ポータブル電源情報のまとめ

エコフロー RIVER3の口コミレビューはどう?

2025/01/15
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300W以下のポータブル電源で業界最小・最軽量を実現したエコフローRIVER3。コンパクトな本体に最新のGaN技術を搭載し、エネルギー効率を大きく向上させた注目の新製品です。

実際に使用した人々からの評価や性能検証データをもとに、RIVER3の真の実力に迫っていきます。車中泊やアウトドア、そして日常的な電源バックアップまで、様々な用途での使用感をお伝えしていきます。

同じ容量帯のライバル製品との徹底比較も交えながら、RIVER3が持つメリット・デメリットを詳しく解説していきましょう。小型ポータブル電源の新たな選択肢として、RIVER3は期待に応えられる製品なのでしょうか。




本記事は以下動画の情報をベースとしてまとめました。

エコフロー(EcoFlow)については公式情報も確認してみてください。

エコフロー RIVER3の基本性能と特徴


エコフローから発売されたRIVER3は、300Wクラスのポータブル電源に新たな可能性をもたらす製品として注目を集めています。従来モデルから大幅な進化を遂げた本製品の特徴と基本性能について、詳しく見ていきましょう。


 

RIVER3の基本スペック


RIVER3の基本スペックを詳しく見ていくと、バッテリー容量は230Whとなっています。AC出力は2口搭載され、通常時300W、最大450Wまでのブースト出力に対応しています。

USB関連の出力ポートも充実しており、USB-A端子を2口(最大24W)、USB-C端子を1口(最大100W)装備。さらにシガーソケット出力も1口(最大126W)搭載されています。

充電性能も見逃せないポイントです。AC充電では驚異の60分で満充電が可能。ソーラー充電も最大110Wまで対応し、付属の110Wソーラーパネルを使用すれば最短2.6時間で満充電できます。

また、無停電電源装置(UPS)機能も搭載され、切り替え速度はわずか20msという高速応答を実現。Wi-Fiルーターやパソコンなどの電源バックアップとしても信頼性の高い性能を発揮します。


 

コンパクト設計の実力


RIVER3の最大の特徴は、そのコンパクトなボディサイズです。本体サイズは255×212×113mm、重量3.5kgと、従来モデルのRIVER2と比較して合計サイズで25mm小型化に成功しています。

特筆すべきは高さ113mmという薄型設計です。これにより車中泊時のローテーブル下への設置や、収納スペースの限られた場所での使用が容易になりました。また、軽自動車でのソロキャンプなど、限られたスペースでの使用シーンでも取り回しやすい設計となっています。

同クラスのライバル機種と比較すると、BlueTiのEB3A(サイズ合計618mm、重量4.6kg)と比べて、約1.1kgも軽量化されています。この携帯性の高さは、アウトドアでの使用時に大きなアドバンテージとなるでしょう。


 

新技術ガンGaNの採用効果


RIVER3に採用された新技術「GaN(窒化ガリウム)」は、従来のシリコン系素材に代わる次世代半導体として注目を集めています。この技術採用により、大きく2つの効果が生まれました。

1つ目は、エネルギー効率の向上です。GaNの採用により、電力変換時のエネルギー損失を最小限に抑えることができます。例えばWi-Fiルーターなどの小型電気製品の稼働時間を最大13時間延長できるなど、同じ容量でもより長時間の使用が可能になりました。

2つ目は発熱の抑制効果です。GaNは発熱を最小限に抑える特性があり、これにより電子部品やバッテリーへの負担が軽減されます。その結果、冷却ファンの動作音も30dB以下に抑えられ、夜間の使用時でも気にならない静音性を実現しています。

さらに、リン酸鉄リチウムバッテリーとGaNの組み合わせにより、製品寿命の向上にも貢献。これにより長期的な信頼性も確保されています。このように、GaN技術の採用はRIVER3の性能向上に大きく寄与しているのです。


 

実際の使用者からのレビューと性能検証


カタログスペックだけでは分からないRIVER3の実力を、実際の使用データと検証結果から詳しく見ていきましょう。実測値に基づく性能評価と、具体的な使用シーンでの実力を確認していきます。


 

充電性能の実測データ


RIVER3の充電性能について、実際の計測データから検証していきます。メーカー公称では60分での満充電を謳っていますが、実測テストでは59分32秒という驚異的な結果が得られました。これは公称値とほぼ同じ性能で、わずか30秒の誤差に収まっています。

実用可能な容量についても詳しい検証が行われています。200W程度の安定した電力を供給し続けた場合の実測では、0.260~0.27kWhの実用容量が確認されました。これは公称容量230Whを上回る結果となっており、実際の使用では想定以上の性能を発揮することが分かりました。

また、ソーラー充電においても、最大110Wの入力に対応し、付属の110Wソーラーパネルを使用した場合、晴天時で約2.6時間での満充電が可能です。この充電性能は、アウトドアでの使用時に大きな安心感をもたらします。


 

UPS機能の実力


RIVER3のUPS(無停電電源装置)機能について、実際の使用テストが行われました。Wi-Fiルーターやデスクトップパソコンのモニターなどを接続した状態での停電シミュレーションでは、切り替え時間20msという高速応答を実現。接続機器の動作が途切れることなく、スムーズな電源切り替えが確認されました。

特筆すべきは、アプリによる充電率設定機能です。UPS用途で使用する場合、バッテリーの寿命を考慮して充電率を20%から80%の間に設定することが推奨されますが、RIVER3ではアプリから簡単にこの設定が可能です。これにより、バッテリーの劣化を抑えながら、安定したUPS運用が実現できます。


 

実用的な使用シーン


RIVER3の実用性について、具体的な使用シーンごとに検証が行われています。1泊の車中泊を想定したテストでは、IHによるコーヒー沸かしや簡単な調理、各種デバイスの充電など、基本的な電源需要を十分にカバーできることが確認されました。

具体的な消費電力の例として、スマートフォン(iPhone15、容量13Wh)、タブレット(iPad Air M2、容量36Wh)、Nintendo Switch(容量16Wh)、小型サーキュレーター(容量11Wh)の4機器を同時に充電した場合でも、合計76Whの消費で収まることが分かりました。

ただし、夏季や冬季の空調機器使用時、また連泊時には容量不足になる可能性があります。そのような場合は、移動時のシガーソケット充電や日中のソーラー充電を組み合わせることで、安定した電力供給が可能です。

災害時の使用を想定した場合、iPhone15を1日1回充電するシナリオで計算すると、2~6日間の停電時に必要な電力(26Wh~78Wh)を十分にカバーできます。家族2人分のスマートフォン充電でも、52Wh~156Whの消費となり、RIVER3の容量で対応可能です。

これらの実測データから、RIVER3は300W以下の小型ポータブル電源として、日常的な使用からアウトドア、緊急時の電源確保まで、幅広いシーンで実用的な性能を発揮することが確認されています。


 

ライバル製品との比較と口コミ評価


300W以下の小型ポータブル電源市場において、RIVER3はどのような位置付けにあるのでしょうか。ライバル製品との比較や実際のユーザー評価から、その真価を探っていきましょう。


 

同クラス製品との性能比較


RIVER3の主要なライバル製品として、Anker SOLIX C300、Jackery 240、BlueTi AC2Aとの比較を詳しく見ていきます。

基本性能面では、容量においてSOLIX C300が288Whと最も優れており、RIVER3の230Whを上回っています。定格出力は4機種とも300Wで同等ですが、電力ブーストではBlueTi AC2Aが600Wと最も高く、次いでSOLIX C300の500W、RIVER3は450Wとなっています。

サイズと重量の面では、RIVER3の特徴が際立ちます。重量は3.5kgと最軽量クラスで、Jackery 240やBlueTi AC2Aの3.6kgとほぼ同等です。一方、SOLIX C300は4.1kgとやや重めとなっています。

充電速度については、RIVER3とJackery 240が60分での満充電を実現し、最速となっています。ソーラー入力はBlueTi AC2Aの200Wが最も高く、RIVER3は110Wとなっています。


 

価格面での評価


ポータブル電源の価格評価では、1Whあたりの単価が重要な指標となります。一般的に1Whあたり100円を下回ると割安とされる中、RIVER3は通常価格では1Whあたり134円とやや割高になっています。

しかし、セール時には1Whあたり94円程度まで下がり、かなりお買い得な価格帯となります。セール価格では2万円台前半で購入できることもあり、コストパフォーマンスの高さが評価されています。

特に、GaN技術の採用や高速充電機能、UPS機能など、高性能な機能を搭載していることを考慮すると、セール時の価格は非常に魅力的といえるでしょう。


 

実際のユーザーからの評価ポイント


RIVER3に対するユーザーからの評価を見ていくと、以下のような点が高く評価されています。

まず特筆されているのが、高さ113mmという薄型設計です。車中泊での使用時にローテーブルの下に収納できるなど、設置の自由度の高さが好評です。また、1000W級の大型ポータブル電源の上に重ねて設置できる点も、使い勝手の良さとして評価されています。

次に、エコフローのアプリによる充電率設定機能が高く評価されています。バッテリーの劣化を考慮して20%から80%の間で充電率を調整できる機能は、特にUPS用途での使用時に重宝されています。

GaN技術の採用による省エネ効果と発熱抑制も、ユーザーから高い評価を得ています。特に小容量機種では効率的な電力利用が重要となるため、この技術採用は大きなメリットとして受け止められています。

一方で、改善点として挙げられているのが、USB-Cポートが1口のみという点です。今後のデジタル機器の普及を考えると、USB-Cポートの増設を望む声が多く聞かれています。

総合的な評価としては、300W以下の小型ポータブル電源として、高い携帯性と実用的な性能のバランスが取れた製品として、ユーザーから好意的な評価を得ています。特にUPS用途や車中泊など、限られたスペースでの使用シーンで、その特徴を活かせる製品として支持されています。


 

まとめ


エコフローRIVER3は、300W以下のポータブル電源市場に新たな選択肢を提供する注目の製品です。実際の検証データや使用者からの評価を総合すると、以下のような特徴が浮かび上がってきました。

サイズ255×212×113mmという薄型コンパクト設計と3.5kgという軽量化は、同クラス製品の中でも特筆すべき特徴です。この高い携帯性は、車中泊やアウトドアでの使用時に大きなメリットとなっています。

性能面では、GaN技術の採用によるエネルギー効率の向上と発熱抑制が、実用性を高める重要な要素となっています。60分という高速充電や20msの高速UPS切り替えなど、実用的な性能も備えています。

価格面では、セール時には1Whあたり94円という魅力的な価格で購入できることもあり、コストパフォーマンスも評価できる水準です。

一方で、USB-Cポートが1口のみである点は、将来的な拡張性を考えると改善の余地があるといえます。

総合的に見ると、RIVER3は日常的なUPS用途やアウトドアでの使用など、用途を絞って使用する場合に特に力を発揮する製品といえます。1000W級のポータブル電源との組み合わせ使用なども含め、使用シーンを考慮した活用方法を検討することで、その特徴を最大限に活かすことができるでしょう。