いびきのデシベルはどれくらい?騒音としてどうなの?

夜中に突然、大きないびき声で目が覚めたことはありませんか?あるいは、隣で寝ているパートナーのいびきが気になって、眠れない夜を過ごしたことはないでしょうか。

いびきは単なる寝息ではなく、時には周囲に迷惑をかけてしまう「騒音」になることもあるのです。もうすでに体験した、自分がそうなったで大変な思いをしている人も多いかと思います。

そこで気になるのが、いびきの大きさ。いったいどれくらいのデシベルなのでしょうか?

また、いびきが及ぼす影響や、いびきを軽減するための対策についても知りたいですよね。

今回は、いびきのデシベルについて詳しく解説するとともに、いびきが私たちの生活に与える影響と、いびき対策についてもお伝えします。

いびきに悩んでいる方も、そうでない方も、ぜひ最後までお付き合いください。


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いびきのデシベルはどれくらい?

いびきの大きさは、人によって様々です。中には、隣の部屋まで聞こえるほどの大きないびきをかく人もいれば、ごく小さないびきで済む人もいます。では、いびきのデシベルはどれくらいなのでしょうか。ここでは、いびきの平均的なデシベルから、最大級のいびきのデシベルまで、詳しく見ていきましょう。

 

いびきの平均的なデシベル


一般的に、いびきの平均的なデシベルは、40〜60デシベル程度と言われています。この数値は、静かな図書館の中くらいの音の大きさに相当します。

ただし、この数値はあくまでも平均的なもので、個人差があることを忘れてはいけません。いびきのデシベルは、年齢や性別、体型、睡眠姿勢、飲酒の有無などによって変化します。

例えば、高齢者は若い人に比べていびきが大きくなる傾向があります。これは、加齢に伴って喉の筋肉が弛緩し、気道が狭くなるためです。

また、男性は女性よりもいびきが大きくなりやすいと言われています。男性は女性に比べて、喉仏が大きく、気道が太いため、いびきが出やすくなるのです。

肥満の人も、いびきが大きくなる傾向があります。体重が増えると、喉の周りの脂肪も増えるため、気道が狭くなってしまうのです。

このように、いびきのデシベルは個人差が大きいのですが、平均的には40〜60デシベル程度と覚えておきましょう。
 

最大級のいびきのデシベル


先ほど、いびきの平均的なデシベルは40〜60デシベル程度だと言いましたが、中には、それをはるかに超える大きないびきをかく人もいます。

実は、最大級のいびきのデシベルは、なんと90デシベルにも達するのです。90デシベルといえば、電車の通過音や、大声での会話と同じくらいの音の大きさです。

こんなに大きないびきをかかれては、隣で寝ているパートナーはもちろん、隣の部屋で寝ている家族にも迷惑がかかってしまいます。

最大級のいびきは、単に周囲への迷惑になるだけでなく、本人の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。大きないびきをかく人は、睡眠時無呼吸症候群という病気を発症しているかもしれません。

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が止まってしまう病気です。呼吸が止まると、脳への酸素供給が不足するため、体に大きな負担がかかります。その結果、日中の眠気や集中力の低下、高血圧、心臓病などの合併症を引き起こすリスクが高くなるのです。

最大級のいびきをかく人は、一度医療機関で検査を受けることをおすすめします。早期発見・早期治療が大切です。
 

デシベルの比較 いびきと他の音


いびきのデシベルについて理解を深めるために、他の音とデシベルを比較してみましょう。
 

30デシベル:囁き声、置時計の秒針の音
40デシベル:静かな図書館、冷蔵庫の運転音
50デシベル:静かな事務所、軽い雨の音
60デシベル:普通の会話、エアコンの運転音
70デシベル:掃除機の音、騒がしいレストラン
80デシベル:大声での会話、電話のベル
90デシベル:電車の通過音、大声での叫び声
100デシベル:ジェットエンジンの近く、サイレン
 

いびきの平均的なデシベルである40〜60デシベルは、静かな図書館から普通の会話くらいの音の大きさですね。一方、最大級のいびきの90デシベルは、電車の通過音と同じくらいの大きさです。

ちなみに、人間の耳は85デシベル以上の音を長時間聞き続けると、聴力に悪影響を及ぼすと言われています。90デシベルのいびきを毎晩聞いていると、聴力が低下するリスクがあるかもしれません。

いびきのデシベルを他の音と比較してみると、いびきがどれほど大きな音なのかがよくわかりますね。いびきは単なる寝息ではなく、立派な「騒音」なのです。
 

いびきによる騒音の影響

いびきは単なる寝息ではなく、立派な「騒音」です。この騒音は、いびきをかく本人だけでなく、周囲の人にも様々な影響を及ぼします。ここでは、いびきによる騒音が、パートナーや周囲の人、そしていびきをかく本人にどのような影響を与えるのか、詳しく見ていきましょう。
 

パートナーへの影響


いびきによる騒音の影響を最も受けるのは、いびきをかく人のパートナーです。夜中に突然大きないびき声で目を覚まされたり、いびきがうるさくて眠れなかったりと、パートナーの睡眠は大きく妨げられます。

睡眠不足が続くと、日中の眠気や疲労感、集中力の低下など、様々な問題が生じます。仕事や家事、育児に支障をきたすこともあるでしょう。

また、いびきによる騒音は、パートナーとの関係にも影を落とします。睡眠を妨げられることへの苛立ちやストレスから、口論やけんかに発展することもあります。

いびきがひどい場合、パートナーが別の部屋で寝ることを選択せざるを得ないこともあります。寝室が別々になれば、夫婦の絆が損なわれる可能性もあるのです。

いびきは、パートナーの健康だけでなく、二人の関係性にも大きな影響を及ぼします。いびきをかく人は、パートナーへの影響を十分に理解し、できる限りいびきを軽減するよう努力することが大切です。
 

周囲への影響


いびきによる騒音は、パートナーだけでなく、周囲の人にも影響を及ぼします。特に、同じ家に住む家族は、いびきの影響を受けやすいでしょう。

子供は、大人に比べて睡眠が浅いため、いびきで目を覚ましやすくなります。子供の睡眠が妨げられれば、成長や発達に悪影響を及ぼす可能性があります。

また、壁の薄いアパートやマンションに住んでいる場合、いびきの音が隣の部屋まで筒抜けになることもあります。隣人からのクレームに発展する可能性もあるのです。

いびきによる騒音は、家族や隣人など、周囲の人々の生活の質を低下させます。いびきをかく人は、周囲への影響を最小限に抑えるため、できる限りいびきを軽減する努力が必要です。
 

本人への影響


いびきによる騒音は、いびきをかく本人にも様々な影響を及ぼします。

まず、いびきは睡眠の質を低下させます。いびきをかくことで、自分の睡眠も妨げられるのです。睡眠の質が低下すると、日中の眠気や疲労感、集中力の低下などの問題が生じます。

また、大きないびきをかく人は、睡眠時無呼吸症候群を発症している可能性があります。睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が止まってしまう病気です。

呼吸が止まると、血中の酸素濃度が低下し、脳への酸素供給が不足します。その結果、高血圧や心臓病、脳卒中などの合併症を引き起こすリスクが高くなるのです。

さらに、いびきによる騒音は、人間関係にも影を落とします。パートナーや家族、隣人とのトラブルは、いびきをかく本人のストレスにもなります。

いびきは、本人の健康だけでなく、人間関係や生活の質にも大きな影響を及ぼします。いびきをかく人は、自分への影響を理解し、積極的にいびきを軽減する努力をすることが大切です。
 

いびき対策

いびきによる騒音は、本人だけでなく、周囲の人にも様々な影響を及ぼします。いびきを放置すれば、健康問題や人間関係のトラブルに発展する可能性もあります。そこで、いびきを軽減するための対策が必要になります。ここでは、生活習慣の改善、グッズの活用、医療的なアプローチの3つの視点から、いびき対策について詳しく見ていきましょう。

 

生活習慣の改善


いびきを軽減するために、まず取り組むべきは生活習慣の改善です。以下のような生活習慣の見直しを行うことで、いびきを軽減することができます。

・肥満の解消
肥満はいびきの大きな原因の一つです。体重を適正範囲に維持することが大切です。バランスの取れた食事と適度な運動を心がけましょう。

・禁煙
喫煙は、気道の炎症を引き起こし、いびきを悪化させます。禁煙は、いびき軽減に効果的です。

・アルコールの制限
就寝前のアルコール摂取は、いびきを悪化させます。就寝の3時間前までにアルコールの摂取を控えましょう。

・規則正しい睡眠
不規則な睡眠は、いびきを悪化させます。毎日決まった時間に就寝・起床し、十分な睡眠時間を確保しましょう。

・睡眠姿勢の工夫
仰向けの姿勢は、いびきを悪化させます。横向きの姿勢で寝ることで、いびきを軽減できます。

いびきを軽減するために、これらの生活習慣の改善に取り組んでみてください。生活習慣の改善は、いびき軽減だけでなく、全体的な健康の向上にもつながります。
 

グッズの活用


いびきを軽減するためのグッズも数多く販売されています。ここでは、代表的ないびき対策グッズを紹介します。

・マウスピース
就寝時に装着するマウスピースは、下顎を前方に突き出すことで気道を広げ、いびきを軽減します。歯科医院で作製したオーダーメイドのものが効果的です。

・鼻腔拡張テープ
鼻腔拡張テープを鼻に貼ることで、鼻腔を広げ、いびきを軽減します。使い捨てタイプなので、毎晩新しいものを使用できます。

・いびき防止枕
いびきを軽減するための特殊な形状の枕です。頭と首の位置を調整することで、気道を広げ、いびきを軽減します。

・加湿器
乾燥した空気はいびきを悪化させます。加湿器を使って適度な湿度を保つことで、いびきを軽減できます。

これらのグッズは、いびきの原因や程度によって効果が異なります。自分に合ったグッズを選ぶことが大切です。また、グッズの使用だけでなく、生活習慣の改善も並行して行うことで、より効果的にいびきを軽減できます。
 

医療的なアプローチ


生活習慣の改善やグッズの活用でもいびきが改善されない場合は、医療的なアプローチを検討する必要があります。

特に、睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合は、早めに医療機関を受診することが大切です。睡眠時無呼吸症候群は、放置すると高血圧や心臓病などの合併症を引き起こすリスクが高くなります。

医療的なアプローチとしては、以下のようなものがあります。

・CPAP療法
マスクを通して空気を送り込み、気道を広げる治療法です。睡眠時無呼吸症候群の標準的な治療法として知られています。

・口腔内装置
歯科医院で作製する、いびき防止のための口腔内装置です。下顎を前方に突き出すことで気道を広げ、いびきを軽減します。

・手術療法
扁桃肥大や軟口蓋の低下など、いびきの原因となる器質的な問題がある場合は、手術療法を検討します。

いびきの程度や原因によって、適切な医療的アプローチは異なります。自分に合った治療法を選ぶために、医師との相談が不可欠です。

いびきは決して甘く見てはいけない問題です。早めに対策を講じることで、自分だけでなく、周囲の人の健康と生活の質を守ることができるのです。

まとめ

今回は、いびきのデシベルについて詳しく解説してきました。

いびきの平均的なデシベルは40〜60デシベル程度で、最大級のいびきは90デシベルにも達することがわかりました。90デシベルといえば、電車の通過音と同じくらいの大きさです。

いびきによる騒音は、パートナーや周囲の人の睡眠を妨げ、健康や人間関係に悪影響を及ぼします。また、いびきをかく本人も、睡眠の質の低下や健康問題に直面するリスクがあります。

しかし、いびきは適切な対策を講じることで軽減することができます。生活習慣の改善、グッズの活用、医療的なアプローチなど、様々な方法があります。

自分に合ったいびき対策を見つけるためには、いびきの原因や程度を正しく理解することが大切です。いびきが気になる方は、まず生活習慣の見直しから始めてみてはいかがでしょうか。

そして、生活習慣の改善でもいびきが改善されない場合は、医療機関への相談をおすすめします。睡眠時無呼吸症候群など、重大な健康問題が隠れている可能性もあります。

いびきは、単なる寝息の話だけではありません。それは、あなたと大切な人の健康と生活の質に関わる問題なのです。

一人一人が自分のいびきと向き合い、適切な対策を講じることで、より健康で快適な睡眠を手に入れることができるでしょう。

ぜひ、今回の記事を参考に、いびきについて理解を深め、いびき対策に取り組んでみてください。

 
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