2代目オーナーの時代には、さまざまな大規模修繕の費用負担が波のように押し寄せてきます。外壁の塗り替えや貼り替え・防水工事のやり直し・各種設備の交換など、築14~15年のアパートでは、親の時代にはピカピカだった部分にも痛みや劣化が確実にあらわれてくるからです。
ちなみに、2代目の頃になって必要となる大規模修繕は、
◎屋根のふき替え (7~10年目)
◎外壁の塗り替え (7~10年目)
◎防水工事のやり直し (5~10年目)
◎各種設備の取り替え (12~15年目)
◎部屋内の貼り替え (人居者の退去後ごとに必要だが、10年目以降はさらに負担増に)
以上が主要なものです。もちろん、親の代から修繕資金をしっかりプールしてあれば問題はないでしょう。しかし、じつのところ「そこまで手がまわらなくて……」というオーナーの方が圧倒的に多いのが現実です。