オランダの公式英語表示は、「the Netherlandsザ・ネザーランズ」です。
形容詞やオランダ語(人)は、Dutchです。
オランダ、ベルギー、ルクセンブルグと合わせて、ベネルクス3国と呼ばれ、国土の1/4は、海面下にあり、首都アムステルダムには、運河がはりめぐらされています。
オランダ(日本語表記)は、江戸時代の鎖国下、唯一交易を維持した国で、もたらされた学問・技術、つまり蘭学は、日本に大きな影響を及ぼしました。
徳川幕府の鎖国政策の時、「キリスト教の布教活動禁止」 という条件に、オランダが欧州諸国で、唯一応じたのです。
しかし、オランダと日本の関係は、必ずしも江戸時代からの流れが引き継がれたわけではありません。
オランダは、第二次世界大戦では、中立を宣言するも、ドイツに奇襲され、敗北し、王族はイギリスに亡命を余儀なくされます。
その後オランダは、日本に宣戦布告しますが、オランダの植民地であった東インド(インドネシア)は、日本軍に占拠されました。
終戦後、オランダはインドネシアに侵攻し、インドネシア独立戦争を戦います。
ですがその戦いは、国際連合や国際世論の支持を得られず、インドネシアが、独立を果たします。
オランダの歴史をたどると、政治、経済共に、過酷な時代も多々見えてきます。
例えば、フランス革命勃発後、革命軍がオランダに侵攻し、ナポレオンの弟を国王とするホラント(オランダ)王国に変えられました。
フランスの直轄領として、併合されたのです。
また、第二次世界大戦中は、ドイツによる軍政が敷かれていました。