山に降り注いだ雨水は地面にしみ込み、地下水となって地中を流れます。地中の流れはそのまま山の隙間から染み出す湧き水となり、やがて大きな流れに合流して1つの河川が誕生します。沢登りとは、敢えてそんな河川を上流に向かって登っていく遊びのことを言います。
主に6月から9月に行われ、清らかで冷たい河川の水を浴びながらの登山は、暑い時期には最高の娯楽と言えるでしょう。
しかし、下流へと激しく流れる水に逆行するため、登山としての難易度は非常に高い。実施者はハーネスやロープといった登攀道具やヘルメットのような保護具を必ず身に着ける必要があります。
また、実施者は岩から岩へ登っていくことになるので、靴も沢登り専用のものを使用する必要があります。