卑弥呼の早期退職日記【396】

39年の看護師生活を
去年の6月末で
早期退職して

10月に
アパート付物件を
リフォームして

シェアハウス
メゾンド卑弥呼を
立ち上げました。

今年5月に入居した
認知症で短期記憶に
障害が出て来ていたOさん

目と鼻の先にある
小倉台公園に
散歩に行っても

自室に戻れなくなってしまい
その都度

「道が解んないんだよ
迎えに来てよ。
初めての経験だからさぁ。」と
電話があるので

卑弥呼や
ケアマネさんが
迎えに行ってました。

これから暑くなるので
熱中症が懸念されるので

卑弥呼が購入した
Tileという
本来は紛失防止の為の
2cm角のタグで

スマホに連動させて
GPSで場所が解る商品を

Oさんの大事にしている
ガラケーに
キーホルダーとして取りつれて

居なくなった時に
場所が解るようにしました。

そんなOさんでしたが
介護度の判定が
3から2になった事で

本来なら
喜ばしい事なのですが

今まで使っていた
介護サービスが
削られら事となってしまい

独り暮らしでの生活は
困難となってしまいました。

ケアマネさんから
“ 入居するグループホームを
探している所です。
どこも空き待ち状態なので
いつ見つかるかはわかりませんが
見つかり次第
お引越しです。“と連絡があり

本人も
短期記憶が難しくて
一日中過ごしていた
デイケアサービスの事を

帰宅後30分には
忘れているのですが

グループホームに移る事を
毎朝電話がある
姉から聞いた直後には

「ここを出なくちゃダメなんだって
ここに居たいんだけど・・・」

「ここを引っ越すってホント ?」

「ここに居ちゃダメ ? 」と
10分おきに
卑弥呼に電話して来ていました。

その日の午後には
グループホームが見つかり
今月22日に転居が決定し

残念ですが
シェアハウス
メゾンド卑弥呼を
退去となります。