ポータブル電源情報のまとめ

YOSHINO 固体電池ポータブル電源B600 SSTの口コミレビューはどう?

2025/01/09
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YOSHINO B600 SSTは、世界で初めて固体電池を搭載したポータブル電源として注目を集めています。一般的なポータブル電源と比べて安全性が格段に高く、4000回以上という充放電回数を実現した画期的な製品です。

実際に1泊2日の車中泊で使用してみると、炊飯器や調理家電など複数の電化製品を同時に使用しても余裕の性能を発揮。複数のUSBポートやAC出力を備え、使い勝手の良さも実感できました。

気になる点もいくつかありましたが、高い安全性と実用的な性能を兼ね備えたB600 SSTは、アウトドアや災害時の備えとして心強い味方になってくれそうです。このポータブル電源の魅力と実力、そして改善点までしっかりとレビューしていきましょう。


本記事は以下動画を参考に情報をまとめています。


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世界初の固体電池搭載ポータブル電源B600 SSTの特徴


ポータブル電源の新しい選択肢として注目を集めているYOSHINO B600 SSTは、従来の製品とは一線を画す革新的な特徴を持っています。最大の特徴は世界で初めて固体電池を採用したことです。この技術革新により、安全性と耐久性が大幅に向上し、アウトドアや非常時の電源としてより信頼性の高い製品となっています。

従来のポータブル電源と何が違う?固体電池のメリット


従来のポータブル電源は液体の電解質を使用していましたが、B600 SSTは完全な固体電池を採用しています。この違いが製品の性能と安全性に大きな影響を与えています。

固体電池の最大のメリットは、驚異的な充放電回数にあります。一般的なリチウムイオンバッテリーの充放電回数が500-1000回程度なのに対し、B600 SSTは4000回以上の充放電が可能です。これは製品の長期使用を考える上で大きなアドバンテージとなります。

また、従来型の液体電解質を使用した電池では、破損や衝撃による液漏れや発火のリスクがありました。一方、固体電池は可燃性の液体を含まないため、そうしたリスクが大幅に低減されています。実際のテストでは、穴を開けたり斧で叩いたりしても発火や爆発が起きないことが実証されています。

B600 SSTの基本スペックと付属品


B600 SSTは実用的な性能を備えており、基本スペックは以下の通りです。容量は602Whで、定格出力は600W、最大出力は1200Wとなっています。この出力は一般的な家電製品の使用に十分な性能です。

出力ポートも充実しており、前面にUSB-Aポートを2つ、USB-Cポートを2つ、DC出力ポートを2つ、AC出力ポートを3つ搭載しています。特にUSB-Cポートが2つあることで、スマートフォンやタブレットの急速充電も同時に行えます。

付属品も実用的なものが揃っています。ACからDCへの充電アダプター、シガーソケット用充電ケーブル、DC5521からシガーソケットへの出力ケーブル、ソーラー充電用ケーブルが同梱されています。また、日本語の取扱説明書と5年間の製品保証も付いているため、安心して使用できます。

 

安全性能と耐久性について


B600 SSTの安全性能は、固体
電池技術によって大きく向上しています。従来の液体電解質を使用した電池では避けられなかった発火や爆発のリスクが、固体電池の採用により大幅に軽減されています。

耐久性についても優れた性能を発揮します。4000回以上という充放電サイクルは、毎日使用しても10年以上使えることを意味します。これは従来型の電池と比べて約4倍の長寿命です。 

また、本体の設計面でも安全性が考慮されています。冷却ファンを搭載し、使用時の温度管理を適切に行える仕組みを採用。スマートフォンアプリと連携することで、リモートでの電源管理や本体システムのアップデートも可能です。さらに、持ち運びやすいハンドルデザインや、ショルダーストラップ用のフックなど、実用的な機能も備えています。

こうした特徴により、B600 SSTは安全性と実用性を兼ね備えた次世代のポータブル電源として、アウトドアや防災用途での使用に適した製品となっています。

 

実際の使用感と性能レビュー


B600 SSTの実力を確かめるため、実際の車中泊での使用テストを行いました。1泊2日の使用で、調理家電から充電まで、様々なシーンでの性能を検証していきます。果たして実用的な性能を発揮できるのでしょうか。

 

車中泊での1泊2日使用テスト


1泊2日の車中泊で、バッテリー残量100%からスタートしたB600 SSTの実力を試してみました。夕食の調理では炊飯器(300W)を使用。面白い使い方として、炊飯器で米を炊きながら、同時に鶏肉も調理してみました。炊飯開始時のバッテリー残量100%から、調理終了時には86%まで減少。わずか14%の消費で、主食とおかずを同時に作ることができました。

夜間は複数のデバイス充電に使用。スマートフォンやタブレットなど4台同時充電でも余裕の出力で、翌朝までの充電に問題ありませんでした。翌朝のバッテリー残量は79%を維持していました。

朝食では電気蒸し器(370-390W)を使用。卵を茹でる程度の調理でバッテリー残量は14%減少し、65%まで低下。1泌2日の使用で、バッテリー残量は半分程度となりました。


家電製品の使用時間と消費電力


B600 SSTは定格出力600W、最大出力1200Wという性能を持ちますが、実際の家電使用ではどの程度の電力を消費するのでしょうか。

炊飯器使用時の消費電力は約307Wで、30分程度の使用で14%のバッテリーを消費しました。電気蒸し器は370-390Wの消費電力で、同じく15分程度の使用で14%の消費となっています。

複数機器の同時使用にも対応可能で、例えば炊飯しながら別の調理器具を使用するといった使い方もスムーズにできました。ただし、家電使用時には冷却ファンの動作音が気になる場面もありました。

実際の使用感として、1回の充電で2泊3日程度のキャンプや車中泊なら、通常の電化製品使用に十分対応できる性能だと感じました。ただし、冷蔵庫など常時電源が必要な機器を使用する場合は、より大容量の電源が必要かもしれません。


充電方法と充電時間の検証


B600 SSTには4つの充電方法が用意されています。ACアダプター充電、車載充電、USB-C充電、そしてソーラーパネル充電です。

ACアダプターでの充電は、120Wの入力で約5時間かかります。車のシガーソケットからの充電も同様に5時間程度必要です。より早く充電したい場合は、PD60WのUSB-C充電とDC入力を同時に使用することで、約3時間での満充電が可能です。

車中泊やキャンプでの使用を想定すると、移動中に車載充電できるのは大きなメリットです。長距離移動の際は、運転中の充電で十分なバッテリー残量を確保できます。

また、ソーラーパネルでの充電にも対応しているため、アウトドアでの長期使用時には太陽光による補充も可能です。充電方法の選択肢が多いことで、使用環境に応じた柔軟な運用ができます。

ただし、全体的に充電時間が少し長いと感じる場面もありました。特にACアダプターのみの充電では5時間というのは、急いで使用したい場合には少し気になるポイントかもしれません。


B600 SSTの魅力と気になる点

実際の使用を通じて、B600 SSTならではの魅力と、いくつかの気になる点が見えてきました。これから購入を検討される方のために、詳しく解説していきます。

使いやすさと便利な機能


B600 SSTの大きな魅力は、使い勝手の良さにあります。すべての出力ポートが前面に集中しているため、配線が整理しやすく、使用したい機器をすぐに接続できます。特にUSB-Cポートが2つ搭載されているのは、スマートフォンやタブレットを同時に急速充電できる点で重宝します。

本体上部の大きな液晶ディスプレイも見やすく、バッテリー残量や出力状況が一目で確認できます。また、スマートフォンアプリとの連携機能により、離れた場所からでも電源管理が可能です。システムのアップデートもアプリから行えるため、将来的な機能向上にも期待が持てます。

持ち運びやすさも考慮されており、片手で持ち上げやすい持ち手や、ショルダーストラップ用のフックなど、移動時の使い勝手も優れています。


実際に使用して感じた改善点


使用感は総じて良好でしたが、いくつかの改善点も見つかりました。最も気になったのは、家電製品使用時の冷却ファンの音です。特に炊飯器など大きな電力を使用する際には、ファンの動作音が目立ちました。静かな環境での使用時には、この音が気になる場合があります。

充電時間についても改善の余地があります。ACアダプターでの充電に5時間、車載充電でも同程度の時間が必要です。USB-CとDC入力を併用すれば3時間程度まで短縮できますが、急いで使用したい場合には少し不便を感じるかもしれません。

また、価格帯が比較的高めに設定されているため、購入を検討する際には用途や使用頻度をしっかり考慮する必要があります。ただし、4000回以上という充放電サイクルを考えると、長期的な視点では十分な投資価値があると言えます。


どんな人におすすめできるか


B600 SSTは、特に以下のような方々に強くおすすめできる製品です。まず、車中泊やキャンプを頻繁に楽しむアウトドア愛好家の方々です。調理器具や照明など、複数の電化製品を同時に使用できる出力性能は、アウトドアでの快適な生活をサポートしてくれます。

また、安全性を重視する方にも最適です。固体電池の採用により、従来の液体電解質を使用した製品と比べて、発火や爆発のリスクが大幅に低減されています。災害時の備えとして検討されている方にも、この安全性は大きなメリットとなるでしょう。

さらに、頻繁に使用する予定のある方にとっては、4000回以上という充放電サイクルは大きな魅力です。毎日使用しても10年以上使える計算となり、長期的な視点では経済的にも優れた選択肢となります。

一方で、時々の使用のみを予定している方や、予算を重視する方は、従来型の製品も含めて比較検討することをおすすめします。使用頻度や用途に応じて、最適な選択をすることが大切です。

まとめ


YOSHINO B600 SSTは、世界初の固体電池搭載というだけでなく、実用面でも優れた性能を持つポータブル電源であることがわかりました。

安全性については、固体電池の採用により、従来の製品では避けられなかった液漏れや発火のリスクが大幅に低減されています。4000回以上という充放電サイクルも、長期使用における大きな強みとなっています。

実際の使用テストでは、1泊2日の車中泊で複数の調理家電やデバイスの充電に使用しても、バッテリー残量は半分程度という余裕のある性能を示しました。また、602Whという容量と600Wの定格出力は、一般的な家電製品の使用に十分対応できる性能です。

使い勝手の面では、前面に集中配置された出力ポートや見やすい液晶ディスプレイ、スマートフォンアプリとの連携など、使いやすさへの工夫が随所に見られます。ただし、家電使用時の冷却ファンの音や充電時間の長さなど、いくつかの改善点も見つかりました。

総合的に見て、B600 SSTは特にアウトドア愛好家や、安全性を重視する方、長期的な使用を予定している方にとって、魅力的な選択肢となるポータブル電源だと言えます。高い安全性と実用的な性能を兼ね備えた次世代の電源として、今後の普及が期待される製品です。