一級建築士
建築釣りのブログ
釣り好きな建築家が教える

 

良い土地が見つからない!
でも大丈夫(条件編)~土地選びの第1歩~

生活をイメージしてみよう

土地選び

土地選びのポイント

誰にとっても条件の良い土地は、高値が付くため手が出せず、安価で理想的な土地を見つけるのは容易ではありません。土地選びにおいて必要な条件をまとめ、優先順位を考えてみましょう。
住まいの地域と条件が決まればおおむねの費用が把握できます。土地選定の条件は大きくわけて6つあります。優先したい条件は何で予算はどくれくいか等のバランスを考えながら、希望する土地を探してみましょう。また、土地周辺は季節、天候、時間帯で異なる景色が見えてきます。必ず昼と夜の様子を確認するようにしましょう。

土地選定の5つの条件

土地選び

自然環境

公園、海、河川など
土地選び

商業施設

店舗、コンビニ、居酒屋など
土地選び

交通利便性

駅、バス停など公共交通機関
土地選び

医療施設

小児科、総合病院など
土地選び

教育施設

保育園、幼稚園、学校など
土地選び

その他

近隣住宅状況、価格など

自然環境

老若男女、年齢問わず利用する公園。ウォーキング、子供の遊び場、時には大人同時の情報交換の場にもなっていますよね。グラウンドの広さ、遊具の種類、芝や植栽の管理がされているか等のチェックポイントがあります。海や河川では釣りなどの趣味を楽しんだり、海水浴場が目の前にあると子どもたりを遊ばせながら友人を誘ってバーベキューなんて良いかもしれませんね。

台風や大雨の時、被害の可能性がない場所か、転落防止の安全柵はあるか等、市町村が作成しているハザードマップや現地を歩いて安全面も確認をしておきましょう。

交通利便性

土地選びと言えば駅やバス停などの立地環境は、優先順位が高く着目すべきポイントです。通勤や通学に公共交通機関を使用するなら駅からなるべく近い方が便利ですし、最寄り駅やバス停までの距離や時間、始発・終電の時刻、急行や特急が止まるのか、路線バスの運行状況なども調べるようにしましょう。また、駅やバス停からの帰り道に街灯が整備されているかなど防犯上確認しておきたいポイントです。

教育環境

住宅の購入時期は、結婚後に子供ができアパートでは手狭に感じるようになる時ですが、子供がいる家庭や子供が生まれる予定のある家庭であれば必ずチェックしておきたいのがその土地の学校区です。検討している土地がどの学校区に含まれ、子供がどの学校へ通学することになるかは必ず確認しましょう。不動産仲介業者や市区町村教育委員会へ問い合わせをすれば確認できます。

小学校までの通学では、その経路の歩道の整備状況や横断歩道の信号の有無などの安全面は、小学生を持つ親になって特に気がかりになるものです。6年間も心配事を持ち続けることは避けたいですね。また、中学校の通学では、安全面と共に自転車通学可能なのかどうかも確認しておくと良いかもしれませんね。

ただし、目の前に学校がある場合は要注意です。子どもたちの元気な声が聞こえてくるだけであれば良いのですが、時にはいたずらもされるでしょう。グラウンドからの砂埃も飛散し洗濯物に付着します。校舎の建て替えにより日当たりや風通しが悪くなる場合もあります。

商業施設

商業施設と言えば大型ショッピングモールを想像する人が多いのではないでしょうか。それだけではなく毎日の買い物をするスーパーマーケットや商店街を含みます。更には24時間営業でとても便利なコンビニエンスストア、家族や友人と飲みに行く居酒屋を含む飲食店、最近ではだくさんの商品を取り扱うドラッグストアやDIYには重宝するホームセンターその他これらに類する店舗のことを言います。

ただし、深夜や早朝に騒音を発生させたり、ネオンの明るさや点滅具合、臭いを近隣に拡散するような類の店舗もあるため、近すぎるのも要注意です。

医療施設

周辺の病院・クリニックを確認しましょう。特に小さいお子さんがいる場合、小児科と歯科の確認は必須ですよね。子供頃にかかりやすい病気は、中耳炎、手足口病、溶連菌感染症、アデノウイルス感染症、浸出性中耳炎(滲出性中耳炎)、ヘルパンギーナ、マイコプラズマ肺炎、インフルエンザ、おたふくかぜ、RSウイルス感染症などがあり、アレルギーを発症すれば小児科だけでなく耳鼻咽喉科や皮膚科にも多くお世話になることになります。入念に周辺の病院・クリニックをチェックしておきましょう。

その他

住宅地の中にポツンとある空地。周辺環境が良くても決してすぐには飛びつかないでください。この地域のルール(習わしやしきたり)、年齢層などを調べてからでも遅くはありません。地域のルールは、周辺住民の方や自治会長さんに尋ねたりすることで分かりますし、地域行事なんかも教えてくれます。年齢層は、家の新しさ、子供用の自転車や聞こえてくる声なんかでも知り得ることができます。

引っ越してきても大人同士がいきなり仲良くなったりすることはないですよね。だいたい普通は何年経っても挨拶程度でしょう。趣味の話しでもできるきっかけがあれば良いのですが、そんな機会もなかなかありません。実は、土地選びで最も大切なことは、周辺の施設ではなく、家族構成を含め近所の人や地域住民と上手につながっていくことができる環境にあるかってことなのかも知れません。

周辺住民と上手に付き合っていくきっかけとしては、子供をとおしてたくさんあることは覚えておきましょう。家の前の道路を用もないのにウロウロすることはありませんよね。でも、ボール遊びをしたり、自転車に乗る練習をしたり、子供がいれば家の前の道路は庭の延長部分となるのです。するとご近所さんも自分たちを見る頻度が増え、年寄りだったとしても小さい子供を見れば「かわいいね」と声を掛けてきます。さらに、幼稚園や学校の参観日なんかは同世代の親達が集まります。子育ての悩みを相談できる人や地域の青少年育成に同じ志を持った人とつながる機会となるでしょう。
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