ポータブル電源情報のまとめ

BLUETTI AC200L  ポータブル電源の口コミレビューはどう?

2025/01/17
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BLUETTI AC200L ポータブル電源は、容量2048Whの大容量モデルとして注目を集めています。前モデルのAC200MAXから進化し、UPS機能の搭載や電力リフトの対応など、新機能が追加された最新モデルです。

大容量バッテリーと高い出力性能を備え、非常時の電源確保はもちろん、アウトドアでの電源としても活用できる本製品について、実際の性能や使い勝手を詳しく解説します。充電方式や出力性能、新機能の検証結果など、購入を検討している方に役立つ情報をお伝えしていきます。





本記事は以下動画の情報をベースとしてまとめました。

BLUETTIについては公式情報も確認してみてください。

BLUETTI AC200L ポータブル電源の基本性能


BLUETTI AC200L は、家庭用からアウトドアまで幅広く活用できる大容量ポータブル電源です。最新モデルとして、さまざまな機能が強化されており、使い勝手の良さが特徴となっています。


 

容量とサイズ・重量スペック


バッテリー容量は2048Whと、家庭の主要な電化製品を十分にカバーできる大容量設計となっています。この容量があれば、停電時の非常用電源として冷蔵庫や照明などを数時間運用することも可能です。

本体の重量は28.3kgと、同クラスの2000Wh級ポータブル電源と比べると約5kg程度重めになっています。これは放熱対策などの安全性を重視した設計によるものです。

製品の耐久性にも配慮がされており、保証期間は60ヶ月(5年間)と長期の保証が付属します。これは前モデルの2年保証から大幅に延長されており、長期使用での安心感が高まっています。


 

充電方式と充電速度


充電方式は、AC充電、ソーラー充電、車載充電に対応しています。AC充電では最大2000Wでの入力が可能で、0-80%まで約45分という高速充電を実現しています。ただし、日本の一般家庭用コンセントでは、12A(約1200W)までの入力に制限されます。

特筆すべきは、ソーラーパネルからの充電性能です。DC入力は12V-145Vまでの広い電圧範囲に対応し、最大1200Wでの充電が可能です。これにより、複数のソーラーパネルを直列接続して効率的な充電が行えます。


 

出力ポートの種類と特徴


出力ポートは豊富に搭載されており、さまざまな機器に対応できます。AC出力は通常タイプのコンセントが4つと、30Aまで対応可能な高出力コンセントが1つ装備されています。

USB出力は、USB Type-Cポートが2基(各100W)、USB-Aポートが2基(各18W)搭載されており、スマートフォンやタブレットなどの充電に便利です。両方のType-Cポートを同時使用する場合は、合計で最大150Wまでの出力が可能です。

DCポートとしては、一般的な12V/10Aのシガーソケットに加え、408V/8A出力が可能な特殊なポートも装備されています。また、拡張バッテリー接続用のポートも搭載されており、将来的な容量拡張にも対応可能です。

これらの出力ポートは本体上部に集中して配置されており、コンセントの差し込み位置が高めになっています。そのため、USBケーブルなどは余裕を持った長さのものを用意する必要があります。


 

実際の使用レビューから分かる特徴と性能


実際の使用テストでは、ソーラー充電性能、UPS機能、大容量家電の同時使用など、さまざまな状況での性能検証が行われました。それぞれの検証結果から、本製品の実力が明らかになっています。


 

ソーラー充電の高い性能


ソーラー充電のテストでは、200W/20Vのパネル3枚と40V程度のパネルを直列接続して検証が行われました。合計約1000W分のソーラーパネルを接続した結果、104Vで約714Wの充電入力を記録しました。

この充電性能は同クラスの製品と比べて非常に優れており、最大145Vまでの入力に対応する点が大きな特徴です。一般的な2000Wh級のポータブル電源では60V~75V程度が入力の上限となっていますが、本製品はその2倍以上の電圧入力が可能です。

このため、より多くのソーラーパネルを直列接続して効率的な充電ができ、約700Wの充電入力があれば3時間程度でのフル充電が可能となります。冬場など日照時間が限られる季節でも、十分な充電が行えることが実証されました。


 

UPS機能の動作検証結果


UPS(無停電電源装置)機能のテストでは、テレビとパソコンを接続して検証が行われました。初期設定では瞬断が発生し、接続機器が一度停止してしまう現象が確認されましたが、設定の調整により問題は解決しました。

具体的には、「グリッド自己適用モード」をオフにすることで、安定したUPS機能の動作が確認されました。停電時の切り替えもスムーズで、接続機器を止めることなく電力供給を継続できることが実証されました。

ただし、UPS機能を使用する際は、出力周波数を使用地域に合わせて適切に設定しておく必要があります。これにより、より安定した無停電バックアップが実現できます。


 

大容量家電の同時使用テスト


大容量家電の同時使用テストでは、電子レンジ(約1100W)、セラミックファンヒーター(約1200W)、電気ケトル(約400W)を使用して検証が行われました。

2つの機器を同時に使用した場合、電力リフト機能が作動し、電圧は82V程度まで低下するものの、安定した動作を維持できました。1200W級の機器2台であれば、問題なく同時使用が可能であることが確認されています。

ただし、3台同時使用(合計約2800W)の際は、電力リフト機能が作動したものの、最終的に保護機能が働いて停止しました。電力リフト機能は3000Wまで対応とされていますが、実際の使用では2400W程度までが安定動作の限界となることが判明しました。

波形に関しても検証が行われ、電熱機器単体使用時は非常に綺麗な正弦波が確認されました。複数機器の同時使用時でも、許容範囲内の波形歪みで運用可能であることが確認されています。


 

ユーザーの口コミから見る評価ポイント


実際のユーザーレビューから、BLUETTI AC200Lの評価ポイントをまとめてみました。高く評価されている点と改善が期待される点が明確になっています。


 

高評価の機能と特徴


最も高く評価されているのが、ソーラー充電に関する性能です。145Vという高電圧入力に対応している点は、多くのユーザーから好評を得ています。複数のソーラーパネルを直列接続できることで、効率的な充電が可能になり、特にソーラー発電との併用を考えているユーザーから支持されています。

保証期間が5年間と長期である点も、安心感につながると評価が高くなっています。前モデルの2年から大幅に延長されたことで、長期使用での信頼性が向上しました。

アプリ連携機能も使いやすいと評価されています。Bluetooth・Wi-Fi両対応で、充電モードの切り替えやエコモードの設定など、細かな制御が可能です。画面表示も見やすく、直感的な操作が可能という声が多く聞かれます。

また、液晶ディスプレイの視認性の良さも好評です。電力の入出力状況や残量表示が明確で、各種設定も分かりやすいとの評価が目立ちます。


 

改善が期待される点


一方で、いくつかの改善点も指摘されています。最も多いのが、重量に関する指摘です。28.3kgという重量は、同クラスの製品と比べて5kg程度重く、持ち運びや設置の際に負担になるという声が聞かれます。

電力リフト機能については、仕様上は3000Wまで対応とされていますが、実際の使用では2400W程度が限界という点が指摘されています。大容量の電化製品を複数同時に使用する場合、想定よりも早く保護機能が働いてしまうことがあります。

接続ポートの配置についても、改善を望む声があります。本体上部に集中して配置されているため、USBケーブルなどは余裕を持った長さのものが必要になります。また、AC充電用の3ピンコネクターについても、より一般的な形状を望む声が上がっています。

また、UPS機能を使用する際は設定の調整が必要な点も、初心者ユーザーにとっては若干のハードルとなっています。グリッド自己適用モードをオフにする必要があるなど、説明書をしっかり確認する必要があります。

これらの改善点はありますが、全体的な性能や機能性については満足度が高く、特にソーラー充電との組み合わせを考えているユーザーからは、非常に高い評価を得ている製品といえます。


 

まとめ


BLUETTI AC200Lポータブル電源は、2048Whの大容量と優れたソーラー充電性能を備えた製品です。特に145Vまでの高電圧入力に対応する点は、同クラスの製品の中でも際立つ特徴となっています。

実際の性能検証では、ソーラー充電の高効率な入力や、UPS機能の安定動作が確認されました。大容量家電の同時使用も、2400W程度までであれば問題なく対応可能です。5年間の長期保証も付帯され、安心して使用できる製品設計となっています。

一方で、28.3kgという重量や電力リフト機能の実用性、独特なコネクター形状など、いくつかの改善点も見られます。しかし、これらは製品の本質的な性能を大きく損なうものではありません。

特にソーラー発電との組み合わせを検討している方や、安定した大容量電源を求めている方にとって、BLUETTI AC200Lは非常に魅力的な選択肢となるでしょう。UPS機能も備えているため、停電対策用としても活用できる実用性の高い製品といえます。

購入を検討する際は、使用目的や設置場所、必要な出力容量などを考慮し、本製品の特徴と自身のニーズが合致するかをよく確認することをお勧めします。