食べ過ぎの弊害

千日回峰行って聞いたことがありますか？

二つの千日回峰行があるのですが、比叡山と大峰で行われているのですが

千日回峰行（比叡山）。天台宗比叡山延暦寺の回峰行で7年の間で3万3千キロ余。

千日回峰行（大峯）。金峯山修験本宗金峯山寺の回峰行。9年。4万8千キロ。

大峰の方が過酷なのですが、比叡山ともに数年間夜中から毎日フルマラソンの距離を歩き

夕方前に帰ってきて、清掃　洗濯　睡眠をとって夜中に起きる　（睡眠時間4時間半ほど）

満行すると9日間の断食・断水・断眠の４無行に入る。

深夜2時に堂を出て閼伽井で閼伽水を汲み、堂内の不動明王にこれを供える。

それ以外は堂中で真言を10万回唱える。満了すると行者は生身の不動明王である阿闍梨となる。

これを機に自利行から衆生救済の利他行に入る。

千日余におよぶ行の期間、食事はずっと同じメニューが１日２回。

内容は「塩ゆでのじゃが芋２個、うどん半皿、豆腐半丁」。

これを聞いたとき、とんでもない荒行だと思った以上に栄養学って一体全体何？と思いました。


もう5.6年前以上に体の調子が悪くて、40も過ぎたらあちこちガタが来るものなのか？

と感じつつ、少しでも良くならないかなと調べていたら断食の話を目にしました。

そこで、千日回峰行を知ったのですが、やってみたいとは思いませんでした。さすがに・・・

本当は断食道場みたいなところに行けばよかったのでしょうが、とりあえず週末断食をやってみました

金曜の夜に少し食べて、土曜と日曜の昼まで抜いて日曜の夜におかゆを食べるという生活を

やってみました。

体重は落ちるのですが、水分がぬけているだけなのでダイエット効果は薄いです。

ただ、空腹を体験すると、脳の満腹中枢が満足したと感じるためのポイントが下がり、

食事量が減るので、いわゆる『胃が小さくなる』状態になりやすいので長い目で見たら

ダイエットの効果はあります。



この頃は、食事を抜いている時はマラソンとかはしないですが、掃除、洗濯などをして

本を読んだり、散歩してたりしたのですが最初はやっぱり食べ物ばかり頭に浮かぶのですよ・・

水分だけはとって、とにかく軽く体を動かしていました。

結果は便通が良くなり、疲労感が軽くなったのと眠りの質が上がったように感じました。

やはり食べ物を消化するという作業は　人間が一番エネルギーを使うということで

ストレスも増すそうです。

これから定期的にプチ断食するようになり、今現在はたまに実行しています。

2年前からジョギングやサイクリングもしてますが、腹がすかない程度に食事を摂るだけで十分なので

調子はいつも良いです。

年齢じゃなくて、ただ単に食べ過ぎで運動不足だったようです。



これに関しては人によって合う合わないがあるので勧めませんんが、いつも

軽い飢えを感じている方が頭の働きもいいので、私は続けたいと思っています。

やはり食べ過ぎは毒ですよ