今日は何の日

2022/07/06

7月 6日は
「ピアノの日」です。

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1823年(文政6年)のこの日
オランダ商館医となる

ドイツの医師シーボルトが
日本に初めて
ピアノを持ち込んだとされています。

この「日本で一番古いピアノ」は
山口県萩市の「熊谷美術館」に
保存・展示されています。

製造されたのは1806年頃の
イギリス・ロンドンで

四角いテーブルのような形をした
スクエア型の小型のピアノで

足を外して
持ち運ぶことができるそうです。

熊谷美術館は
萩藩の御用商人・熊谷家の蔵を
改造したもので

熊谷家代々の当主が収集した
美術品が展示されています。

そのピアノは
1828年(文政11年)の

「シーボルト事件」で
シーボルトが帰国する際に
熊谷家に寄贈したものだそうです。


ピアノは
弦をハンマーで叩くことで発音する
鍵盤楽器の一種です。

鍵を押すと
鍵に連動したハンマーが
対応する弦を叩き、音が出ます。

一般的に据え付けて用いる大型の楽器で
現代の標準的なピアノは88鍵を備え

音域が非常に広く
クラシックオーケストラの
全音域よりも広いそうです。



ピアノの歴史は古く
イタリア・フィレンツェの
メディチ家の目録から

1700年には
ピアノがすでに存在していたとされ

ピアノを発明したのは
メディチ家に仕えた楽器製作家
バルトロメオ・クリストフォリで

その当時のピアノの鍵盤数は
4オクターブ弾くことができる
54鍵だったそうです。

その後、鍵盤の数は徐々に増加し
1790年頃に61鍵

1800年頃に68鍵
1820年頃に73鍵
1830年頃に78鍵

1890年頃には
現在と同じ7オクターブ1/4の
88鍵となりました。

しかし、1890年以降
鍵盤の数は88鍵から増えていません。



 

現在、一般的なピアノの鍵盤数は
白鍵(はっけん)が52
黒鍵(こっけん)が36の計88鍵です。

それには理由があって

人間の聴くことの出来る音の領域
それは「可聴域」と呼ばれ

約20Hzから20,000Hzまでの
範囲の音を

人は聞き取ることができますが
音程として聴き分けられる範囲は

約20Hzから4,000Hzまでで
そしてピアノの88鍵は

約27.5Hzから4,186Hzで
これを十分にカバーしているのです。

技術的には
88鍵より多い鍵盤数のピアノを
製作することは出来るのですが

人にとって意味のある音
音程が聴き分けられる音にはならないので

鍵盤の数を増やしても
意味がないことから
88鍵で止まっているのだそうです。




 

ピアノの鍵盤が
白と黒になった理由は

ひと目で
音の場所が分かるようにするためです。

14世紀頃に生まれた
クラヴィコードと呼ばれる
ピアノの前身の鍵盤楽器は

もともと白く塗られた薄い板と
黒に近い色味の木材である
黒檀(コクタン)が使われていました。

しかし、白い板は
弾いている間に黄ばんだり
黒ずんだりするという問題があって

17世紀から18世紀の
バロック時代には

白い板の代わりに
象牙(ぞうげ)が使われました。

こうして
象牙で作られた白い鍵盤と

黒檀で作られた
黒い鍵盤のピアノが誕生したのですが

しかし、象牙は貴重なもので
値段が高く、また重い、量産ができない
という特徴があり

象牙を使ったピアノは
とても高価なものであり

お金持ちしか
手にできない楽器になってしまいました。

そんな中
アマデウス・モーツァルトが活躍した
18世紀後半に

安い黒檀を多く使用するために
黒鍵と白鍵が

現在とは逆のピアノが作られ
これが主流となっていきました。が










なぜ更に色が反対になり

現在のような白と黒のピアノになったのか。


それは上流階級の裕福な人たちの
見栄(みえ)によるものだという説があり


自分たちの裕福さを
より強調するために


白くて高価な象牙を多く使用した
ピアノを買い求めたのです。


ただ単に見えやすいだけであれば
黒と白のピアノでも問題なかったのですが


お金持ちの見栄で
白と黒のピアノが普及したというわけです。

 


その後、20世紀になると
貴重な象牙の代わりに


白いアクリルなどの合成樹脂を使用した
鍵盤が誕生し


更に、1975年のワシントン条約で
象牙の国際取引が禁止され


象牙を使用したピアノが
作られることはほとんどなくなりました。






 




 






現在コンサートなどで使われるピアノは
「黒色」が主流ですが


ピアノが誕生した18世紀は
「木目」のものばかりでした。


黒いピアノが
世界に広まったのは
日本がきっかけだそうです。
 
日本でピアノが作られるようになったのは
1900年代初頭のことです。


日本はヨーロッパに比べて湿気が多く
木目のピアノだと劣化する恐れがありました。


そこで、湿気に強い「漆」を使って
ピアノを塗装したところ


黒い漆が塗られたピアノは
見た目に高級感があり


演奏者を引き立てると
世界中に広まっていったのです。

 
日本の代表的なピアノメーカーに
ヤマハ(ヤマハ株式会社)と
カワイ(株式会社河合楽器製作所)があり


現在、世界におけるピアノの生産量は
ヤマハが1位、カワイが2位で


精度や耐久性に優れた
高品質な日本のピアノは


世界で認められ
トップシェアを誇っています。

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