うまくいかないのは食が原因?その2

2020/07/18

実は逆効果の「焼肉でスタミナ」

「お疲れ気味だからスタミナをつけなきゃ。よし焼肉か」

こんな言葉をそこここでよく耳にする

肉こそ最高のスタミナ食肉は最良のタンパク源という信仰はまだまだ広く蔓延っている

体にとってタンパク質が不可欠な栄養素であることは間違いない

その語源をたどれば、ギリシャ語のプロティオスに行き着く。

これは「第一のもの」という意味で」、栄養素の中でも一番に注意すべきであることはわかります。

筋肉や骨またホルモンや酵素の材料になったりエネルギーが不足した際には

エネルギー源にもなるタンパク質だが、その一方で問題児にもなる。

過剰摂取による弊害が盛んに指摘されているのです。

その代表的なものは肝臓と腎臓への負担窒素を含んでいる

タンパク質は代謝のプロセスでアンモニアを発生させる。

アンモニアは毒性が強いため肝臓はこれを毒性の低い尿素に変える。

働き者の肝臓にとっても大きな負担である。

尿素は血液に入って腎臓に送られ、濾過されて尿として排泄されるわけだが、

この濾過作業が腎臓に負担をかけるのです。

このように肉を食べ過ぎでは肝臓にも腎臓にも大きな負担を強いることになるのです。

「焼肉でスタミナを!」という考え方は危険をはらんだものであることを知らなければならない

腎臓が悲鳴を上げて尿素の濾過がうまくいかなくなると

尿酸が蓄積され高尿酸血症さらには”激痛”で知られる痛風にも繋がりかねない

もう一つの問題は肉をたくさん食べると血液が酸性に傾いてしまう

そうなると体は血液を中和するように働く

この時、体はどうするか実は骨や歯のカルシウム(アルカリ性)を溶かして血液中に送り込むのです

これは脱灰と呼ばれる


また肉は酸を生じる食品であると同時に、カルシウムが少なく、、リンを多く含む食品でもあり、

食べ過ぎて体内にリンが増えることも問題なのです。

体の中のリンとカルシウムのバランスは普通一対一の状態に保たれている。

だから肉の過剰摂取でリンが増えすぎると、バランスを調整する必要が出てくる

その調整も脱灰によって行われるのであります。

脱灰が起これば骨や歯は弱くなる

また視力低下や糖尿病心筋梗塞の引き金になることを指摘されている

タンパク源スタミナ食であるはずの肉は、

むしろより大きな弊害をもたらす問題児であることがわかっていただけたでしょうか

そろそろ肉に対する誤った信仰は捨てるべき時ではないでしょうか?



仕事をバリバリこなすには何よりスタミナだ、と言わんばかり、肉食中心の食生活を続けた挙句

このところどうも体調が思わしくなくて仕事に集中できない、

なんてことになったら本末転倒です。



病気の時は栄養のあるものをの正しいの意味


病気になった時は少しでも栄養のあるものを取って早い回復に努める。

これも昔から根強くある信仰の一つ

普段は電子レンジのスイッチしか押さない人は病に伏している時だけは

誰かがあれやこれやの栄養食を作ってくれた、といった経験の一つや二つは誰も思っているでしょう

しかし、せっかくの温情も食材や調理法を考えないと、言葉を換えれば、

正しい栄養学の知識がないと裏目に出るから注意が必要

病気のためにただでさえエネルギー生産能力が低下している。

そこに消化の悪い食べ物を食べたら回復はおぼつかないどころか体は更にダメージを受ける。

消化という作業には莫大なエネルギーを要するのです。


そもそも栄養のあるものという定義自体が曖昧

世の中に栄養のない食べ物など存在しないからです。

体を作ってエネルギーを生み出したりするために必要なたんぱく質、脂肪、炭水化物

それだけでは単なる材料にすぎない。

消化吸収を得て全身の細胞に届けられた後、

ビタミンやミネラルの存在によって初めて体内で利用される。

現代の食生活でタンパク質、脂肪、炭水化物が不足することは非常に考えにくい

その質や種類に問題があることは抜きにして

特に脂肪については深刻なのですがね。

要はこれら三大要素を有効利用するためのビタミンやミネラル

さらにいえば食物酵素は、

どれだけ摂取できるかどれだけ栄養が”濃いか””に重きを置くべきなのです。

つまり消化吸収に負担をかけない栄養の濃いものを取るという条件をクリアしたものでなければ

意味はない。

栄養の濃さと消化が一体になって初めて元気がつくこと、ときちんと頭に入れておいてほしいです 。


 

カルシウムの牛乳信仰はもう古い


カルシウムを取るために

牛乳を飲むというのはほとんど

定説になっている

実際子供にせっせと

牛乳を飲ませる親はどこにでも

いるし牛乳嫌いの子供は牛乳を

飲まなきゃ大きくなれないんだからなどと叱責されたりするのが実情。

しかし、いくら牛乳を飲んだところで、骨のカルシウムは充実するということはない。

まず、カルシウムが体の栄養素として使われるためには、吸収されなければならない。

吸収されるには、カルシウムを含む食べ物は消化酵素によって分解され、

吸収されやすい形になることが必要です。

乳類に含まれる成分、乳糖分解する酵素はラクターゼと呼ばれるものだが、

日本人はある一定の時期を除いて、このラクターゼはほとんど働かないのです。

ラクターゼが働く例外的な時期とは、赤ん坊の時期です。

乳児期の赤ん坊は基本的に母乳しか口にしない

栄養素の供給は、母乳に依存しているわけだから必要なラクターゼは活発に働く。

ところが、生後1年前後になっている離乳が進むと、次第にラクターゼの働きが弱くなり、

成人ではほとんど分泌されなくなるのです。

成人なってもラクターゼを持っているのは北欧系の人に限られている。

日本人などのアジア系人種、アフリカ系の人はラクターゼが働かないので、

いくら牛乳飲んでもカルシウムは吸収されず、無駄に排泄されていくばかりなのです。

つまり、牛乳をたくさん飲むと、カルシウムが取れて骨が強くなるというのは、大いなる誤解なのです


それを実証する科学的なデータはいくらでもあり

25年間かけて沖縄の人達の健康法を調べたザ「THE OKINAWA PROGRAM」では、

100歳以上の長寿の沖縄の人たちは、ほとんど牛乳を飲まないのに、

骨は強かったことが報告されています。

また1日1000 ㎎程度のカルシウム摂取するアフリカ系アメリカ人と、

1日296 ㎎しか摂取しないアフリカ先住民の骨折の度合いを比較したところ、

前者の骨折率が9倍も高かったというデータもある。

「カルシウム=骨の強化」という図式では、到底説明のできない事実が厳然としてあるんです

さらに、2年間毎日牛乳を2杯飲み続けた女性と、全く摂取しなかった女性を比較した、

極めて興味深いデータを発表されています。

前者は後者の2倍の速度で骨量が減っている、というのがその結果。

このデータは、牛乳は骨を強化するどころか、もろくするということを物語っている。

これは科学的にも説明できる話で、タンパク質を多く含む牛乳は体内で酸を生じやすい

がぶがぶ牛乳飲めば体が酸性に傾き 脱灰という現象が過剰に起こるリスクを高める

骨や歯のカルシウムが血液中に溶け出しやすくなるわけ。

骨がもろくなるのは当然です。


甘いものを食べると虫歯になることは誰でも知っていますが、

これも砂糖を餌にした菌が酸を作ることによる。

いってみれば牛乳は骨を虫歯にするともいえるのです。



牛乳の問題ではまだあります。

マグネシウムが少量しか含まれていないというのがそれ。

牛乳のカルシウムとマグネシウムの含有量の比率はほぼ10.1

マグネシウムはカルシウムを正しく働かせるために、極めて重要な役割を担っている。

一般にはカルシウムとマグネシウムを2対1くらいの割合で撮るのがいいとされている。

牛乳を多飲すればバランスはますます理想から遠ざかりマグネシウム不足を招くのです。

牛乳は体内のミネラルバランスを崩す元凶でもあると言っていい。


ミネラルバランスが崩れることの真の問題は、骨の弱体化ではなく

カルシウムは全身の細胞が、アクションを起こすためのスイッチとしての役割を担っているから

マグネシウムによる統制が適切に行われなければ、

カルシウムが暴走し細胞の誤作動につながる脱灰が視力低下や糖尿病心筋梗塞の引き金にもなるわけも

まさにここにある。


海藻や豆類野菜などからカルシウムを取っていれば、

ミネラルバランスが極端に崩れることはない。

これにはマグネシウムを豊富に含まれている一番の問題は、

牛乳=カルシウムという思考回路にある

カルシウムを摂りたいのなら、そして、それを有効利用したいなら

牛乳や乳製品に執着することなく食と栄養についてもっと視野を広げるべきです。





食性にあった食べ方がある




我々日本人は何を食べれば良いかという判断は、

これまで日本民族は長い歴史の中でどのようなものを食べてきたかを考えるところから

始めなければならない。

これが食性を知るということです。

狩猟民族だった欧米人と、農耕民族だったアジア人との食性の違いがよく語られるは

その違いを生んでいるのは、伝統としてのそれぞれの食の歴史なのです。

例えば欧米に移り住んだ日本人は乳がん前立腺がんにかかる確率が高まるというデータがある。

その原因として指摘されているのは、

食べ物の変化でそれまでとはおよそ内容の違う欧米型の食事を続けることによって

つまり、食性に逆らったものを食べることによって体に異変をきたす。

ハワイや沖縄も急速な食生活の変化にさらされてきた。

つまり、欧米化です。

その結果、肥満、さらには糖尿病、ガン、、心臓病といった生活習慣病の問題が、

劇的に深刻化しつつあるの知ってのとおりです。

食性にあった食事をするという極めてシンプルな原則に今こそ発ち戻らなければならないのです。


私自身、子供の頃から牛乳が嫌いで、

子供心に何故に牛の乳を人間が飲まなダメなんだろうと思っていました。

50近くになっても骨折もなく骨に関しても何も言われたことがないです。

野菜や海藻類は大好きでよく食べます。

焼肉は若いころは好きでよく食べていましたが、40過ぎてから食べ過ぎると

やたら疲れて元気がなくなると症状がでていて、肉は少量にして魚や大豆製品に重きを置くように

してから調子が戻ってきました。

なんでもそうなんですが、腹八分でバランスよいのが一番ですね!

 
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