特に確認して聴力等に問題がなくただ大きい音で聴くのが好き、そういう習慣だったという場合には、治療以外での対策が必要になります。
本人が大きな音を聴くのをやめてもらえればそれで済む問題ではありますが、なかなかもう変えられない、変える意思がないというのであれば、それ以外のことを考えていかなければいけません。
テレビの角度を変えるだけで音の大きさ、流れも変わるので、これで聴いている本人は特に問題なく、他の家族も迷惑にならなくなるということもあります。
自宅のテレビの位置が悪くて他の部屋に響いてしまう、外に響いてしまうなんてこともありますね。これができれば一番いいのですが、テレビの位置は固定化されて動かせない、部屋の構造上そこより良い位置がないということで難しい場合もあります。
テレビのスピーカーを専用のオーディオスピーカーに変えて、その位置を調整するという方法もあるでしょう。テレビより良い音で聴くことができますし、移動させられますので、音問題も解決できるかもしれません。
テレビによっては音声の音質を設定できるものもあります。
その設定の問題で声が聴こえにくい、音楽とのバランスが合っていない等で大きくなっている可能性もあります。
各メーカーごとに設定方法は異なりますので、説明書を見ながらいろいろな音質を試してみるのもいいでしょう。
これは本人が受け入れてくれるかという問題はありますがうるさいのであればイヤホンで視聴してもらうということです。
他の人に気兼ねなく自由な音量で聴いてもらうことができます。PCやスマホ・タブレットで動画を見ているような人であれば受け入れやすいかもしれません。
なかなかテレビ音声をイヤホンでとなると難しい面もあるかもしれません。
最近はウェアラブルネックスピーカーと呼ばれるものもよく販売されています。首にかけるスピーカーで本人は非常に重厚感あふれる音質で音声を聴けるようになっています。
そして構造上まわりの人へはそこまで音が聴こえていかない仕組みになっています。これであればイヤホンのように耳をふさぐという問題も起こらず、本人は十分にテレビを楽しむことができ、まわりの迷惑もかかりません。
新しいデバイスになりますし、これを使うことによって楽しみも増えるかもしれません。