男の決意表明、ここに記す。

2025/06/14


今日も俺は飲む。そう、夜のために。男の決意表明、ここに記す。
「ふぅ……よしっ!」
俺は今、キッチンのシンクの前で、仁王立ちしている。
右手には、コンビニでさっき買ってきたばかりの、黒くて小さい瓶。
そう、世に言う「精力剤」ってやつだ。
もうね、笑いたい奴は笑えばいいんですよ。
「うわ、あいつ必死かよ」って。
ええ、必死ですよ。必死じゃなきゃやってらんない時って、男にはあるんだよな!
最近、どうもダメなんだ。
仕事の疲れ?いや、そんなもんは昔からだ。
年齢?…うん、まあ、それは否定できない。正直、否定したくても体が正直に答えやがる。
先週の金曜日、妻と久しぶりにいい雰囲気になったんだ。
なのに、肝心なところで、俺のエンジンがかからなかった。
「疲れてるんだよ、無理しないで」
妻のその優しさが、世界で一番鋭いナイフみたいに俺のプライドをグサグサと突き刺してきて…。
悔しい。
情けない。
そして、何より、申し訳ない。
だから決めたんだ。
ただ流れに身を任せるだけじゃダメだ。
俺から、仕掛けていくんだ、と。
これはただの栄養ドリンクじゃない。これは俺の魂の燃料なんだ!…たぶん。
この記事は、そんな崖っぷちの男が、一本の小瓶に希望を託し、今夜という戦場に赴くまでの、赤裸々な記録である。
全国の同志たちよ、刮目せよ!



1. なぜ俺は、今夜「頑張る」と決意したのか…先週の悪夢
あれは、先週の金曜の夜だった。
久しぶりに二人でゆっくり映画でも見ようかってなって、ソファで並んで、ワインなんか開けちゃって。
いい感じだったんですよ。本当に。
肩が触れ合って、いい匂いがして、ああ、なんか、久しぶりに…って。
で、寝室に行ったわけです。
…そこから先の記憶が、正直、ちょっと曖昧だ。
いや、思い出したくないだけかもしれない。
とにかく、ダメだった。
頭の中では「いける!いけるぞ!」ってGONGが鳴り響いてるのに、体のほうが「圏外」なんです。
電波、届いてねぇ、みたいな。
シーン…と静まり返った部屋で、聞こえるのは壁の時計のカチコチいう音と、俺の心臓の音だけ。
焦れば焦るほど、どんどん深みにハマっていく感じ。
あれ、なんなんでしょうね?
「考えちゃダメだ、リラックスだ」って思えば思うほど、思考がそこに集中しちまう。
で、冒頭の妻のセリフですよ。
「疲れてるんだよ、無理しないで」
女神かよ。優しすぎるだろ。
でもな、男って生き物は、そういう優しさが一番キツい時があるんだよな!
「ごめん」って言うしかなくて、背中を向けて寝たんだけど、もう悔しくて悔しくて。
天井の木目が、なんか、俺を嘲笑ってるように見えた。マジで。
昔はこんなことなかったのになぁ…。
20代の頃なんて、それこそ徹夜で麻雀して、そのまま朝から仕事行ってもピンピンしてたし、夜だって無限に元気だった気がする。
あの頃の有り余るエネルギーは、一体どこに消えちまったんだ?
税金みたいに国に納めてんのか?
だとしたら返してくれよ!マジで!
って、過去を嘆いてもしょうがない。
問題は「今」と「これから」だ。
このまま「歳だから」で片付けて、妻との間に気まずい壁を作ったまま生きていくのか?
嫌だ。
絶対に嫌だ。
俺はまだ、終われない。終わってたまるか。
だから決意したんです。
失われた自信を、失われた時間を取り戻すために。
文明の利器に頼ることを。
そう、俺は今夜、”頑張る”んだ。



2. 俺が震える手で選んだ「相棒」。ドラッグストアでの死闘
決意したのはいいものの、じゃあ、どうする?って話ですよ。
ネットでこっそり「男の自信 復活」とか検索してる自分、最高に情けなくて泣けてくる。
で、行き着いたのが、やっぱり「精力剤」だったわけです。
仕事帰り、俺は戦場へと向かった。
そう、近所のドラッグストアだ。
いやー、あのコーナー、なんであんなにレジの近くにあるんですかね?
しかも、女性の薬剤師さんとかがいたりするじゃん?
もうね、心理的なハードルが高すぎる。
エベレストかよ。
俺はまず、関係ないフリして店内を3周くらいした。
シャンプーの棚見て、「ふむふむ、新しいのが出たのか」とか。
お菓子のコーナーで、「あ、このグミ美味いんだよな」とか。
完全に不審者です。本当にありがとうございました。
で、意を決して、例のコーナーに近づくわけですよ。
棚には、もう、すごい数の「相棒」候補たちが並んでる。
「漲る!」「覚醒!」「赤と黒の衝動!」
パッケージの煽り文句が、いちいち俺の心に突き刺さる。
「お、俺に言ってるのか…!?」って。
どれがいいんだ?
全然わからん。
マカとか、スッポンとか、亜鉛とか、なんか色々書いてあるけど、正直、違いがわからん!
値段もピンキリだし。
500円くらいのやつもあれば、一本2000円くらいする王様みたいなやつもいる。
どうしよう…。
棚の前で腕組みして悩むこと、体感時間で30分。
実際は5分くらいだったかもしれないけど。
周りの客の視線が痛い。「あいつ、悩んでるぜ…」って声が聞こえる(幻聴)。
もう、ええい!ままよ!
って感じで、一番ギラギラしてた、黒いパッケージのやつを鷲掴みにした。
理由は、なんとなく。
強そうだったから。うん、それだけ。
小学生がカードダス選ぶのと一緒ですよ。キラキラしてるやつが強いんだ、きっと。
そういや、昔、親父がにんにく卵黄とか飲んでたなぁ、なんてことをふと思い出した。
子供心に「うわ、くさそう」とか思ってたけど、まさか数十年後、自分が同じようなことで悩んで、同じように何かに頼ろうとしてるなんて。
人生って、本当にわからないもんですね…。
レジに持っていく時、心臓バクバクだった。
俺は、風邪薬とポテチでカモフラージュする作戦に出た。
「いやー、ちょっと風邪気味でしてね、ついでにこれも…」みたいな雰囲気を醸し出す高等テクニック。
店員さんは、ピッ、ピッ、って無表情でスキャンするだけだったけど。
俺の心の中は、台風直撃ですよ。
店を出て、夜風にあたった時、なんだか変な達成感があった。
ああ、俺は、一歩前に進んだんだな、って。
たかがドリンク一本買っただけなのに、大げさだよね。
でも、俺にとっては大きな一歩だったんだ。



3. 「飲む」という神聖な儀式。これはもう、作法なんだよ
さて、無事に「相棒」を手に入れた俺は、家に帰還した。
妻はまだお風呂に入っている。
よし、チャンスだ。
ここからが本番。
「飲む」という行為。
これをただの水分補給にしちゃいけない。
これは、儀式なんだ。神聖なセレモニーなんだよ。
まず、俺はシャワーを浴びた。
戦いの前に、身を清めるのは基本中の基本だろ?
なんかもう、お相撲さんが塩をまくみたいな心境ですよ。
体中の汚れと一緒に、昼間の仕事の疲れとか、先週のトラウマとか、全部洗い流すイメージで。
そして、パンツ一丁でキッチンへ。
冷蔵庫でキンキンに冷やしておいた「相棒」を取り出す。
黒い瓶にびっしりついた水滴が、なんか、こう、決戦前の緊張感を高めてくれる。
グラス?
そんな野暮なもんは使わない。
瓶から直接、一気に煽る。それが俺の流儀だ。
キャップをひねる。
「キュポンッ」という小気味いい音が、静かなキッチンに響く。
戦いのゴングだ。
匂いを嗅いでみる。
うっ…!なんか、栄養ドリンクと漢方薬を足して2で割ったような、独特の香り。
正直、美味しそうではない。全然。
だが、ここで怯んではいけない。
俺は目を閉じ、今夜の成功をイメージする。
妻の笑顔を、だ。
…うん、ちょっとキザすぎるか。でも、本気でそう思ったんだ。
いくぞっ…!
ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ…。
うわ、まっっっず!
なんだこれ!甘いのか苦いのかしょっぱいのか、全然わからん!
いろんな味が口の中で大戦争を繰り広げてる!
でも、不思議とこれが「効きそう」って思わせるんだよな。
良薬は口に苦し、って言うじゃん?まさにそれ。
全部飲み干して、「カハッ!」って息を吐く。
なんだか、喉から胃にかけて、カァーっと熱い何かが下りていく感じがする。
おお…?おおお…?
来たか…?力が…漲って…きたか…!?
…まあ、気のせいかもしれないけど。
でも、気分は完全にスーパーサイヤ人ですよ。
飲み干した空き瓶を、ゴミ箱に「カラン!」と投げ入れる。
この音がまた、いいんだ。
「もう後戻りはできないぞ」っていう、自分への合図。
みんなはどうやって飲んでるんだろうな?
やっぱり一気飲みだよな?
ちびちび味わって飲むやつなんているのか?いたら教えてほしい。
いや、でも、これは味わうもんじゃないよな、絶対。
さあ、儀式は終わった。
準備は、整った。
あとは、戦場に向かうだけだ。



4. ぶっちゃけ、効果あんの?信じる者は救われる理論
で、ですよ。
読者のみなさんが一番知りたいのは、そこだと思うんです。
「で、結局、効果あんの?」って。
正直に言います。
飲んだ直後、「うおおお!みなぎるぅぅぅ!」みたいに、漫画みたいに筋肉がムキムキになったり、髪が逆立ったりは、しません。
当たり前だけど。
体がカァーっと熱くなった気はした。
でも、それは風呂上がりだったからかもしれないし、まずい液体を一気飲みした興奮のせいかもしれない。
プラシーボ効果って言われれば、まあ、そうなのかもしれない。
でもな、俺は声を大にして言いたい。
一番大事なのは、そこじゃねぇんだよ!
一番の効果は、「俺は今日のために、ちゃんと準備したんだぞ」っていう、その事実が生み出す“自信”なんだ。
わかるかな?
何もしないで、また先週と同じだったらどうしよう…ってビクビクしながら臨むのと、
「大丈夫だ、俺にはコイツがついてる」って、心の支えがある状態で臨むのとでは、天と地ほどの差があるんだよ!
これは、体へのドーピングっていうより、心へのドーピングなんだ。
お守りみたいなもんなんですよ。
神社の交通安全ステッカー貼ったからって事故に遭わない保証はないけど、でも、あるとなんか安心するじゃん?
あれと一緒。うん、たぶん一緒。
それに、飲んだ後、なんというか、気分が違う。
いつもならソファでゴロゴロしてスマホいじって終わるところを、「さて、やるか」みたいな、前向きな気持ちになれた。
これ、地味にすごいことだと思うんですよ。
気持ちが前向きになるってことは、行動も変わるってことだから。
で、肝心の夜の結果ですよ。
まあ、その、なんだ。
えーっと…。
結果から言うと、大成功でした。
いや、マジで。
いつもより、なんていうか、最後まで集中力が続いた…気がする!
最後まで、しっかり、うん。
先週の悪夢が嘘みたいだった。
妻も、なんか察したのか、終わった後に「今日、なんか…すごかったね」って、ちょっと照れながら言ってくれたんですよ。
うおおおおおお!
俺はこの言葉を聞くために、ドラッグストアで不審者になり、まずい液体を飲み干したんだ!
報われた!俺の努力は報われたんだ!
これが、100%精力剤の効果か?って聞かれたら、わからない。
俺の「やってやるぞ」っていう気合がそうさせたのかもしれない。
妻の優しい雰囲気が、俺をリラックスさせてくれたのかもしれない。
いろんな要因が、奇跡的に噛み合った結果なのかもしれない。
でも、そのキッカケを作ってくれたのは、間違いなくあの黒い小瓶なんだ。
俺に「自信」という名の起爆スイッチを押させてくれたのは、アイツなんだよ。
だから、俺は信じる。
信じる者は、救われるんだ、と。
まあ、これでダメだったら?…その時は、うん、枕を濡らしながら別のやつを探す旅に出るだけだよね。



5. 最後に。これは戦いだ。そして、たぶん愛なんだと思う
ここまで、俺のしょうもない決意表明と、一部始終を語ってきたわけですけど。
結局、俺たちって何と戦ってるんですかね?
「年齢」とか「体の衰え」っていう、漠然とした、とてつもなく巨大な敵。
そいつは、じわじわと、でも確実に俺たちの自信を奪っていく。
本当に厄介な相手だ。
でも、なんでそいつと戦うのかって言ったら、やっぱり、パートナーをがっかりさせたくないから、なんだよな。
笑顔でいてほしいから。
いつまでも、男として見ていてほしいから。
…なんて、ちょっとカッコつけすぎたか?(笑)
でも、根っこにあるのは、そういう気持ちなんだと思う。
だから、これはただの自己満足じゃない。
戦いなんだ。そして、その裏側には、不器用なりの「愛」があるんだ。
うん、たぶん。きっとそう。
この記事を読んで、パソコンやスマホの前で「わかるわー」って頷いてる、そこのあなた!
そう、お前だよ!
わかるだろ?この気持ち。
俺たちは、一人じゃない。
日本中のドラッグストアの片隅や、パソコンの検索履歴の中で、同じように悩み、同じように戦おうとしてる同志が、たくさんいるんだ。
だから、恥じることなんて何もない。
もし悩んでるなら、胸を張ってレジに持っていこうぜ。
店員の目なんか気にするな。
俺たちの夜と、プライドと、そして愛のために!
さてと…。
俺もそろそろ、この記事を書き終えて、戦場(寝室)に向かうとしますか。
今夜の「相棒」も、すでに冷蔵庫でキンキンに冷えてやがる。
結果はどうなるかって?
ふっ…。野暮なことは聞くなよ。
健闘を祈っていてくれ。
じゃあな!全国の同志たちよ!
また会う日まで!

注目はこれ。
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