今日は何の日

2022/10/21

 10月 21日は

「バック・トゥ・ザ・
リサイクルの日」です。

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映画『バック・トゥ・ザ・
フューチャー』で

ごみを燃料にした
車型のタイムマシーン
「デロリアン」が

到着する未来が
2015年10月21日であることから

その10月21日を
「ごみがごみでなく
エネルギーに生まれ変わる日」として

東京都千代田区霞が関に
本社を置き

循環型社会を目指して
リサイクル技術の開発や

リサイクルの仕組みの
提案などを行う

日本環境設計株式会社が
制定しました。

2015年第1回の記念日には
古着を
リサイクル技術によって糖化し

バイオエタノールに変えた燃料で
映画仕様の 「デロリアン」の
走行イベントを

映画会社の
NBCユニバーサルと共同で
開催しました。

日本環境設計は
あらゆるものを循環させるための
仕事をしていて

私たちの身の回りにあるもの
それが使用された後に
回収、 リサイクルされ

そして新たに同様の製品になり
販売され 私たちのもとに戻ってくる。

循環させることにより
エネルギーや素材としての

石油の使用量が減り
二酸化炭素の排出削減に寄与すると
考えているそうです。

リサイクルという言葉が
使われるようになったのは
ここ数十年ですが

ゴミを無駄にせずに
再利用しようという試みは

江戸時代から
行われていました。

同じ頃のヨーロッパでは
そこらへんに
ゴミや汚物が散乱していて
様々な疫病をもたらしていました。

それに対して江戸時代の街中は
リサイクルが活発だったため

街中はとても奇麗で
清潔に保たれ

江戸時代は
リサイクル技術が素晴らしく
理想的なエコ社会と言えるそうです。

江戸時代の日本は
鎖国を行っていたため

外国から物資を輸入することなく
すべて国内で
エネルギーや資源を賄っていました。

そのため、江戸時代には
様々なリサイクル職人と言える
人たちがいました。

紙屑買い、紙屑拾い

江戸時代では紙は貴重でした。
そのため、紙屑買い、紙屑拾い
と言われる回収業者が
活躍していました。

紙屑買いは
天秤棒を担いで家を回り

使用済や不要になった紙を
秤にかけて買う業者でした。

紙屑拾いは
町中に落ちているゴミを拾い集め
古紙問屋へ売っていました。

これらは回収された紙は
汚れ具合によって分けられ
リサイクルされました。

買い取った古紙は
古紙問屋が業者に頼んで
漉(す)き返し

厠(かわや=便所)用や
鼻紙などとして使われました。

この時代、紙の再生を
徹底して行っていたのは
世界でも稀だったようです。

こうした再生紙を
「還魂紙」(かんこんし)と言い

使い古した紙に
魂を還してよみがえらせるという
意味があるそうです。

古着屋

着物は貴重であったため
新品を買えない庶民には
古着屋は重要なものでした。

武家の女中をしていた女性は
ボーナスとして
着物をもらうこともあったそうで

そんな高級な着物が
横流しされていたようです。

また、江戸では
布も貴重な資源として扱われ

古くなった着物は子供用にし
それが使えなくなると
オシメや雑巾にしたそうです。

ちなみに
着物を仕立て直した時に出る
端切れを買取る「端切れ屋」も
存在しました。

さらに、オシメや雑巾としても
使えなくなった布を燃やし
さらにその灰を再利用しました。

灰買い

燃やした布や
かまどの灰を買い集める灰買い。

江戸時代、灰は様々な用途で
使われていたそうです。

アルカリ性である灰は
肥料や着物の色抜き
洗剤としても利用できました。

鋳掛屋

鋳掛屋(いかけや)は
鍋や釜のような鋳物製品を
修理する職人です。

鍋などは
穴が開いても捨てたり
買い換えたりすることはなく

鋳掛屋に
修理をお願いしていました。

瀬戸物焼接屋

焼接屋は
割れた瀬戸物を焼き継ぎ
と言われる技術によって
直す職人です。

現代では、割れた皿や
茶碗を修理しようと考える人は
ほとんどいないと思いますが

江戸時代では
割れたものでさえも
ゴミとして捨てることは
ありませんでした。

もともと 割れた瀬戸物の修理は
漆を使っていましたが

焼き継ぎは
色も目立たず値段も安かったので
江戸で広まったそうです。

すき髪買い

江戸時代では
髪の毛もリサイクルされていました。

「おちゃない」と呼ばれる業者が
女性が髪をすいた時に抜けた髪の毛を
集めて買取ったそうです。

江戸時代の女性のほとんどは
身分を問わず
髪を結い上げていて

上流階級の女性は
儀式でかつらを使っていました。

そのかつらの原料として
髪の毛が買取られていたのです。

箒買い

新品の箒(ほうき)を売ったり
古くなった箒を
下取りしたりするのが箒買いです。

古い箒は
縄にしたりタワシにしたりし
再利用したようです。

下肥買い

江戸時代では
人間の排泄物まで
リサイクルされていました。

排泄物を集める業者を
下肥買と言い

集めた排泄物を
農家に売っていました。

農家がそれを肥料として使い
新たな農作物を作ります。

ちなみに
庶民の排泄物は安価で
上流階級の人の排泄物は
高価だったそうです。

 

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大江戸リサイクル事情
人口100万を数え、近世では
世界最大の都市といえる江戸。
膨大な日常消費は
草の根レベルの
活発なリサイクルで
支えられていた。


 

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