。ELITE 200 V2のような小型化された製品の登場により、このクラスの実用性は大きく向上しており、より幅広い用途での活用が期待できます。


まとめ


2025年のポータブル電源市場では、各メーカーから特徴的な製品が登場し、選択肢が広がっています。容量帯別に見た今年のおすすめ機種をまとめてみましょう。

300W以下の小型クラスでは、Jackery 100 Plusが安全性と使いやすさで高評価を得ています。リン酸鉄リチウムバッテリーの採用や、必要十分な出力ポートの搭載など、実用性の高さが特徴です。

中容量クラスでは、BLUETTI AC50Bが高いコストパフォーマンスを実現し、Anker SOLIX C800 Plusは照明機能など独自の特徴で人気を集めています。特にAC50Bは、手頃な価格帯ながら高出力に対応し、使い勝手の良さも備えています。

1000Wクラスの定番機種としては、EcoFlow DELTA 3シリーズが高い完成度を見せています。特にDELTA 3 Plusは、将来性を考慮した設計と充実した機能で、幅広い用途に対応可能です。また、Jackery 1000は驚異的なコンパクトさを実現し、携帯性を重視するユーザーから支持を得ています。

2000W以上の超大容量クラスでは、BLUETTI ELITE 200 V2が小型化と高性能を両立し、新たな選択肢を提供しています。特に1000Wのソーラー入力対応は、長期的な運用を考える上で大きなメリットとなっています。

ポータブル電源の選び方として重要なのは、実際の使用シーンを具体的にイメージすることです。容量や出力だけでなく、携帯性や拡張性、充電方法など、総合的な視点での検討が必要です。今回紹介した製品は、それぞれの容量帯で特徴的な性能を持っており、用途に応じた最適な選択が可能となっています。