フランスの義務教育は、幼稚園3年、小学校5年、中学校4年の12年間です。
日本の義務教育9年に比して、その期間は長いです。
幼稚園は日本の場合、集団生活に慣れることが、最大の目的ですが、フランスでは、年長さんは、勉学の学びの場にもなります。
幼稚園でも、留年はあり得るそうですから厳しいですね。
以前は、小学校でも、成績次第で、留年が行われていましたが、昨今は、少なくはなったようです。
中学校では、成績次第で、どの高校に入れるかではなく、高校に進学できるかどうかというほど、厳しく判断されます。
その代わり、日本の高校入試に当たるものはありません。
高校は、普通高校と職業高校の2種類あります。
中学校時代の成績いかんによって、普通科をどんなに望んでも、職業高校へ行かなければなりません。
15歳で決まってしまうのは、手厳しいですね。
比率は、普通高校が約60%、職業高校が約40%になるようです。
無時に普通高校へ進学できたとしても、卒業時、バカロレアという資格試験に、合格しなければなりません。
合格率は、約80%、残りの20%は留年確定になります。