行政書士試験は、行政書士の業務に関し必要な知識及び能力について、毎年1回以上行われる試験です。試験は3時間で60題の問題を解く形式で、出題科目は大きく2つに分けられます。
行政書士の業務に関し必要な法令等(以下、「法令等」に関する問題)
行政書士の業務に関連する一般知識等(以下、「一般知識」に関する問題)
「法令等」に関する問題は出題数46題で、憲法、行政法、民法、商法、基礎法学などが含まれ、配点は244点です。一方、「一般知識」に関する問題は出題数14題で、政治・経済・社会、情報通信・個人情報保護、文章理解などが含まれ、配点は56点です。
試験の合格基準は以下の通りです。
「法令等」科目の得点が満点(244点)の50パーセント(122点)以上であること
「一般知識」科目の得点が満点(56点)の40パーセント(24点)以上であること
試験全体の得点が満点(300点)の60パーセント(180点)以上であること
以上の要件をすべて満たす必要があります。また、(1)と(2)の要件を満たしても、総得点が不足した場合、(3)の要件を満たすことができません。
試験の申し込みは、郵送もしくはインターネットで行うことができます。受験手数料は10,400円です。試験の日程は毎年変わりますが、毎年11月頃となっています。