今日は何の日

1897年（明治30年）のこの日
イギリスの細菌学者
ロナルド・ロス（1857～1932年）が

羽斑蚊（ハマダラカ）類の
蚊の胃の中から
マラリアの原虫を発見しました。

ロスは翌年の1898年に
鳥を使った吸血感染実験により

ハマダラカがマラリアを
媒介することを明らかにし

この功績で
1902年に第2回ノーベル生理学・
医学賞を受賞しました。

「マラリア」という単語は
「悪い空気」という意味の

古いイタリア語「mal aria」に
由来しているそうです。

蚊が人の血を吸う理由は
人が出す炭酸ガスや皮膚のにおい・
温度を感知してだそう。

血を吸うのは蚊のメスだけで
産卵のために卵巣を発達させる必要があり

その栄養源のタンパク質を
人や動物の血から得ているそうです。

刺されてかゆくなるのは
血が固まらないようにするための成分が原因で

蚊が血を吸う際に
この成分を含む唾液を人の皮膚に注入し
アレルギー反応が起きてかゆくなります。

蚊に刺されることで
マラリアやフィラリア、日本脳炎 デング熱、
黄熱、ジカ熱などの感染症に
かかる事があります。

蚊が媒介する病気で亡くなる人は
1年間で約80万人以上ともされ

蚊は地球上で
人を最も殺している生物でもあります。