松井 優子
障害者雇用ドットコム運営責任者
筑波大学大学院生涯発達科学博士課程修了
ご挨拶が遅れてしまいましたが、ここで少しだけ自己紹介をします。
私は大学を卒業してから約20年間、障害者雇用にかかわってきました。
特例子会社の立ち上げをして、社内に障害者雇用の理解がほとんどない中で、
障害者雇用のための業務の切り出しや、
障害者雇用を社内に受け入れてもらえるのかについて、
試行錯誤でおこなってきました。
ゼロからの立ち上げは、予想していたよりも難しいことがたくさんありましたが、
一つ一つ業務を行ないながら、業務拡大と障害者雇用人数の確保を進めてきた結果、
社内には障害者雇用への理解が少しずつ広がっていきました。
また、障害者雇用が進んでいない企業のコンサルティングをして、
障害者が働きやすい業務設計や、環境づくりにかかわり、
雇用率を達成するサポートをおこなってきました。
はじめて障害者雇用に取り組む職場では、不安も多かったようですが、
業務設計やマニュアルを整備すること、
一緒に働く人たちに事前の説明や接し方をお伝えして実習をすることにより、
無事、雇用することができ、未達成の状況を脱することができるとともに、
採用した人たちも職場定着をしているとの報告をいただいています。
ある地域では、障害者雇用が未達成の中小企業800社のヒアリングをおこない、
障害者雇用を進める上でどのような課題があるのかを把握したので、
その課題を解決するための研修プログラムを作成し、
はじめて障害者雇用をおこなう企業のための研修を8年間おこなってきました。
その後、「もっと多くの職場で、障害者雇用を進めるために役立ちたい」と思い独立し、
現在は、毎月多くの人が訪れる「障害者雇用ドットコム」を運営や、
企業のコンサルティングをするとともに、
HRプロなどのコラムを執筆して、障害者雇用の理解促進にかかわっています。
また、Amazon で出版している障害者雇用に関する書籍(電子書籍)では、
ベストセラー著書となっています。