ポータブル電源情報のまとめ

Jackery ポータブル電源 1000 Newの口コミレビューはどう?

2025/01/12
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ポータブル電源をお探しの方は、1000Wクラスを検討されているのではないでしょうか。大容量で家電製品も使えるため、アウトドアや防災用として人気があるサイズです。

新製品が続々と登場する中で、特に注目を集めているのがJackeryのポータブル電源 1000 Newです。この製品は、前モデルからさらに進化を遂げ、ユーザーの声を反映した改良が施されています。

軽量コンパクトな設計でありながら、1500Wの定格出力を実現し、エアコンなどの大型家電も使用可能です。さらに62個もの保護機能を備え、安全性も確保。創業12年目を迎えるJackeryは、世界累計販売台数400万台を突破するなど、確かな実績を持つメーカーです。

この記事では、実際の使用テストや他製品との比較を通じて、Jackery 1000 Newの特徴や性能を詳しく解説していきます。アウトドアや防災用として本当に使えるのか、購入を考えている方の判断材料になればと思います。




本記事は以下動画の情報をベースとしてまとめました。

Jackeryについては公式情報も確認してみてください。

ジャクリー1000 Newの基本性能と特徴


ポータブル電源の性能を左右する重要な要素として、安全性と使いやすさが挙げられます。Jackery 1000 Newは、長年の実績を持つメーカーならではの信頼性と、ユーザー目線に立った機能性を兼ね備えています。基本的な性能から、細部にまで配慮された設計まで、詳しく見ていきましょう。


 

基本スペックと安全性能


Jackery 1000 Newの基本スペックは、その名の通り容量1000Wh。定格出力は1500W、瞬間最大出力は3000Wを誇ります。このスペックにより、エアコンや電子レンジなどの大型家電も安定して使用することができます。

安全性については特筆すべき点が多く、62個もの保護機能を搭載しています。特に注目すべきは、高速充電技術「チャージシールドテクノロジー2.0」です。この技術により、充電時の安全性が大幅に向上しました。

また、ガリウム窒化物インバーターを採用することで、エネルギー効率を高めながら発熱を抑制。これにより、長時間使用しても安定した性能を維持できます。バッテリー保護の観点からも、アプリでバッテリー節約モードを設定可能で、15%から85%の間で使用することでバッテリーへの負荷を軽減できます。


 

充実のポート数と使いやすい設計


出力ポートは、AC出力が3口(1500W)、USB-A(18W)が1口、USB-C(100Wと30W)が2口、シガーソケットが1口の合計7口を装備しています。複数の機器を同時に使用する際も、余裕を持って電力を供給できます。

設計面での工夫も見逃せません。特徴的なのが上面の収納式ハンドル。使用時は持ち運びに便利なハンドルとして機能し、収納時はスマートに本体に収まります。この設計により、限られたスペースでの保管や運搬時の取り回しが格段に良くなっています。

さらに、付属のコードにはオレンジ色を採用。一見派手に見えるかもしれませんが、複数の充電器が混在する環境でも一目で識別できる利点があります。バンドにもJackeryのブランドカラーを使用しており、視認性と機能性を両立しています。


 

独自の充電テクノロジー


充電性能においても、Jackery 1000 Newは独自の技術を採用しています。AC充電では急速充電に対応し、わずか62分で満充電が可能です。ただし、バッテリー寿命を考慮して、急速充電は必要な場合のみの使用が推奨されています。

ソーラー充電においては、最大400Wの入力に対応。2つのポートを備え、各ポート最大200Wまでのソーラーパネルを接続できます。さらに、グリーンエネルギー優先モードを搭載しており、ACとソーラーの同時充電時にはソーラー充電を優先的に行います。

また、UPS(無停電電源装置)機能も搭載。パソコンなどの機器を接続している状態で停電が発生した場合でも、瞬時に電力供給を切り替えることができます。この機能は、作業データの保護や機器の保護において重要な役割を果たします。


 

実際の使用テスト結果レビュー【口コミ】


製品の実力を知るために、実際の使用シーンを想定した様々なテストを実施しました。家電製品の動作確認から充電性能まで、詳細なテスト結果をご紹介します。


 

家電製品での使用テスト


エアコン、IH調理器、トースター、電気ケトル、洗濯機、ドライヤーなど、一般的な家電製品での使用テストを行いました。

最も注目すべき結果はエアコンでのテストです。外気温31度の環境で、冷房設定26度での連続運転を試みたところ、バッテリー残量85%から開始して約6時間の連続運転が可能でした。エアコンの消費電力は、冷房時で165Wから1135W、暖房時で1035Wから1485Wの範囲でしたが、Jackery 1000 Newは安定して電力を供給し続けました。

また、調理家電を使用した実用テストも実施。1食分の調理を想定して、IHでの炊飯、トースターでの調理、電気ケトルでのお湯沸かしを行いました。IHでの炊飯で約19%、トースターでの調理で約13%、電気ケトルで約6%のバッテリーを消費。1回の調理で合計38%程度の使用量となり、十分実用的な結果となりました。

洗濯機は標準コースで使用した場合、約9%のバッテリー消費。乾燥機能を使用しない場合は、複数回の洗濯が可能です。ドライヤーは10分間の使用で約12%の消費となりました。


 

充電性能テスト


充電性能については、AC充電とソーラー充電の両面でテストを実施しました。

AC充電では、急速充電モードを使用して0%から100%まで充電するのに62分という驚異的な速さを記録。カタログスペック通りの性能を発揮しました。

ソーラー充電テストでは、100Wのソーラーパネル2枚を使用。晴天時で約99分の充電で22%の充電が可能でした。天候に左右される面はありますが、屋外での使用を想定した場合、十分な充電性能を備えていると言えます。

特筆すべきは、パススルー充電とUPS機能の性能です。AC電源とソーラーパネルを同時に接続した場合、グリーンエネルギー優先モードによりソーラー充電が優先され、効率的な充電が可能です。また、停電時のバックアップ電源としても瞬時に切り替わり、接続機器を保護します。


 

実用容量と安定性


実用容量の測定では、1000Wh級のポータブル電源として期待通りの性能を発揮しました。バッテリー保護のため、実際に使用できる容量は理論値の約80%となりますが、これは一般的なポータブル電源と同等の水準です。

安定性テストでは、複数の機器を同時に使用する状況を想定して検証を行いました。例えば、電気ケトルとトースターの同時使用、パソコンと携帯機器の充電を同時に行うなど、様々な組み合わせでテストしましたが、いずれも安定した電力供給を維持できました。

また、動作音も非常に静かで、測定値は約20デシベル程度。車中泊やキャンプなど、静かな環境での使用でもストレスを感じることはありませんでした。

温度管理も優秀で、長時間の使用でも本体の発熱は最小限に抑えられています。これは、ガリウム窒化物インバーターの採用と効率的な放熱設計の成果と言えるでしょう。


 

他製品との比較とメリット・デメリット


1000Whクラスのポータブル電源は各社から発売されており、競争の激しい市場となっています。Jackery 1000 Newの位置づけを明確にするため、他製品との比較検証を行いました。


 

同クラス製品との比較


1000Whクラスの製品を比較する際、最も注目すべき点はサイズと重量です。Jackery 1000 Newは合計サイズが800mm未満となっており、同クラスで唯一この数値を実現しています。実は、この合計サイズは容量768Whクラスの中型製品と比較しても遜色のないレベルです。

重量面でも、同クラスの製品が12kg以上あるのに対し、Jackery 1000 Newは10.8kgを実現。これは、768Whクラスの上位機種と同等の軽さです。つまり、1000Whクラスの大容量でありながら、中型クラスと変わらない携帯性を実現しているのです。

出力性能については、定格出力1500W、最大3000Wという数値は、同クラスの中では標準的な性能となっています。ただし、充電速度については、62分での急速充電が可能な点は、競合製品と比べても優位性があります。


 

注目すべき優位点


Jackery 1000 Newの最大の強みは、軽量コンパクトな設計と実用性の高いスペックのバランスです。特に以下の点が注目に値します。

まず、動作音の静かさは特筆すべき点です。約20デシベルという静音性は、同クラスの製品の中でもトップクラス。夜間の使用や静かな環境での使用に適しています。

また、収納式ハンドルの設計も秀逸です。多くの競合製品が固定式や可動式の突起したハンドルを採用する中、すっきりと収納できる設計は、収納性と携帯性の両面で大きなアドバンテージとなっています。

アプリによる細かな設定も魅力的です。バッテリー節約モードでは使用範囲を15%から85%に制限することで、バッテリーの長寿命化を図ることができます。また、グリーンエネルギー優先モードの搭載により、環境に配慮した使用が可能です。


 

気になる制限事項


一方で、いくつかの制限事項も存在します。これらは製品の欠点というよりも、コンパクト化と軽量化を追求した結果としての特徴と言えます。

最も顕著なのは、ソーラー充電に関する制限です。ソーラー充電の入力は最大400Wで、2ポート各200Wまでという仕様になっています。これは同クラスの競合製品と比較すると、やや控えめな数値です。また、400W入力を実現するためには、200Wパネルを2枚使用する必要があります。

出力ポートの数も、同クラスの製品と比較するとやや少なめです。特にUSB関連のポートについては、競合製品が4口以上提供している中で、合計3口という構成は必要最低限と言えるでしょう。

また、容量拡張機能や電圧リフト機能には対応していません。これらの機能は、より大容量が必要な場合や特殊な電圧調整が必要な場合に便利ですが、Jackery 1000 Newではサポートされていません。ただし、これらの機能は一般的な使用では必須というわけではなく、むしろ軽量化とコンパクト化を優先した結果と捉えることができます。

 

おすすめの使用シーン


Jackery 1000 Newは、その特徴から特定の使用シーンで真価を発揮します。実際の活用シーンと共に、価格面での検討材料もご紹介します。


 

アウトドアでの活用法


車中泊やキャンプでの使用に、Jackery 1000 Newは最適な選択肢となります。特に週末の車中泊やキャンプにおいて、その真価を発揮します。

最大の魅力は、1000Whクラスでありながら、驚くほど軽量でコンパクトな点です。多くのユーザーが車中泊やキャンプで大容量電源を求めながらも、サイズと重量の問題で中容量クラスを選択せざるを得ない状況がありました。Jackery 1000 Newは、この悩みを解決する画期的な製品と言えます。

特に夏季や冬季のアウトドア使用では、エアコンやヒーターなどの電力消費が大きい機器の使用が想定されます。768Whクラスでも基本的な使用は可能ですが、1000Whクラスあれば、より余裕を持った電力管理が可能になります。

また、静音設計により夜間の使用でも周囲に迷惑をかけることがなく、車中泊での就寝時も静かに電力供給を続けることができます。


 

防災・非常時の電源として


防災・非常時の電源としても、Jackery 1000 Newは優れた性能を発揮します。1500Wの定格出力があるため、家庭用コンセントと同等の電力供給が可能で、多くの家電製品を問題なく使用できます。

容量拡張機能はありませんが、1000Whの容量は短期的な停電対応には十分です。実際のテストでは、エアコンの連続運転で約6時間、一般的な家電製品の使用で複数日間のバックアップが可能でした。

ソーラーパネルとの組み合わせについては、200Wのパネルを使用することをお勧めします。特に200Wパネルを2枚使用することで、最大入力の400Wを実現でき、天候が良好な場合は使用しながらの充電も可能です。

なお、一部のユーザーは、2台のJackery 1000 Newを所有することで、容量拡張に頼らない柔軟な運用を実現しています。2台あれば別々の場所での使用も可能で、状況に応じた電力供給が可能になります。


 

価格とコストパフォーマンス


Jackery 1000 Newの価格設定について、コストパフォーマンスの観点から検討してみましょう。

ポータブル電源の価格評価では、1Whあたり100円を下回ることが一つの目安となっています。Jackery 1000 Newの通常価格では1Whあたり約130円となり、やや割高な印象です。しかし、セール時には7万円から8万円台での購入が可能で、この価格帯であれば十分な価値があると言えます。

ソーラーパネルとのセット購入を検討する場合、200Wパネルとの組み合わせがおすすめです。その理由は、最大入力仕様が400W(2ポート各200W)となっているためです。200Wパネルなら1つのポートで最大限の効率を引き出せ、将来的に2枚目を追加する際もアダプターなしで接続可能です。

100Wパネル2枚での運用も可能ですが、将来的に400W構成にする場合、4枚のパネルと専用アダプターが必要になり、設置の手間やコード類の管理が煩雑になる可能性があります。

なお、本体性能については、どのセット構成を選んでも十分な実力を発揮できます。セール情報やクーポン情報をうまく活用することで、さらに魅力的な価格での購入も可能です。


 

まとめ


Jackery 1000 Newは、ポータブル電源の新たな選択肢として注目に値する製品です。特に、1000Whクラスでありながら、驚異的な軽量コンパクト設計を実現した点は高く評価できます。

基本性能面では、1500Wの定格出力と62個の保護機能を備え、安全性と実用性を両立。エアコンや大型家電も問題なく使用できる出力性能と、急速充電やソーラー充電にも対応した充電性能を持ち合わせています。

実際の使用テストでも良好な結果を示し、エアコンの6時間連続運転や、複数の家電製品の同時使用にも安定して対応。さらに、約20デシベルという静音性も、使用環境を選ばない要因となっています。

もちろん、ソーラー充電の入力制限や出力ポートの数など、いくつかの制限事項もありますが、これらは軽量コンパクト化を追求した結果と捉えることができます。

特に週末のアウトドアや車中泊、また防災用の電源として使用する場合、その携帯性と実用的な性能は大きな魅力となるでしょう。7-8万円台で購入できるセール時であれば、十分なコストパフォーマンスも確保できます。

既存の1000Whクラスの製品に物足りなさを感じていた方、あるいは中容量クラスでは心もとないと考えていた方にとって、Jackery 1000 Newは理想的な解決策となるはずです。