卑弥呼の早期退職日記【7】

2020/06/24
無料低額宿泊所って知ってますか ?

卑弥呼も
依存症治療専門病棟に
配属されるまでは
その存在を知らなかったのですが

よくテレビのニュースだったり
ドキュメンタリーで

“生活保護を食い物にしている”とか
貧困ビジネスと言われている施設の事です。

そこに住んでいた患者さんの話によると
生活保護受給者を
6畳の真ん中にベニヤ板の壁で仕切った
ひとり3畳程度の部屋に住まわせて

精神科や整形外科や耳鼻科や眼科
あらゆる科の病院を回って
1日を過ごさせているんだそうです。

生活保護費のほとんどは
部屋代と電気光熱費
その病院巡りの送迎費として引かれ
(医療費は生活保護はタダ)
手元には1万円程度しか残りません。

それなのに
生活保護の担当者が
その『むてい』と呼ぶ
無料低額宿泊所を紹介するのです。

精神科疾患を持っているというだけで
アパートを借りられず

グループホームは
いつ空きが出るかわからず
病院を退院しても行き場が無いので
仕方が無いと言えばそれまでですが

生活保護の担当者が
貧困ビジネスに
加担してるようなものです。

もちろん真面目に
生活保護の方々の自立に
手を貸そうと頑張る施設もありますが

卑弥呼の知る限り
ひどい所の方が多いです。

 
左右で目の色が違うオッドアイの猫

ここまで読んでいただき
ありがとうございました。

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