男なら、いや人間なら、ちょっとアレな動画を見たっていいじゃないか、という話。

2025/06/17

ねぇ、ちょっといいですか?

いきなり何だよって顔してます?まぁまぁ、そう構えないでくださいよ。別に壺を売ろうとか、そういう話じゃないんで。ただの、そう、世間話みたいなもんです。

あのですね、俺、ずっと思ってたことがあるんですよ。

男なら、ちょっとアレな動画を見たっていいんじゃない?って。

………。


 

はい、今、一瞬空気が凍りましたかね?わかります、わかりますよ。こういうのって、大っぴらに話すテーマじゃないですもんね。居酒屋で、終電もなくなった深夜2時くらいに、もうロクな思考もできなくなった男たちが、ニヤニヤしながら小声で話すような、そんな類の話。うん。

 

でも、俺はあえて言いたい。白昼堂々、このインターネットの公道(?)のど真ん中で叫びたいんです。

エッチな動画を見るのは、悪じゃない!むしろ、現代社会を生き抜くための、ささやかな、そして必要不可欠な清涼剤なんじゃないのか!?と。

 

え?声がデカい?すみません、ちょっと熱くなっちゃいました。でも、本心なんですよ、これ。

だって、考えてみてくださいよ。毎日毎日、俺たち、何と戦ってると思います?

 

朝は殺人的な満員電車。ぎゅうぎゅう詰めの車内で、見知らぬ誰かの肘が脇腹にめり込み、イヤホンから漏れるシャカシャカ音にイラつき、誰かのため息混じりの口臭に「うっ…」となる。会社に着けば、理不尽な上司からの無茶振り。どう考えても今日中には終わらない量の仕事を「よろしくね(ニッコリ)」で押し付けられ、取引先からは「聞いてないんで!」の一点張りで謝罪のメールを1時間かけて書かされる。昼飯は5分でかき込むカップ麺。午後は睡魔と戦いながらパソコン画面を睨みつけ、気づけば窓の外は真っ暗。またあの満員電車に乗って、ヘトヘトになって家に帰る。


 

これが、多くの働く男たちのリアルじゃないですか?(もちろん、女性だって大変なのは百も承知です。これはあくまで、いち男の視点からの話として聞いてくださいね)

そんなボロボロの、カッスカスの心と体で、さぁ、どうやって正気を保てと?

家族がいれば、子供の寝顔に癒やされるのかもしれない。ペットがいれば、そのもふもふに顔をうずめてすべてを忘れられるのかもしれない。でも、誰もがそんな理想的な環境にいるわけじゃないんですよ。俺みたいに、薄暗いワンルームのアパートで、コンビニで買ったぬるい第3のビールをすするのが、唯一の贅沢みたいな人間だっているんです。

 

そんな夜に、ですよ。

誰にも迷惑をかけず、自分の部屋で、自分のスマホで、こっそりと「アレ」を見る。

その数十分間だけは、上司の顔も、明日の会議のことも、将来の不安も、全部、ぜーんぶ忘れられる。ただただ、目の前で繰り広げられる、生命の神秘とでも言うべき(いや、ちょっと言い過ぎか)光景に没頭する。

これって、一種の瞑想みたいなもんじゃないですかね?マインドフルネスですよ、ええ。

「無」になれるんです。頭の中を空っぽにして、ただ本能の赴くままに…。

 

そして、すべてが終わった後の、あの、何とも言えない解放感と、ほんの少しの虚しさ。これもまた、いい。この虚しさが、「あぁ、俺もまだ人間だったんだな」ってことを再確認させてくれる、みたいな。…ちょっと詩的すぎますかね?でも、そんな感じ、ありません?

で、ですよ。それでストレスが少しでも軽くなって、「よし、明日もなんとか頑張るか」って思えるなら、それってめちゃくちゃ健全で、最高にコストパフォーマンスのいい娯楽じゃないですか?

だって、考えてみてくださいよ。ストレス発散のためにギャンブルにハマって大金すっちゃうより、よっぽどいい。ヤケ酒して二日酔いで仕事に穴を開けるより、よっぽどいい。SNSで他人の悪口書いて鬱憤を晴らすなんていう、誰かを傷つける行為とは、もう、次元が違う。天と地ほどの差がある。

俺は、自分の部屋で、ひっそりと、誰にもバレずに、人類の叡智(?)の結晶である動画を見て、心をリフレッシュさせてるだけ。これの何が悪いんですか!えぇ!?

 

…と、ここまで熱く語っておいてなんですけど、もちろん、これを見てることへの罪悪感とか、背徳感みたいなものがゼロかって言われると、まぁ、嘘になります。ええ、なりますとも。

特に、あれですよね。履歴。

スマホのブラウザの履歴を消す時の、あの瞬間。シュッ、シュッとスワイプして、「すべての履歴を削除」をタップする、あの儀式。あれをやってる時の自分、最高に情けなくないですか?なんか、こう、重大な犯罪の証拠を隠滅してる国際的なスパイみたいな気分になりません?(ならないか)

「俺は…一体、何を守ろうとしているんだ…?」

なんて、哲学的な問いが頭をよぎったりよぎらなかったり。

あと、あれも怖い。Wi-Fiが急にプツッと切れて、モバイルデータ通信に切り替わった時の絶望感。月末の通信制限(いわゆるギガ死)が、すぐそこまで迫ってる時の、あの焦り。動画がカクカク止まって、一番いいところで「読み込み中…」のマークがクルクル回り始めた時の、あの殺意にも似た感情。


 

わかる。わかるよ。俺も何度も経験しました。

そういえば、大学生の時でしたかね。初めての一人暮らし。6畳一間の、城。親からの監視もなく、自由の翼を手に入れた俺は、当時まだ主流だったデスクトップパソコンで、夜な夜な探検に出ていたわけです。

で、ある夜、いつものようにヘッドホンをして、万全の態勢で臨んでいたんですよ。ボリュームも最大にして。そしたら、不意に、背後で「ガタッ」って音がしたんです。

「ヒッ!?」

って、マジで声が出ました。心臓が口から飛び出るかと思った。恐る恐る振り返っても、誰もいない。ただ、開けっ放しにしていた窓から、夜風が吹き込んできて、カーテンが揺れていただけ。

でも、その瞬間、全身の血の気が引いていくのがわかりましたね。「もしかして、誰かに見られてる…?」「隣の部屋に、このヘッドホンから漏れる音が聞こえてるんじゃ…?」って。

それから数日間、隣人に会うのが怖くて、めちゃくちゃコソコソ生活してましたもん。今思えば自意識過剰もいいところなんですけど、あの時の、心臓がキュッてなる感じは、今でも忘れられないですね。生々しい思い出です。

あ、話が逸れましたね。こういう、どうでもいい昔話をしちゃうのが俺の悪い癖で。

でも、何が言いたいかっていうと、こういうちょっとしたスリルや後ろめたさも含めて、この文化(あえて文化と呼びたい)は成り立ってるんじゃないかな、って思うんですよ。

もしこれが、例えば「健康のために毎日青汁を飲みましょう」みたいに、誰からも推奨されるような、完全にポジティブな行為になったとしたら、たぶん、魅力は半減しちゃう。うん、たぶんね。

この、「ちょっと悪いことをしている」っていうスパイスが、日常の退屈さを忘れさせてくれる、最高の調味料なんです。

それに、これは単なる性欲処理っていう側面だけじゃない、と俺は思ってます。

なんていうか、ファンタジーなんですよ。一種の。

 

男の子が、仮面ライダーやウルトラマンに憧れるのと、構造は一緒じゃないかなって。現実ではありえない、圧倒的な力。正義のヒーローが悪をバッタバッタとなぎ倒していく爽快感。

それと同じで、アレな動画に出てくる俳優さんたちって、もう、俺たちからしたらヒーローであり、ヒロインなんですよ。現実のしがらみとか、小難しい人間関係とか、そういうの一切関係ない世界で、ただひたすらに生命の輝きを体現してくれる。その姿は、神々しいとすら言えるかもしれない。(いや、やっぱり言い過ぎか…でも、そう思いたい)
 

だから、これを見てるからって、「現実の女性をモノとして見てる!」とか言われると、それは心外だなぁって思うんです。いや、もちろん、そういう人もゼロじゃないのかもしれない。それは断固として許されない。でも、少なくとも俺は、そして俺の周りのまともな友人たちは、ちゃんとわきまえてる。

これは、ファンタジー。エンターテイメント。現実とは違う、もう一つの世界線の話。

ゴジラが街を破壊する映画を見て、「よし、俺も明日から街を破壊しよう!」なんて思わないじゃないですか。それと一緒。…ですよね?

そもそも、こういう欲望って、多かれ少なかれ、誰にでもあるものだと思うんですよ。食欲とか睡眠欲とかと同じ、人間の根源的な欲求の一つ。それを、無理やりフタをして、見ないふりして、「私は清廉潔白です」みたいな顔して生きるのって、逆に不健康じゃないですかね?

溜め込んだストレスや欲望が、いつか変な形で爆発しちゃう方が、よっぽど怖い。

それなら、安全な自分の部屋で、ひっそりとガス抜きをする。そして、スッキリした頭で、また翌日から社会の一員として、真面目に働く。納税の義務も果たす。

これって、社会の潤滑油として、めちゃくちゃ重要な役割を果たしてませんかね?

俺たちが毎晩、人知れず履歴を消去しながら行っているこの慎ましい営みが、日本の治安を、いや、世界の平和を守っていると言っても過言ではない…!

 

…すみません、また壮大な話になってしまいました。でも、あながち間違ってないと思うんだけどなぁ。

だからね、もし、これを読んでるあなたが、同じように夜な夜なスマホを握りしめているとしても、そんなに自分を責めないでほしいんです。

「俺はなんてダメな人間なんだ…」なんて、思わないでほしい。

あなたはダメじゃない。あなたは、ただ、このクソみたいな(失礼)ストレス社会を、必死で生き抜こうとしている、一人の健気な戦士なんです。その戦士が、束の間の休息を求めるのは、当然の権利なんです。

誰にも迷惑をかけていない。法律を破っているわけでもない。

ならば、いいじゃないですか。

胸を張って…とは言わないまでも、せめて、自分の中でだけは、それを許してあげたって。

「お疲れ、俺。今日もよく頑張ったな。これは、お前へのご褒美だ」って。

そうやって自分を肯定してあげることって、すごく大事だと思うんですよね。

 

まぁ、こんなこと、彼女や奥さんには口が裂けても言えないですけどね。墓場まで持っていく秘密ってやつです。もしバレたら、「最低!」「気持ち悪い!」の罵詈雑言を浴びせられ、1週間は口をきいてもらえないこと間違いなし。ええ、想像に難くない。

でも、それでも、俺たちはやめられない。やめる必要もない。

だって、それが男の子なんだもん。…なんて言うと、また怒られちゃうかな。

でも、本当にそう思うんです。

さてと…。

なんだか、一人で勝手に熱くなって、色々喋っちゃいましたね。ここまで読んでくれて、ありがとうございます。誰かにこの、心の叫びを聞いてほしかったのかもしれないです。うん。

別に、この意見に賛同してくれなくてもいいんです。ただ、「世の中には、こんなアホなことを真剣に考えてる男もいるんだな」くらいに思ってくれれば、それで。

さ、そろそろ日付も変わりそうです。

明日も早いし、そろそろ俺も…いや、なんでもないです。

皆さん、明日も一日、なんとか生き抜きましょうね。

…あ、くれぐれも、ヘッドホンの接続確認と、履歴の削除だけは、お忘れなく。マジで。経験者は語る、です。では。



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